【TGS 2014】戦いの舞台は全国に拡大！やりこみ要素も充実の3DS「ヒーローバンク2」ステージをリポート

セガは9月19日に、千葉・幕張で開催中の東京ゲームショウ2014にてニンテンドー3DS用ソフト「ヒーローバンク2」のステージを開催した。

11月27日にニンテンドー3DS用ソフトとして発売される、お金がテーマのマネーバトルPRG「ヒーローバンク2」。今回、東京ゲームショウ2014で行われたステージには、同タイトルを統括する製作総指揮の名越稔洋氏と、プロデューサーの下里陽一氏、ナンモクシャイン氏によるゲームの最新情報などが紹介された。

まず最初に、名越氏からプロジェクト全体について語られた。もともとニンテンドー3DSでキッズ向けの作品をあまり行っておらず、そうした作品を常々作りたいと考えていた中で生まれた「ヒーローバンク」。自分たちも勉強しながらプロジェクトを作っていくなかで、1作で終わるのは惜しいと思い、そのときに盛り込めなかった要素などもあり、今回の「ヒーローバンク2」を開発することになったそうだ。

漫画やテレビアニメ、トレーディングカードゲームにアーケードゲームなど、全方位でクロスメディア展開を繰り広げている「ヒーローバンク」。やるんだったら徹底的にやりたいということで、今回の続編でも頑張っていきたいという。

続いてプロデューサーを務める下里氏とPR担当のナンモクシャイン氏が登壇。実機でプレイをしながら、ゲームの内容と新たに強化されたポイントなどが紹介された。

前作は勝堀区だけが舞台だったが、今回から日本全国に拡大。主人公のカイトが国宝級の価値があると言われる伝説の10円玉を求めて全国へ旅に出る。その中で仲間と出会い、敵と戦いながら成長していくといったストーリーになっている。

舞台が全国になったと言うこともあり、ご当地要素も盛り込まれている。都道府県に47人の代表ファイトレーダーがおり、戦って勝つことで吸収合併してお金を稼いでいく。今回は国の借金1兆円を背負ってしまうため、生半可なことでは稼げないという。

本作にはこのほか、各都市を牛耳っている七服神というキャラクターが登場する。それをひとりひとり倒していく必要があるのだそうだ。

ファイトレーダー達が装着するヒーロー着は、前作の2倍登場。今回新たに追加された要素としては、ヒーロー着をカスタマイズできたり、進化させることができるようになった。これにより、かなりやりこみ要素も増えているそうだ。また、マップ自体も日本全国に増えているということもあり、プレイ時間自体も長くなるとのこと。

前作は1対1のバトルだったが、本作では2対2のタッグバトルが採用されている。ゲームでは多くのキャラクターを仲間にすることができ、さらに成長させることもできるそうだ。これにより、パーティを組むという戦略性も求められるという。

バトルはリング上で2対2で戦うわけでは無く、プロレスのタッグマッチのようにピンチになったら交代するといったシステムになっている。ちなみに、リング上に落ちているお金を集めていき技を出すといったバトルスタイルは、前作と同じだ。

前作には無かった投げ技や、ふたりで同時に攻撃するツープラトンなども用意されており、技のバリエーションが増えている部分も本作の特徴のひとつだ。

すでに一部で公開済みの、早期購入特典のふなっしースーツの紹介も行われた。ふなっしーとのコラボはスタッフからの要望もあったそうだが、快諾してもらい今回実現したそうだ。

ちなみにこのふなっしースーツは、早期購入特典で手に入るQRコードを読み込ませることでしか手に入らないとのこと。

もうひつの特典として、アーケードに設置されている「ヒーローバンクアーケード」で利用可能なスペシャルトリプルヒーローカードが付属している。このスペシャルトリプルヒーローカードは、「ヒーローバンク2」に登場するメインのキャラクター3体がすぐに遊べるというもので、ゲームセンターに持って行くと1回だけ無料でプレイすることが可能だ。

早期購入特典以外にも、「ヒーローバンク」ジャリンジャリンダウンロードまつりとして、前作の「ヒーローバンク」でヒーロー着やアイテムなどが無料で手に入るキャンペーンを9月19日からスタートした。

今回全4回で配信されるこれらのアイテムを1回でもダウンロードし、そのデータを持ったまま「ヒーローバンク2」を遊ぶことで、セガリオンとゲーム内で使用できるお金2億円がすぐ手に入るそうだ。