カプコンは、2014年9月18日、千葉・幕張メッセにて開催された「東京ゲームショウ2014」にて、「バイオハザード リべレーションズ2」のスペシャルステージを実施した。
川田氏による実機プレイでは、あまりの恐怖にMCのお姉さんもビックリ!?
サバイバルホラーの金字塔「バイオハザード」シリーズの最新作「バイオハザード リベレーションズ2」。前作「リべレーションズ」は、原点回帰をテーマに探索型ホラーとしての演出を強化し、ファンからの支持を集めた作品だ。今回のステージでは、川田将央プロデューサーと岡部眞輝ディレクターによる実機プレイなどが行われた。
今回のプレイでは、ゲームの序盤と思われる、主人公であるクレアとモイラが謎の施設で、目を覚ましたところからスタート。クレア達はティザーPVでも人々が身につけていた、緑色の光を発する腕輪のようなものをつけられており、場面に応じて腕輪の色が変化するようになっている。加えて、ストーリーを進めていくと所々で監視カメラから見られている時のようなものに切り替わるアングルの演出が入り、「何者かがクレア達の様子を眺め、何かをさせようとしている」ことが強調される。
この腕輪とカメラという2つの謎は本作のストーリーを進めていく上で大きな要素になってくるという。川田氏曰く「前作の原点回帰というコンセプトを更につきつめた」とのことで、ホラーと謎解きの要素を前面に出した昔ながら「バイオ」らしさは健在。その日の司会を務めていたMCのお姉さんが思わず素で怖がっていた程だった。
システム面としては、本作の特徴でもある2人のキャラクターを状況に合わせて変更していくのが重要になりそうだ。クレアは銃やナイフなどの武器の扱いに長け、モイラはライトで暗闇を照らすことでアイテムなどを発見できるという風に個性付けがされており、ゾンビが出た場合にはクレアで戦闘の苦手なモイラをカバーしながら進んでいく必要がある。お互いの距離が離れすぎると扉などが開けなくなり先に進めなくなるため、川田氏はクレアでゾンビ達を倒して安全を確保した後、モイラに切り替えて逃げるというプレイスタイルをとっていた。(今回のプレイでは使われることがなかったが、モイラは銃が使えないだけでバールなどの武器を使った攻撃をすることもできるようになる)
今回の実機プレイが行われた範囲のシーンをまとめた1stトレイラーの映像も公開されているので、その恐怖を是非自分の目で確かめて見て欲しい。
後半は、エピソディック配信形式やレイドモード、各種コラボレーションなどの新発表が満載!
実機プレイの後は、さまざまな新情報の発表も行われた。
そして主要スタッフは前作「リベレーションズ」の面々が引き続き参加、更にシナリオも前作と同じく脚本家の佐藤大さんが監修、更にカットシーンなどの演出には映画監督の山口雄大さんが新たに参加するという非常に豪華な面々で制作に当たっているそうだ。
また、本作からシリーズ初の試みとなる複数のエピソードから構成されるエピソディック配信方式を採用することも明らかにされた。これにより本作は4つのエピソードによって構成されているのだが、ディスク版より一足早くプレイできるデジタル版では、1週間に1話ずつエピソードが追加されていき、その度に世界中のプレイヤーと次の展開について予想しあう、TVドラマを見る時のように楽しめるようになっているという。4分割されることに不安を覚えるプレイヤーにも、ディスク版には予め4つのエピソードが全て収録されており、1つ1つのエピソードに関してもボリュームもかなりしっかりとしたものになっているので安心して欲しいとのことだ。
さらに東京ゲームショウ2014に合わせてアップグレードされたコンセプトティザーPVを見て、発見して謎を公式サイトである「RE.NET」に投稿するとREポイントをゲットできるキャンペーンや、ジル・バレンタインのオリジナル・ウェアを制作した「アルファ・インダストリーズ」の衣装がゲーム内に登場するなど、数々のコラボレーション情報も発表された。各コラボレーションやキャンペーンの詳細については、公式サイトやこちらの記事も参照して欲しい。
そしてステージの最後には、前作で好評を得た「レイドモード」が引き続き「2」ではよりパワーアップして搭載されることも明らかにされた。レイドモードは各エピソードごとに用意され、最初のエピソードを買うだけでもプレイできるそうなので、本編のサバイバルホラーとは一風変わった、ハック&スラッシュのバイオの楽しさを気軽に体験できるようになりそうだ。