セガは、9月19日に千葉・幕張で開催中の東京ゲームショウ2014にて、PS3/PS Vita/AC「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」のステージを開催した。
「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」は、ライトノベルでおなじみの電撃文庫の創刊20周年を記念してセガとのコラボレーションで生まれたタイトルで、人気ノベル作品のキャラクター達が戦う2D格闘ゲームだ。すでに稼働中のアーケード版に加えて、11月13日にPS3版とPS Vita版が発売される。
今回開催されたイベントでは、プロデューサーの野中竜太郎氏とディレクターの寺田貴治氏が登壇し、稼働中のアーケード版や家庭用ゲーム機版の最新情報が発表された。
まずは、今年の3月から稼働中のアーケード版について紹介が行われた。6月から全国大会の予選が各地方の店舗で行われ、その優勝者達が8月30日に集結し決勝大会が開催された。この大会ではコスプレ枠などもあり、キャラクターを大事にしている「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」ならではのイベントとなったそうだ。
格闘ゲームというと女性にはちょっと敷居が高いといった印象があるが、寺田氏によれば操作感としては初心者が派手に戦えて、やりこむと格闘版もOKとなるように考えられているという。ただ、女性にアーケードで連勝している人の所に乱入して戦えというのはさすがに無理があるため、ぜひ今度発売される家庭用ゲーム機版のほうを楽しんでもらいたいとのこと。
続けてPS3とPS Vita版についての紹介が行われた。今回発売される家庭用ゲーム機版ではオリジナルの要素も追加されているため、すでにアーケードで十分に遊んでいる人でも楽しめる内容となっているそうだ。
家庭用ゲーム機版の新しい特徴として一番大きなポイントにあげられるのが、「ドリームデュエル」と呼ばれる会話イベントだ。アーケード版では敵の大将に操られたかのようなキャラクターが登場していた感じであったため、そのキャラクター自身と戦うイメージでは無かった。
そこで、本作では各キャラクター同士が話しているような雰囲気にするために、会話のパターンを全キャラクター分用意しているそうだ。キャラクター同士が出会ったときに、どんな会話になるのかという部分も楽しみにして欲しいとのこと。
ふたつ目の特徴にあげられたのが「ネットワーク」だ。ネットワーク対戦で全国のプレーヤーと戦うことができるほか、チャレンジモードでは、スコアランキングやタイムアタックなどを登録することができる。あと何人抜きすればランキングがあがるなど、確認しながら遊ぶことができるのだ。
そのほか、スペシャルモードとしてキャラクターが見られたり原作を読むことができる。ゲームを遊んでそのキャラクターについてもっと知りたくなったときに、収録されている原作を読んでキャラクターやその世界を楽しめるというわけだ。ちなみに原作はメインキャラクターだけではなく、サポートキャラクターの分も収録されているとのこと。
格闘ゲームを好きになってもらいたいこともあるが、電撃文庫の作品も好きになってもらいたいため、このような要素を多く詰め込んだそうだ。
本作を事前に予約したユーザーの特典として、「電撃文庫FIGHTING CLIMAX MAGAZINE」という小冊子がプレゼントされる。ゲームに参戦している作品の作家やイラストレーター達のエッセイやイラストが収録されており、かなり濃い内容となっている。
ゲーム以外の展開も用意されており、10月にUFOキャッチャーのプライズが登場。11月にはセガ ラッキーくじに「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」のグッズが追加される。A賞として各作家のサインが書かれたタペストリーや主題歌のCD、オリジナルキーフォルダーなども用意されているそうだ。
今回はPS3版だけではなくPS Vita版も発売されるため、同時に「PS Vitaアクセサリーセット」も11月13日に発売されることになった。こちらのセットにはケースのほか、缶バッジやシール、しおりなども入っている。
ここでふたたびゲームの話に戻り、家庭用ゲーム機版で追加された「バーチャファイター」の人気キャラクターである結城晶とパイ・チェンについての紹介が行われた。すでに発売中の雑誌に技表なども掲載されているが、ものすごい数の技があるのでバーチャファイターの晶好きの人も満足してもらえる内容になっているそうだ。
さらに初情報として、「戦場のヴァルキュリア」のセルベリア・ブレスとサポートキャラクターとしてアリシアが参戦することもこの場で新たに発表された。
最後に、先日のJAPAN GAMER’S LIVEでお披露目された電撃FIGHTINGガールズの3人が登場。東京ゲームショウのセガブース内で、彼女たちが「電撃文庫FIGHTING CLIMAX MAGAZINE Vol. 0」を配っているので、ぜひとも入手しよう。
(C)SEGA
(C)2014 KADOKAWA アスキー・メディアワークス
イラスト:本庄雷太
※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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