エレクトロニック・アーツが2015年初旬に発売を予定しているPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360/PC用ソフト「バトルフィールド ハードライン」。千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2014にあわせてクリエイティブ・ディレクターのイアン・ミルハム氏にインタビューができたのでその内容をお届けしよう。
「バトルフィールド ハードライン」は、エレクトロニック・アーツとVisceral Gamesが開発した「バトルフィールド」シリーズの最新作。本作では警察と犯罪者の壮絶なバトルを楽しむことができる。また、今回はグラップリングフックやジップラインといった新規の装備の導入されたことで過去作とは違った戦いかたをすることが可能だ。
本作のクリエイティブ・ディレクターのイアン・ミルハム氏に本作の魅力についてインタビューしてきたのでその内容をお届けする。
――本作はなぜ警察対犯罪者という構図にしたのでしょうか?
イアン氏:「バトルフィールド」シリーズは兵士対兵士だけの構図ではなく、さまざまな可能性を秘めていると思っていました。今までの「バトルフィールド」シリーズにはない世界観や設定ということで警察対犯罪者の戦いになっています。
――シングルプレイは、なぜ主人公のニックが汚職警官と犯罪者との争いに巻き込まれるというストーリーにしたのでしょうか?
イアン氏:これについてはさまざまな人に意見を聞き、警察と犯罪者のどちらも一概に良いとも悪いとも言えないということがわかりました。今回のシングルプレイでは警察と犯罪者のどちらの視点からでもストーリーが楽しめるように制作しています。
――本作の魅力について教えてください。
イアン氏:前作と比べるとさまざまなゲームモードが導入され、新規の装備や車両なども追加されています。自然が多かった過去作とは違い、ビルが立ち並ぶような都会のマップを多く用意しています。また、車両などに乗っていても必ず有利になれるというわけではないというのも本作の魅力の1つです。
――クローズドβテストの手応えを教えてください。
イアン氏:クローズドβテストでは、プレイヤーから多くのフィードバックをもらいました。そもそもクローズドβテストを実施した理由は、さまざまなフィードバックをもらって本作をもっと改善しようと思ったからです。もっと批判的な意見が出るかと思っていたら、プレイヤーからのフィードバックもかなり良く、武器のバランスや装備の使い方などさまざまなアイデアを頂きました。βテストに関しては、今後全プラットフォームに対して何回か行っていく予定です。
――過去作では人気のマップがDLCとして購入できましたが、本作でも予定されていますか?
イアン氏:まだはっきりとはわかりませんが、今のところは予定していません。今後DLCをリリースとするなら、前作のマップをそのまま持ってくるのではなく、似ているマップを追加すると思います。
――DLCのなかには新規のルールで遊べるようなコンテンツも追加されるのでしょうか?
イアン氏:まずは、フィードバックで頂いたさまざまなアイデアを検証して、その中でも一番良いものを本作に入れるつもりです。そのほかに前作でも新規ルールで遊べるようなDLCがリリースされていたので、たぶん追加されると思います。
――最後に日本のプレイヤーに向けてコメントをお願いします。
イアン氏:私は日本のゲームを遊んで育ったので、日本で自分が作ったゲームが発売できることをうれしく思っています。日本のプレイヤーからどういう意見をもらえるかをすごく楽しみにしています。素敵な作品に仕上がると思うので期待していてください。
――ありがとうございました。