セガが本日10月18日に実施しているPS3/PS Vita「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」店頭体験会。本稿では東京会場・ソフマップ秋葉原アミューズメント館での実施模様に加え、プロデューサー・野中竜太郎氏、ディレクター・寺田貴治氏からのコメントも掲載していくぞ。
本日10月18日より東京・大阪・熊本の3ヶ所を皮切りに、全国各地で実施されるPS3/PS Vita版「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」の店頭体験会。
各会場では、アーケード版で使用可能なプレイヤーキャラクター計12体、サポートキャラクター計18体を、アーケードおよび対戦モードのいずれかでプレイすることが可能だ。ハードもPS3/PS Vita版の双方が用意されているため、それぞれのハードでどの様にプレイできるかを確かめることができる。
今回筆者が訪れた東京・ソフマップ秋葉原アミューズメント館では、11時の開始を前に、早くも体験希望者が列をなしており、ユーザーからの本作への期待が伺えた。
家庭用版では、アドベンチャー形式でゲームが楽しめる「ドリームデュエル」をはじめ、原作小説の試し読み&ゲーム内イラストなどを観賞できる「スペシャル」、豊富なキャラクターカラーをはじめ原作者/イラストレーター/出演声優の直筆サインの表示機能なども盛り込んだ「カスタマイズ」、そして忘れちゃいけない全国プレイヤーと楽しめる「マルチプレイ」など、アーケード環境とは趣を変えた、電撃キャラクターたちの魅力をより引き出すコンテンツが多数搭載されている。
なお、体験会では新規参戦が発表されている「バーチャファイター」の「アキラ」「パイ」、「戦場のヴァルキュリア」の「セルベリア・ブレス」「アリシア」、そしてサポート参戦の「一方通行」「折原臨也」「ドクロちゃん」らを使用することはできないが、アーケード版と比べるとさまざまな点が変更されているとか。
格闘ゲームとしての調整は加えられていないものの、一部キャラクターのエフェクトの変更、一部アニメーションの変更(静雄のダッシュに歩きモーションが追加など)、「プレイヤーキャラ×プレイヤーキャラ」「プレイヤーキャラ×サポートキャラ」などの組み合わせでランダムに発生する新規掛け合いなど、細部のクオリティがより詰められているようだ。
また、掛け合いについては後述するインタビューでも話されるが、各作品の原作者同士に「このキャラとこのキャラなら、どういう会話になるのか」を実際に考えてもらい収録しているとのこと。加えて、新規音源の収録の際には「(電撃文庫の中で一番好きな)大河と自分が掛け合いすることができるなんて夢のようだ!」といった、担当声優にとっても嬉しい一幕があったことが語られた。そのほか、新キャラは全て1パッケージで収録されるため、追加キャラとして購入する必要がないことも明かされたので、追記しておこう。
ちなみに、体験会は本日18時(大阪・日本橋は17時)までは下記の店舗にて実施されており、また本日中はどうしても行けそうにないという人も10月25日に東京、11月1日に大阪、11月8日に福岡、11月15日に再び東京で体験会が開かれる予定だ。いずれの会場もゲームを体験したユーザーには、先着ノベルティ「電撃文庫FC オリジナル下敷き」がプレゼントされるので、ぜひ近くの店舗へと足を運び、家庭用版を一度体験してみてはいかがだろう。
また、今回は会場に足を運んでいた「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」のプロデューサーを務める野中竜太郎氏、ならびにディレクターを務める寺田貴治氏からのコメントももらえたので、あわせて掲載していく。ここでは家庭用版の魅力に加え、新情報や裏話も聞けたので、ぜひとも一読してほしい。
野中竜太郎氏&寺田貴治氏からのコメントを掲載
――家庭用版の追加要素やポイントは?
野中氏:アーケード版では対戦をメインに据えていますが、家庭用版ではキャラクター寄りのやり込み要素や、プレイをすればするほど解放されていくコンテンツなどを付け加えていますので、対戦格闘ゲームのファンのみならず、原作やキャラクターファンも違う角度からプレイすることができますので、気軽に手に取ってみて欲しいです。
寺田氏:アーケード環境では「相手と戦って戦って」という点が際立ってしまいますが、家庭用版はキャラクター同士の掛け合いがアドベンチャー形式で楽しめる「ドリームデュエル」や、ゲームを遊んで稼いだポイントを使って解放していくカスタマイズ要素、イラストやボイスなどが観賞できるギャラリーなど、バトルだけにフォーカスしていない点が魅力と言えます。例えばキリトとアスナが話すのは何となくイメージできても、静雄と智花、アスナと黒雪姫がどのような会話するのかは、皆さんもあまり想像がつかないと思うので。
――では、家庭用版の制作にあたってはかなり作業量が増えたのでは?
寺田氏:僕の作業も多かったと思いますが、どちらかというと電撃文庫編集部の方々が頑張ってくれたと思います。新規掛け合いの収録については、編集部が全ての原作者と相談し、「こういう構成が良い」「こういうネタに変えよう」などを取りまとめてくれたので、相当の苦労をかけたと思います(笑)
野中氏:そうですね、文章量をまとめると本1冊分は上がっていると思うので。あとは今回の新規音源の収録にあたってはもう一度来ていただくこととなった担当声優の皆さんもですね。いずれも各作品の主役級キャラクターばかりを集めていますから、それらをアニメなどで担当された方々は相応の豪華声優さんばかりとなりますので、スケジュール管理には苦労しました。
――アーケード版からの(格闘ゲームとしての)調整などは?
寺田氏:一部エフェクト、アニメーション以外は基本的に手を加えていません。やはりこれまでアーケード環境で培ってきたユーザーの苦労を無いものにしたくはないので。また、今回は「アーケード×家庭用版のクロス」をコンセプトにしていますので、アーケード版で鍛えた人が家庭用版に、家庭用版で鍛えた人はアーケードにいっても同じ感覚で遊べるようにしています。いつかはキャラクターの調整などは行うかもしれませんが、それも家庭用版での環境次第といったところです。
――ダウンロードコンテンツの展開などは予定されていますか?
野中氏:近々での予定は立てていません。発表済み以外の新規参戦キャラクターも今のところは目処がたっていないので、まずは家庭用版の発売を迎えてからというところですね。新キャラクターについても全て1パッケージで収録しているので、追加購入という手続きは必要ないです。
――予約特典がなんでも凄いとか?
野中氏:はい、本作の予約特典の「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX MAGAZINE」は、原作者の皆さんに描き下ろしのエッセイを書いてもらったり、描き下ろしイラストや開発陣の裏話なども収録しているので、個人的にはぜひともユーザーさんに手を取っていただきたいです。特に作家さん方のエッセイが若干「大喜利大会」みたいになっていて、相当面白いものになっています。
――大喜利大会ですか?
寺田氏:この中では作家さんたちは殆どゲームの話をしておらず、「俺のクライマックスはここだ!」みたいな、こちらも「なるほどそれでくるか!」という方向のエッセイになっています。かと思えば「僕の書いてるキャラ、もっと強いのいなかったかな」などと語られる作家さんもいて、流石電撃文庫の作家陣だと思えるほどに読み物として面白い仕上がりになっています。
野中氏:後は我々の座談会では早見沙織さんが来てくれたので、早見さんのお話やお姿が拝見できる、ファン必見の一冊ですよ。
――最後に家庭用版を楽しみにしているユーザーに向けて一言お願いします
野中氏:ジャンルとしては格闘ゲームで、格闘ゲームとして僕らもキチンと作り上げているのですが、やはりキャラクターゲームという面をしっかりと押し出していきたいので、原作ファンや格闘ゲームが苦手だという人が遊んでも楽しめるように心がけています。キャラクターの挙動は一つ一つに原作へのフィーチャーを盛り込んでいるので、勝った負けただけではなく、動かして楽しいという点に注目してほしいです。
寺田氏:電撃文庫創刊20周年プロジェクトの一環として立ち上がった経緯を持つ本作なので、電撃文庫さんのキャラクターたちが持つ魅力をぎっしり詰め込んだ、夢みたいな作品になっています。キャラ同士の掛け合い、キャラ同士のバトルなどがたくさん詰まっているので、皆さんにもこの夢を体験してほしいと思います。そして、上手くなった際は「自分の中で電撃文庫最強のキャラクターはコイツだ!」という想いを創り上げてくれたら嬉しいです。
店頭体験会はこちらの店舗で開催!
東京:10月18日(土)
実施時間:11:00~18:00
実施会場:ソフマップ秋葉原アミューズメント館 東京都千代田区外神田1-10-8 平岡ビル
大阪:10月18日(土)
実施時間:11:00~17:00
実施会場:ジョーシン ディスクピア日本橋 大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目9-5
熊本:10月18日(土)
実施時間:11:00~18:00
実施会場:遊ING浜線店 熊本県熊本市南区田迎町6-3-3
東京:10月25日(土)
実施時間:10:00~18:00
実施会場:ビックカメラ有楽町店 東京都千代田区有楽町1-11-1
大阪:11月1日(土)
実施時間:12:00~18:00
実施会場:ソフマップなんば店ザウルス1 大阪市浪速区日本橋3-6-18
福岡:11月8日(土)
実施時間:11:00~18:00
実施会場:フタバ図書TERA福岡東店 福岡県糟屋郡粕屋町酒殿字老ノ木192-1-2001イオンモール福岡1F
東京:11月15日(土)
実施時間:11:00~18:00
実施会場:ヤマダ電機LABI1池袋モバイルドリーム館 東京都豊島区東池袋1-41-1
※今回の体験会では家庭版での追加キャラクターを使用する事は出来ません。
※各開催場所への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
※来場者多数の場合は整理券の配布や入場を制限させていただく可能性があります。
※開催時間前からの座り込みや場所取りはご遠慮ください。
※イベントの内容、開催時間、配布物、配布方法は予告なく変更になる場合があります。※配布物は数に限りがございます。なくなり次第終了となります。