CRI・ミドルウェアは、インディーズゲーム&同人ゲーム開発者向け無償版サウンドミドルウェア「CRI ADX2 LE」をバージョンアップし、開発の効率化のための機能を強化するとともに、オープンソースの2D専用ゲームエンジン「Cocos2d-x」Ver.3.2に対応すると発表した。

目次
  1. ゲームを動作させながらサウンド調整を可能にする「インゲームプレビュー」
  2. サウンド開発を大幅に効率化する「アクション機能」
  3. Cocos2d-x Ver3.2に対応
  4. 公式ガイドブックのご紹介

ADX2 LEは、ゲームならではのサウンド演出を手軽に実現する、便利な機能を数多く搭載したサウンドミドルウェア。最先端のゲームサウンド制作現場でのニーズやノウハウが反映されており、ゲームに必要なサウンドの演出設計を手軽に実現し、サウンドデータの圧縮も行える。

今回のバージョンアップにより、下記の新機能に対応。iOS、Android、PC、Mac向けのゲーム、アプリ開発が可能なCocos2d-xに対応することで、同エンジンでの多くのゲーム開発にADX2 LEを利用することができるようになる。

ゲームを動作させながらサウンド調整を可能にする「インゲームプレビュー」

開発中のゲームプログラムのサウンドを実際のゲームを動作させながら調整することができます。ゲーム中に再生されるサウンドの音量やパン、エフェクトなどのパラメータ設定をオーサリングツールから直接操作でき、サウンド調整等を大幅に効率化します。スマートフォン実機等、ADX2 LE が対応している全ての機種で実際に出る音を確かめながら音のデバッグが行えます。

サウンド開発を大幅に効率化する「アクション機能」

アクション機能では、キャラクターやゲーム中オブジェクトの動作(アクション)に対してサウンド制御を設定することができます。

例えば「エレベーターに乗る」「エレベーターから降りる」という動作を2つのトリガーとして、各アクションに効果音や再生制御を設定します。これにより、プログラムでイベントを呼び出すだけで、エレベーターの乗り降りに合わせたサウンドの再生/停止が実行されます。不安感を強めるために「ワイヤーがきしむ音」を後から追加することも、プログラムを変更することなく、サウンドツール上で設定が可能です。

サウンドに必要な処理のほぼすべてをADX2 LEのオーサリングツール上で設定できる上、ADX2 LEで設定した設定・パラメータはUnity やCocos2d-x にも引き継げますので、ゲームエンジンと親和性の高いサウンド開発が可能です。

Cocos2d-x Ver3.2に対応

Unity Pro版、Visual Studio版に加え、Cocos2d-x版(Ver 3.2)をリリース致します。独自コーデックによるサウンドデータの圧縮や、ムービースプライトクラスへの対応、追加データのファイルパッキングなどでCocos2d-xでのゲーム開発を強力にサポート致します。

「ADX2 LE」の詳細およびダウンロード
http://www.adx2le.com

公式ガイドブックのご紹介

「ADX2 LE」初心者の方や、機能をフルに使いこなしたい方のために公式ガイドをご用意しております。使いながら習得できるチュートリアル付きです。

書籍名:「CRI ADX2 で作るゲームサウンド制作ガイド[CRI ADX2 公式ガイド]」
販売:書店、翔泳社サイト、Amazon等

Twitterアカウント:@ringo_cri
Facebook:http://www.facebook.com/CRI.Middleware

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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