11月29日、東京・新宿ロフトプラスワンにおいて、「Falcom jdk BAND Live & Talk Show Vol.6 ~近藤社長に聞け!ここが知りたい『閃の軌跡II』~」が開催された。

目次
  1. ファルコムタイトルのEDアコースティックで披露!「閃の軌跡II」EDも!
  2. 「閃の軌跡II」ネタバレ必至のトークが展開!
  3. 「暁の軌跡」は帝国の話の周辺をフォローするものに

ファルコムタイトルのEDアコースティックで披露!「閃の軌跡II」EDも!

冒頭を飾ったFalcom jdk BAND(以下、jdk BAND)によるアコースティックライブでは、小寺可南子さん(ボーカル)、岡島俊治さん(ドラム)、水谷美月さん(ヴァイオリン)、榎本敦さん(ベース)、宮崎大介さん(ギター)とおなじみのメンバーで、ファルコムタイトルのエンディング曲中の編成に。

中でも、今回の目玉となったのは「英雄伝説 閃の軌跡II(以下、閃の軌跡II)」のエンディング曲「I’ll remember you」のアコースティックアレンジ。小寺さん、岡島さんらが口を揃えて難しいという楽曲ではあるが、アコースティックならではのより切なさがこみ上げる編成となり、聴き終わった会場からは大きな拍手がこぼれていた。

セットリスト

M1.風の紋章(ダイナソア)
M2.デュルゼルの手紙(「英雄伝説III 白き魔女」)
M3.I’ll remember you(「英雄伝説 閃の軌跡II」)
M4.遥かなる時を越えて(「ソーサリアン」)
M5.Smile Again(「イースI」)
M6.PANDORA(「イースVI」)

「閃の軌跡II」ネタバレ必至のトークが展開!

岡島さんと日本ファルコム 代表取締役社長の近藤季洋氏によるトークショーでは、発売から2ヶ月を経た「閃の軌跡II」について、クリア前提のネタバレトークを展開した。ここではその内容について、差し障りの無い範囲で紹介していこうと思う。

まずは軌跡シリーズにおいて大きな存在であるオズボーンの正体に関して。もちろんその答えについては伏せられたままだが、元々軍人だったオズボーンが政治家となり、またユミルにリィンが預けられた12年前がひとつのキーワードになっているという。

また、あえて帝国編の謎に踏み込まなかった理由については、リィンやクロウといったキャラクター自身にまつわる話が大きくなってしまったことを挙げ、別途軌跡シリーズとしての話を繋ぐものとして、クリア後にプレイできる外伝、後日談を加えることを今年の1月に急遽決定したことを明かした。

また軌跡シリーズの続編については、「閃の軌跡II」にて帝国で起こった内戦は語られたが、まだまだ謎はあるため、今後のエピソードでフォローしていきたいという。そのひとつが軌跡シリーズにおける事件の核心となる“至宝”であり、「閃の軌跡」で登場しなかったことも謎として残しているとのこと。

ちなみに近藤氏によると、十三工房、中でも黒の工房にまつわる部分や、魔女の里のような帝国の古い伝承もポイントとなっているという。内戦という帝国内の大きな問題が目眩ましになっていたそれらの要素がどう絡んでくるのかにも注目しておくとよいかもしれない。

今まさに続編に関する議論は重なっており、シリーズ完結に向けて、ゼムリア大陸のどこを舞台にするかという話も進んでいるそう。ハーメルなどの帝国西部をはじめ、カルバード共和国、レミフェリア公国、レマン自治州、ノーザンブリア自治州、アルテリア法国などがまだ舞台にはなっていないが、全ての地域を扱うわけではないとのこと。

そのほか、キャラクターにまつわる話として、当初エンディングに組み込む予定だった「I’ll remember you」があまりにもクロウにも合っていたため、急遽クロウのシーンに組み込み、新たにエンディング曲を作成したことが明かされた。そのシーンについても、ワンコーラスではなくクレジットを挟んでフルコーラスにし、ミラコインを投げるアドリブも入れたりと、スタッフの思い入れの強さを感じさせるエピソードとなっていた。

なお、ユーザーからはリィンとクロウの人気が男女問わず高いそうだが、そのほかのキャラクターだと男性はデュバリィ、女性はユーシスの人気が高いことなどが語られた。

「暁の軌跡」は帝国の話の周辺をフォローするものに

後半は、来場者からの質問に答えるコーナーが主となったのだが、その冒頭では2015年にサービス予定のPCブラウザゲーム「英雄伝説 暁の軌跡(以下、暁の軌跡)」に関するトークも聞くことができた。

ファルコムが監修し、ライセンサーとして関わるものの中でストーリーは一番ちゃんしていると近藤氏が話した「暁の軌跡」は、もともと熱心なファルコムファンがスタッフとして制作しており、時にファルコム側が忘れていた設定もしっかりと盛り込んでくるということで、近藤氏自身も楽しみにしているという。

今まで出てきた地名の中でそこかと思うような地域が舞台になるという本作、PCオンラインゲームという形態ということでどう続けていくのかはユーザーの応援次第だという。

遊撃士をはじめ、いろいろな職業が登場する軌跡シリーズの中でも毛色の違うメンバーとなっており、舞台となる地域の特色をもって描かれるという。帝国の話が終わっていないこともあり、そこの周辺になると話していた。

そのほか、近藤氏への質問コーナーでは、「碧の軌跡」で言及していた《破戒》について、「閃の軌跡」および「閃の軌跡II」では帝国入りしていないこと、英雄伝説シリーズの魅力ともいえる群像劇の中でエステルやヨシュアといった「空の軌跡」のキャラクターが再登場する可能性があることなどに触れた。

また、トワの“ハーシェル”の理由や、サラ教官が遊撃士になるきっかけとなった“おじさま”の存在など、気になる点についてもシナリオ担当がそういう要素をいれこむ時には情報として出す、出さないに関わらず何かを考えているという。その点からも今後どういったかたちでそれらの情報が語られるのかに期待したいところだ。

最後に、軌跡シリーズ10周年を記念したFalcom jdk BANDのワンマンライブが日本橋三井ホールで2015年3月28日(土)に開催されることや、先日発表された軌跡シリーズ キャラクターソングの第1弾となるエステル・ブライト(CV:神田朱未)のCDが、12月28日~30日に開催されるコミックマーケット87のファルコムブースにて先行発売されることが紹介された。

英雄伝説 閃の軌跡II

日本ファルコム

PS3パッケージ

  • 発売日:2014年9月25日
  • 12歳以上対象
英雄伝説 閃の軌跡II

英雄伝説 閃の軌跡II

日本ファルコム

PS3ダウンロード

  • 発売日:2014年9月25日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

英雄伝説 閃の軌跡II

日本ファルコム

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2014年9月25日
  • 12歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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