ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、マクロミルモニタ使用の男女10代~60代を対象としたアンケート調査「1万人が選ぶ『プレイステーション』歴代人気ソフト」の結果を、PlayStation.comにて発表した。

目次
  1. 1位はRPG「結婚」を導入したアノ名作のリメイク版!
  2. 1版感動したゲームは人気シリーズのPS2作品第一弾!
  3. 「盛り上がるゲームランキング」1位は桃鉄!しかし、年代で見ると…
  4. リメイク・次回作が楽しみなゲーム1位はFFVII、3位はバイオ、2位は…?

本アンケートは、「一番好き」「感動した」「みんなでやると盛り上がる」「最新の技術でリメイク・次回作をつくってほしい」の4つのテーマ元に、男女10代~60代を対象として実施された。納得の結果から意外な事実まで、浮かび上がったさまざまなトピックにぜひ注目しよう。

1位はRPG「結婚」を導入したアノ名作のリメイク版!

歴代の「プレイステーション」で一番好きなソフトランキング

「歴代で一番好きなソフト」は「ドラゴンクエスト」シリーズと「ファイナルファンタジー」シリーズが上位を独占。栄えある1位に輝いたのは「ドラゴンクエストV天空の花嫁」。親子三代に渡るストーリー構成や、”モンスターを仲間にできる”、”結婚”といったRPG史上に残る画期的なシステムに心を打たれた人が多かったようです。

スポーツゲームでは唯一「ウイニングイレブン8」がランクイン。「実名選手も使えるし、一番クオリティが高いと思うから」というコメントからも見て取れるように、「8」からはイタリア、スペイン、オランダのプロチームに所属する選手が実名登録になっていて、サッカーファンとしてはうれしいところ。

さらに2004年はオリンピックの年であったため、日本代表に関しては23歳以下の代表チームも使うことができました。人気コンテンツ「マスターリーグ」内の要素も大幅に追加され、同シリーズの人気を不動のものにした決定版であったことが明らかになりました。

「ドラクエシリーズで一番おもしろい。自分が勇者ではない。結婚し(嫁を選べる)子どもがうまれる。その子どもが勇者である。何回もやることで新たな発見がある」(10代女性)

「一番好きだった。今までやり込んだ数多くのゲームのなかで、最も熱中したのがドラクエですし、その中でもVは名作。子どももプレステ版をやっていました」(40代女性)

「ゲーム途中で僕にとっては究極の選択を迫られるシーンが印象的だったからです」(30代男性)

歴代の「プレイステーション」で一番好きなソフトランキング(40代)

また、世代別に見ると、10代の20位に「太鼓の達人あっぱれ三代目」がランクインしていますが、ほかの世代で音ゲーでランクインしているのは30代40代の「パラッパラッパー」のみ。なぜ、10代だけ同ゲームなのでしょうか。それは「小さいときに家族でやったから」というもの。「太鼓の達人あっぱれ三代目」が発売されたのは2003年で、ちょうどアーケードでも「太鼓の達人」シリーズがブームだった時期。幼いときの原体験の一つとして同ゲームが支持されているということですね。

歴代の「プレイステーション」で一番好きなソフトランキング(10代)

そして、40代のランキングの1位は「バイオハザード」。「こんなリアルなゲームは初めてで感動した」「初めてプレイした時の独特の恐怖感やサバイバル感はいまだに傑作に思う」「当時これがやりたいばっかりに衝動的にゲーム機本体と一緒に買ってきた覚えがある」など、センセーショナルな映像とコンセプトに受けた衝撃を今でも忘れられないという人も多く、これをプレイするために本体ごと購入したという意見は頷けます。同ゲームは発売から18年。40代で人気があるということは、当時は学生よりも社会人が没頭したという背景も。また90年代のソフトが多くランクインしているのを見ると、初代PlayStationへの思い入れの強さも伺えます。

また、40代を筆頭に30代以上のランキングには、「グランツーリスモ」シリーズや「リッジレーサー」シリーズなどのレースゲームが、必ず20位以内にランクインしています。理由の多くは「それまでの家庭用ゲーム機ではありえない臨場感を生み出した」という内容。この2つのシリーズが、レースゲーム好きに与えた衝撃が相当なものだったことがわかります。

1版感動したゲームは人気シリーズのPS2作品第一弾!

映画や小説以上に、感動したタイトルランキング

感動したタイトルでは「ファイナルファンタジー」シリーズが圧倒的! しかし、感動ゲーという括りの3位に「バイオハザード」が入っているのは興味深いです。シナリオやムービーの素晴らしさとは別に、ゲームとしての衝撃も感動度に含まれるということ。さらにゲーム史上初めて重厚なオーケストラサウンドを導入した「アーク ザ ラッド」がランクインしているのも見逃せません。

「ストーリーを盛り上げる音楽が当時としては画期的に素晴らしかった」(30代女性:「アーク ザ ラッド」を選択)

「オープニングの画像が映画の様で感動した」(50代男性:「バイオハザード」を選択)

「盛り上がるゲームランキング」1位は桃鉄!しかし、年代で見ると…

盛り上がるゲームランキング

やはりパーティゲームである「桃太郎電鉄」シリーズ、「みんなのGOLF」「ぷよぷよ!」が根強い人気!「モンスターハンターポータブル」シリーズも上位に名を連ねていて、マルチプレイで盛り上がるという近年のゲームの楽しみ方が垣間見えます。そして、このランキングを平成世代と昭和世代で分けると面白い結果に!

盛り上がるゲームランキング(昭和世代・平成世代)

昭和世代では「桃太郎電鉄」シリーズが1位、2位を独占しているのに対し、平成世代では「モンスターハンターポータブル」が1位と2位を独占。平成世代を象徴する「みんなでプレイするゲーム」は「モンスターハンター」のようです。

上位以外のタイトルも、世代の違いが如実に現れています。たとえば、昭和世代に入っている「ボンバーマン」「ストリートファイター」「TETRIS」など、歴史に名を残すタイトルが名を連ねています。平成世代の方だけランクインしているのは、「クラッシュ・バンティクー レーシング」「クラッシュ・バンディクー カーニバル」。

この2作はそれぞれ、1999年、2000年に発売されており、「親戚の家に行ったときの定番だった」などPSネイティブ世代が幼いときに遊んでいたソフトだということがわかりました。さらに男女で分けると新しい発見が。

「幼稚園と小学生の娘二人にもわかりやすく、毎週末家族で遊んでいました」(40代女性:「桃太郎電鉄11」を選択)

「学生時代にみんなでやった覚えがあるから」(30代男性:「桃太郎電鉄11」を選択)

「通信機能でマルチプレイが出来たので」(20代男性:「モンスターハンターポータブル2ndG」選択)

「高校時代の朝の時間や昼休み、放課後にみんなでプレイした」(10代女性:「モンスターハンターポータブル3rd」を選択)

盛り上がるゲームランキング(男女別)

女性の1位は「ぷよぷよ!」。30歳以上の女性から圧倒的な支持を得ていることがわかりました。理由は「家族で楽しめる」「友達と遊ぶといえばコレだった」など。また「仕組みがわかりやすかったので、子どもと遊ぶことができるゲームだったから」という意見もあり、年齢や性別を問わずに遊ぶことができる作りが、普段ゲームをやることがなかった女性にも受け入れられたという背景が浮かんできます。

リメイク・次回作が楽しみなゲーム1位はFFVII、3位はバイオ、2位は…?

最新の技術でリメイク・次回作をつくってほしいランキング

最新の技術で次回作・リメイクを作って欲しい作品第1位は「ファイナルファンタジーVII」。他にも3位の「バイオハザード」(PlayStation4でHDリマスター版を2015年初頭に発売予定)や、8位、14位にランクインした「キングダムハーツ」シリーズなど初代PlayStation、PlayStation2時代の名作が多く名を連ねます。

最新の技術でリメイク・次回作をつくってほしいランキング(男女別)

男性ゲームファンのランキングを見ると「電車でGO!」がランクイン。発売されたのは1997年ですが、その後、東北新幹線の青森延伸や九州新幹線が開業しており、新たな路線でプレイしてみたいと思う人も多いのかもしれません。一方、女性のみ上位に入っているのが「TETRIS」。一番好きなゲームのランキングでも、7位となっており、グラフィックの進化したPlayStation4やPlayStationVitaでリメイクすると、どのようになるか楽しみなところです。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー