Razerが12月12日に発売したゲーミングマウス「Naga Epic Chroma」(価格は1万6800円(税別))。ここでは本製品に触れることができたので、その内容をお届けする。

本製品は「Razer Naga」シリーズの2015年モデル。自分の手の形にあったものにサイドパネルが交換できる「Naga Epic」とは違い、人間工学に基いて作られた「Naga 2014」を参考にしており手の形、手の大きさ、掴み方などに関わらずゲームを快適にプレイできるデザインとなっている。

また、マウス左にある12個のサムグリッドボタンが凹んでいて、親指でボタンが押しやすくなっているのも特徴だ。本製品は「Chroma」シリーズということもあり、統合設定ソフトウェア「Razer Synapse」より、サムグリッドボタンとスクロールホイールを1680万通りの色のなかから自分の思い通りにカスタマイズできる。

MMO専用ゲーミングマウス「Naga Epic Chroma」

ワイヤード/ワイヤレスに対応した高性能マウス

本製品はUSBコードを抜き差しすることで、ワイヤード/ワイヤレスを切り替えることができる。同梱されている専用の充電ドックを使って充電することができるが、USBコードを繋げることでも充電が可能だ。

ワイヤレス時にバッテリー残量が少なくなった場合には、USBコードを繋げるだけでワイヤードにすることができ、バッテリー切れを心配する必要がなくなる。さらに「Razer Synapse」を使えば、バッテリー残量の確認やワイヤレスモード時の節電オプションの設定ができる。

ワイヤレスでも遅延がない設計

最近のMMOは、瞬発的な動きが求められるFPSやRTSが多くなってきており、ワイヤレスでプレイする際にプレイヤーが最も気になるのはマウスを動かしたときの遅延だろう。筆者も遅延を気にして有線でプレイしているが、本製品のワイヤレスモードでFPSやRTSをプレイしてみたところ、遅延を感じることなく有線時と同じようにプレイできた。

本製品にはARM 32ビットプロセッサが搭載されており、パソコンのリソースを使用することなく、直接マウスがプレイヤーの動きを計算する設計になっているため、ワイヤードとワイヤレスの反応速度はどちらも1msと同等で遅延をまったく感じさせない作りになっているのだとか。また、バッテリー残量が少なくなるとスクロールホイールのライトが点灯するように設定できるので、すぐに有線に切り替えてゲームのプレイが可能だ。また、マウスはしばらく動かしていないと自動的にスリープモードに入ってくれるのでバッテリーが節約できる。

「Razer Synapse 統計&ヒートマップ」にも対応しているので自分のプレイを分析することもできる。

ショートカットキーやマクロを登録して自分なりにカスタマイズ

マウスの左側にある12個のサムグリッドボタン、チルトクリックスクロールホイールが3個、さらにチルトホイール上部についている2個のボタン、左右のマウスボタン2個の計19個ボタンが搭載されており、「Razer Synapse」を使ってショートカットキーやマクロなどを登録することできる。また、本製品のサムグリッドボタンはメカニカルスイッチを採用しており、ボタンの感度が良く直感的な操作ができるようになっている。

サムグリッドボタンの配列がわかりやすい設計

本製品のサムグリッドボタンには、ボタンの形がそれぞれ異なっているので、どこに何番のボタンがあるのかがわかりやすい。筆者の場合はボタンの数が多いマウスだとボタン位置が把握できずに、間違えて違うボタンを押してしまっていたので、サムグリッドボタンのマウスは苦手だった。

だが、本製品は常に親指が5番に置かれるようにデザインされた形状になっており、触感でボタンの位置がわかるので、目視しなくても自然に正しく押すことができた。

ゲーム内のMMOコンフィグレーターでショートカットキーの設定が簡単!

設定画面にあるグリッドアシストディスプレイオーバーレイを有効にすると、ゲーム画面のスキル欄などにあるアイコンをマウスの設定画面にドラッグ&ドロップするとゲームを起動したままマクロの設定ができる。

また、「World of Warcraft」をプレイする場合には専用のコンフィグレーターが用意されているので、グリッドをカスタマイズ可能だ。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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