コロプラが新たにチャレンジするスマートフォンゲーム3タイトルの特徴とは？担当者によって語られたその内容を紹介

コロプラは本日12月17日、同社が2015年に展開する新作タイトルの発表会をメディア向けに実施し、「東京カジノプロジェクト」「バトルガールハイスクール」「Rumble City（ランブルシティ）」の3タイトルを発表した。ここでは、各タイトルの担当者によって行われたプレゼンの内容を紹介しよう。

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ユーザーが求める、スマートフォンゲーム市場における新たなゲームを
カジノで稼いで自分だけのリゾートを作り出せる「東京カジノプロジェクト」
女の子によるバトル＆触れ合いが楽しめる「バトルガールハイスクール」
街づくりの先を行く“開発バトル”が特徴の「Rumble City」

ユーザーが求める、スマートフォンゲーム市場における新たなゲームを

馬場功淳氏

タイトルの発表に先駆けて挨拶を行ったのは、コロプラ代表取締役社長の馬場功淳氏。同氏からは、2014年には「白猫プロジェクト」をはじめ、4本のオンラインゲームアプリを提供してきた同社が、今回発表されたタイトルを制作するに至ったきっかけが語られた。

、昨今のスマートフォンアプリは扱うデータ量ではコンシューマゲームには及ばないものの、各端末の違いや運営などにより、開発における難易度はコンシューマゲームを超えるほどではないかと話した馬場氏。その中で、今年配信された「白猫プロジェクト」はわかりやすい、ある意味でソーシャルゲームの潮流に乗ったものになっているそう。

一方で、今年の初め頃から、ユーザーがスマートフォン向けゲームアプリに求めるものは、常に新しいものの、これまでにないエンターテイメントではないかという気付きを得たことにより1年前から開発をスタート、そして今回発表するに至ったのが以下で紹介する3タイトルだ。

実際、同社の中でも開発段階での流行を取り入れて失敗したタイトルもあり、逆に開発段階で不安のあったタイトルこそ成功に至っているという。今回の3タイトルに関しても1年間にわたって相当の人数をかけて開発し、苦労もしていると話したものの、苦しんだからこそユーザーに届くものになると熱く語っていた。

カジノで稼いで自分だけのリゾートを作り出せる「東京カジノプロジェクト」

先に上映されたティザームービーとともに最初に紹介されたのは、「東京カジノプロジェクト」。そのコンセプトとなるのが、リゾートとカジノの要素を融合した、カジノリゾートシミュレーション。ユーザーは、東京湾に浮かぶリゾート地のオーナーとなり、開発を進めていく。

ゲームサイクルは、さまざまなカジノゲームに挑戦するカジノパートで稼ぎ、稼いだチップによって特殊な建物やアイテムと交換してリゾートを拡張するリゾートパートを経て、またカジノを遊ぶといったシンプルなものとなっている。モチーフのアイデアやオリジナリティにこだわることによって魅力的な建物を用意、これらはアップグレードをすることでさまざまな姿に変化する。

そしてリゾートパートでは“リゾートビュー”と呼ばれる視点を採用、キャラの動きや空、海といった時間の流れを体感できるようになっており、プレイヤーは建物を建てていくことで、自分だけの個性的なリゾートを作り出す。街での基本的な行動は、各建物でコイン回収を行うことだが、リゾートを訪れるキャラクターたちはいろいろな行動を起こすなど、見ていて楽しいシミュレーションを目指して作っているという。

一方のカジノパートでは、日本人にとってカジノは馴染みが薄いこともあり、本格的かつわかりやすさを追求することで、面白さを伝えやすくすることに注力しているそう。また、シミュレーションでありながら「白猫プロジェクト」で導入されたぷにコンを搭載しており、自身のアバターを自由に操作することが可能だ。

リゾートやカジノに登場するキャラクターは50種類以上、アップデートによって人数はどんどん増えていく。また、自由に歩けるカジノの中でアバターとして使用することもできる。

また、カジノを飽きることなくプレイするため、リーグおよびランキング要素も実装。カジノリーグでは、プレイヤー全員でより上位のリーグを目指していき、ライブランキングでは、リアルタイムで時間内により多くのチップを獲得したプレイヤーがインセンティブをもらえるようになる。

本作で遊ぶことのできるゲームは、“ルーレット”“ポーカー”“スロット”“バカラ”“ブラックジャック”“パターゴルフ”“リバーシ”の7種類。本来、カジノにはないパターゴルフとリバーシが追加されているが、これは運ではなく実力でも勝負できる要素として、あったら楽しそうというシンプルな理由から用意されているとのこと。

全てのゲームにコメント機能が搭載されており、コミュニケーションをとりながらプレイできる点が特徴。7種それぞれの操作、ルールはシンプルなものとなっており、もちろん演出も用意されている。

そしてカジノの奥にはV.I.Pルームが用意されており、カジノリーグで勝ち上がることによって入れるようになっている。その先に何が待っているのかは、ぜひプレイして確かめてみてほしいとのことだ。

女の子によるバトル＆触れ合いが楽しめる「バトルガールハイスクール」

次に発表された「バトルガールハイスクール」は、コロプラのタイトルとしては異色となる、女の子が多数登場する、学園を舞台とした学園アクションRPG。まずはそのコンセプトを紹介するべく、ティザームービーが公開された。

本作はそのタイトルの通り、女の子たちが戦うアクションRPGとなっているが、それ以上にポイントとなるのが、学園で女の子と触れ合いながら楽しんでゲームを進めていくという点に注力しているという。とはいえ、コロプラが培ってきたアクションゲームのノウハウは活かされており、女の子たちによる熱いバトルが楽しめる作品になっているという。

本作のキャッチコピーは、「先生！3時間目の授業は、渋谷奪還ですねっ！」。プレイヤーは学校で唯一の男子教師となり、女子生徒たちを育てて戦っていくことに。近未来、異次元からの侵略者「ロスト」に汚染されてしまった世界で、それに対抗するべく集められた女の子たちが、国土を奪還すべく日々戦うといったストーリーが展開する。

女の子たちによるバトルは繰り広げられるシリアスな展開だけでなく、女の子との信頼関係を築いていくことで、明るく楽しい学園生活も見せるようにしていくという。

本作の主なゲームパートは、女の子を育てる学園パートと敵と戦うバトルパートの2つ。学園パートでは教師として女の子のトレーニングに励みつつ、Live2Dにより表現豊かに描かれる女の子とコミュニケーションをとって、親密度を高めていく。コミュニケーションは単に話すだけでなく、“よしよし”することもでき、これによって女の子の新たな一面が見れたり、秘密を知ることができる。1対1の会話はもちろんのこと、女の子同士の会話や、衣装の着せ替えも可能となっている。

そしてバトルパートでは、3Dフィールドで縦横無尽に移動しながらバトルが楽しめるという。「東京カジノプロジェクト」と同様、ぷにコンが採用されてはいるものの、さらなる要素を追加して新たなプレイスタイルを模索しているという。これについては開発途中であり、現段階で明かすことはできないということだが、今後の情報に期待したいところだ。そのほかにも、戦うことで武器の素材を獲得し、武器の作成や強化をしたり、戦いで得た応援ポイントを使い、学園パートで女の子を成長させることも可能だ。

ここで気になるのはどんな女の子が登場するのかという点。今回は、“誰よりも元気で明るい、天真爛漫ながんばり屋さん”星月みき（CV：洲崎綾）、“スポーツ万能なボーイッシュガール”若葉昴（CV：佐倉綾音）、“医師を志す、心優しいしっかり者”成海遥香（CV：雨宮天）の3人が紹介されたが、そのほかにもリリース初期で15キャラクターが登場。ムービーでも確認できる通り、アニメ・ゲームなどで活躍する声優陣を起用している。

なお、主題歌については、キャラクターの一人である星月みきが歌う「Believe」を起用。こちらもムービー内で聴くことができるので、併せてチェックしてみるといいだろう。

街づくりの先を行く“開発バトル”が特徴の「Rumble City」

最後に紹介されたのが、新感覚の街づくりシミュレーションゲーム「Rumble City（ランブルシティ）」だ。Rumbleという言葉には、ゴロゴロ、ガラガラといった騒がしい音という意味があり、活気があり、騒がしく、ワクワクするような街づくりを楽しめるようにしたいという思いからタイトルに入れたという。

プレイヤーは、世界一の大富豪であるビルバンクスの後継者を巡り、街の開発で競い合う。その際には、お世話役のペニー、そしてムービーでもナレーションを担当するハイテンションMC・トークマンがプレイヤーの街づくりをサポートしてくれる。


ビルバンクス

ペニー	トークマン

本作のベースとなる街づくりについては、やり込み要素が組み込まれた本格的な内容となっている。人口を増やすための住宅、資金を集めるための商業施設、街の環境を整える公園、エネルギー施設である発電所や給水所…といった具合に、その時々の街に必要な建物を建設し、街を発展させていく。また、建物はただ建築して終わりというわけではなく、その建物をより大きな建物にランクアップさせる仕組みも用意されている。

建物は初期リリース時点で数百種類を投入する予定となっている。さまざまなテイストの建物が用意されているため、中華風の建物を集めて中華街、イタリア風の建物を集めてヴェネツィアの街並みを再現するといった遊びも楽しめるという。また、リリース後も随時建物を追加し、季節に合わせた建物セットなども投入される。

そして本作ならではの特徴の一つである「ランブルパニック」も紹介。大富豪ビルバンクスが妨害が好きで、街に対してもさまざまな妨害を行う。その妨害を解決することで、ゲームに役立つ特別な報酬がもらえるようになっている。

ではどうやってランブルパニックを解決していくのかというと、火災であれば“消防署”、ウィルスであれば“病院”、犯罪であれば“警察”といった具合に、解決に導くスペシャルスキルを持った“スペシャル建物”とそれに紐づくキャラクターたちが登場。スペシャル建物を街に設置することで、さまざまな能力のスペシャリストを街に配置できるようになる。

なお、スペシャル建物・キャラクターについてはランブルパニックの役立つスキルのみならず、それ以外のスキルを持ったものも存在するという。そちらについては、今後の情報の中で公開していくとのことだ。

また、ソーシャル要素としては「リアルタイム訪問」という、自身がプレイしている街の中に友達が遊びに来て、歩き回ったり、喋ったり、ランブルパニックを一緒に解決したりという楽しみも用意。担当者曰く、プレイしている時に突然来るようなものになっており、かなりびっくりすると思うとのこと。

そして、本作における新たなチャレンジの部分として紹介されたのが、これまでの“街ゲー”にはなかった、複数のプレイヤーで楽しめるマルチプレイモード「開発バトル」だ。同一エリアで同時に街を開発して競い合うというものになっており、その最中では他人の土地を買収して奪うといった、マルチプレイならではの遊びも用意されている。