カプコンは2014年12月20日、千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2015」にて、「モンスターハンター4Gスーパーステージ」を実施した。
今や国民的タイトルにまで成長した、大人気ハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズ。2014年10月11日には最新作である「モンスターハンター4G」が発売され、現在も様々な追加クエストの配信が行われている。まだまだ熱も冷めやらぬ中、「ジャンプフェスタ2015」では、その「モンスターハンター4G」をフィーチャーしたステージが開催された。その模様をお届けしよう。
辻本プロデューサー・藤岡ディレクターの実機プレイから最新情報まで公開!
ステージが始まると、「モンスターハンター4G」といえばやはりこの2人、お馴染みの辻本良三プロデューサーと藤岡要ディレクターが登壇。今回はジャンプフェスタということで、ダウンロードコンテンツであるジャンプとのコラボ装備の中から、現在配信中の操虫棍「断罪の銃棍」に加え、12月22日に配信される第2弾クエスト「JUMP・灼熱燃闘」で手に入る「反逆王Jシリーズ」装備を使った実機プレイが行われた。
今回のクエストの相手となるのは、攻撃・防御などあらゆる面が強化されている「極限状態」となったジンオウガという強敵。既にゲームではいやというほど戦ったハンターも多いかと思うが、極限状態のモンスターとの戦いはそれほど公式で公開されていないこともあって、ドンドルマが総力を結集して作ったアイテム「抗竜石」を使っての攻略法も解説。
極限状態のモンスターは罠も乗り攻撃や属性ダメージを受け付けなくなるという非常にやっかいな状態だが、抗竜石を使うことで武器に様々な効果を付与し、極限状態の効果をやわらげることができる。ただし抗竜石は一度使うとしばらく使えなくなってしまうという弱点があるので、2つの石を交互に使用して効果時間を補うのがいいというアドバイスを送っていた。
順調かに思えた狩りの最中には、辻本プロデューサーが不意に「粉塵」と呟き、周囲のハンターの体力を回復させるアイテムである「生命の粉塵」を使ってくれと合図を送るという一幕も。だがこれに藤岡ディレクターは咄嗟に反応することができず、辻本プロデューサーは1落ちしてしまい、「ごめん」と謝るというモンハンプレイヤーなら誰もが「あるある」と頷いてしまうリアルな光景も繰り広げられていた。
やがて攻撃を継続していくと、ダメージの累積でジンオウガの極限状態が解除された瞬間、藤岡ディレクターの乗り攻撃が成功しダウンを奪う。その間に辻本プロデューサーがしかけていた落とし罠にひっかけるという連携が決まり、無事に角の部位破壊に成功。サブターゲットを達成したということで、時間の都合で実プレイはここまでとなった。
続いて会場の来場者が参加できるモンスターハンタークイズも実施された。「セルレギオスの鱗によって引き起こされる新しい状態異常は?(A:裂傷状態)」「あらゆる状態異常が回復する、みんなで使えるけむり玉は?(A:万能湯けむり玉)」など、4Gをプレイしていればわかる基本的な問題が多かったこともあり、なんと出題された全5問の内、全て最初に指名されたお客さんが正解するという、100%の完璧な正答率を達成。
時折辻本プロデューサーが4択の内の1つを藤岡ディレクターを弄ったネタ回答で潰して3択にしてしまうというサービス(?)もあったとはいえ、回答したのは小さな子供から若い女性まで幅広く、様々な層にモンスターハンターの人気が定着していることを改めて実感させられる結果となった。
その後には告知として、さまざまな最新情報も公開された。まず会場のスクリーンにはお笑いコンビ・アメリカザリガニの柳原哲也さんと平井善之さん、俳優の岡田義徳さんによるビデオメッセージが上映され、3人が共演中の「モンスターハンター」の番組「一狩りいこうぜ!4G」のスペシャル放送が2015年1月4日に行われることが発表。12月22日に最終回を迎える同番組だが、スペシャル放送に相応しい豪華ゲスト陣が多数登場し、手加減なしの狩り対決が行われるという。
さらに、恒例の「モンスターハンター」シリーズと大阪のテーマパーク「ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)」とのコラボ「モンスターハンター・ザ・リアル」から、先行配信されるクエストで入手可能なコラボレーション装備「スターナイトシリーズ」も公開された。
ファンタジー世界のような鎧に青い水晶のような輝きのコントラストが美しい装備だが、「スターナイトシリーズ」の片手剣は、抜刀中に光るという特殊な演出用ギミックも用意されているという。またオトモ用には「マジカルネコシリーズ」という大きな帽子にステッキ、丸メガネという世界的人気を誇るあの魔法使いを彷彿とさせる(?)衣装が用意されており、それに言及しかけた辻本プロデューサーが「やめましょう」と遮って会場の笑いを誘うという一幕も見られた。
コラボクエスト以外にも、「ザ・リアル」では等身大の「ジンオウガ」と「セルレギオス」が展示されることも明かされ、これまで多くのモンスターが実物大で登場してきたが、同時に2体のモンスターが新たに制作されるのは初の試みとなることのことだ。
「モンスターハンターフェスタ」に関する最新情報では、当日行われる大会参加者に配布されるオリジナルポーチの実物と、さらにイベントの目玉として全長15mにも及ぶ等身大クシャルダオラが展示されることも明らかにされた。公式ファンクラブ「モンハン部」とのコラボとして、ジャージや竹刀など個性的なコラボ装備が入手可能なクエストも会場にて先行配信が行われる。
ちょうどモンスターハンターフェスタの大阪大会とUSJでの「ザ・リアル」の期間が被っていることもあり、辻本プロデューサーは「大阪への旅行のついでに、ザ・リアルとフェスタを一緒に楽しんでいただければ」と語っていた。
最後には辻本プロデューサーと藤岡ディレクターの2人から、来場したファンに向けたメッセージが送られ、惜しまれつつもイベントを締めくくった。
当日会場の物販コーナーで販売されていたグッズの中から 2人のイチオシも紹介されていた。おなじみのこんがり 肉型クッション。 |
こちらは「モンスターハンター スタンダードモデル Plus」 を全種類揃えること完成するセルレギオスだ。 |
藤岡氏:「MH4G」も無事発売され、皆さんに遊んでいただけているようであれば嬉しいです。まだまだイベントやクエストを配信していくので、その間一緒に盛り上がっていければと思っております。よろしくお願いします!
辻本氏:「4G」発売から数ヶ月が経ちましたが、まだまだ残っている配信クエストなども楽しんでいただきたいですし、何より「MH」フェスタは「MH」のお祭りですので、是非1度足を運んで体験していただければと思っています。そちらも是非よろしくお願いします!