ニュース更新の少ない年始だからこそ、自分たちの思い入れのあるゲームを紹介したい! そんなGamer編集部のメンバーたちが好き好きに書きなぐった、冬休みゲーム特集をお届け。第2回は「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」。

目次
  1. 基本的なシステムをおさらい
  2. 好みの曲があるよ、あるよね!よりどりみどりの楽曲ラインナップ
  3. スピリチュアルパワーであの子を勧誘(したい)!カードコレクション要素
  4. ライブ会場はどこ? スマホか、タブレットか
  5. 「スクフェス」にハマったあとは……。

「ラブライブ!」といえば、ゲームファンでもその名を耳にしたことのあるかたは多いのではないでしょうか。廃校の危機に瀕した母校を救うべく立ち上がった、9人のスクールアイドル「μ’s」の物語。電撃G’s magazineの誌上企画としてスタートしたこのタイトルは、2度のTVアニメ化をはじめとするメディアミックス展開を経て、今やすっかりビッグタイトルとなりました。

今回紹介するのは、この「ラブライブ!」初のゲーム化作品である、iOS/Android向けアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」、通称“スクフェス”です。「リズムアクションゲーム」として2013年4月にリリースされたスクフェスも、サービス開始からわずか2年足らずで国内ユーザー数600万人を突破。さらに簡体字版や繁体字版、韓国語版、英語版を合わせると、全世界で1,000万人以上のユーザーにプレイされています。

「ラブライブ!」やスクフェスの名を、Twitterやブログなどで目にしたことのあるかたも多いと思います。中には、「気にはなるけど今さら『ラブライブ!』を追いかけるのも……」「600万人もプレイしているゲームを今になって始めるなんて」と躊躇しているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言えば、遅いということはまったくありません。気になったときが始めどき! そして、今から「ラブライブ!」を知るのに、スクフェスはぴったりなんです。本稿ではそんなスクフェスの魅力を書いていきます。

基本的なシステムをおさらい

……と、その前に、スクフェスの基本的なシステムをおさらいしましょう。このゲームの大きな構成要素は、「カードコレクション」と「リズムゲーム」の2つです。

まずは「カードコレクション」。スクフェスの部員(カードですね)にはN(ノーマル)、R(レア)、SR(スーパーレア)、UR(ウルトラレア)という4段階のレアリティがあり、それぞれにスマイル・ピュア・クールの属性値、特技、体力といったパラメータが設定されています。練習(いわゆる合成)でレベルが上がったり、特別練習(同じカード同士を掛け合わせる、いわゆる覚醒)でパラメータ上限が上がったりすることで、その能力はアップしていきます。

そして、この部員9人を組み合わせた「ユニット」でプレイするのが「リズムゲーム」のパート。

「リズムゲーム」パートでは、画面に9人の部員のアイコンが半円状に並べられ、曲が始まるとそこに向かって中央からリズムアイコンが飛んでいきます。音楽に合わせながらリズムアイコンをタップしたり、長押ししたり、同時押ししながら譜を進めていき、高得点を目指します。

おさらいはここまでにしておいて、改めてこのゲームの魅力をお伝えしていきましょう。「リズムゲーム」と「カードコレクション」の楽しさを大きく増幅させる、「ラブライブ!」のエッセンスとは!

好みの曲があるよ、あるよね!よりどりみどりの楽曲ラインナップ

「ラブライブ!」という作品の根幹にあるのは、「PVを含むアニメーション」「雑誌上の読者参加型企画」そして「μ’sの歌う楽曲」の3つ。このうち、スクフェスに関係するのはもちろん「楽曲」です。

スクフェスは「ラブライブ!」のゲームであると同時に、いわゆる“音ゲー”でもあります。音ゲーというからには、やはり重要になるのが曲数です。2014年12月15日現在、スクフェスでは常時プレイできる曲は50曲、日替わりで登場する曲が10曲、その他に期間限定で都度追加される曲が数曲あります。これだけある曲のすべてがμ’sの、あるいはμ’s内で組まれたユニットやデュオ・トリオの曲なんです。

さらに、収録曲のジャンルも実にさまざま。夏感満載のアップテンポなサマーチューン「夏色えがおで1,2,Jump!」、ダンサブルなビートを取り入れた格好良さ満点の「soldier game」、昭和歌謡の雰囲気あふれる「秋のあなたの空遠く」、ユーロビート調をふんだんに取り入れた「Beat in Angel」、これぞ和風ロックといった出で立ちの「私たちは未来の花」などなど、ここでは紹介しきれないほどのナンバーが収録されています。

これだけ多種多様な曲が揃っているのも、「ラブライブ!」そしてスクフェスの魅力。もともとアニメソングという分野はさまざまなジャンルの作曲家が参加している分野であるゆえに“ジャンルのるつぼ”となりやすいのですが、中でも「ラブライブ!」はその傾向が色濃く出ている作品です。

好きな曲をフルコンボしたときの気持ちよさは格別……! 目指せ、SSS!

音ゲーをプレイしていると、何十回でもやりたくなるほど好きな曲に出会うことがありますが、これだけの曲がラインナップされているスクフェスなら、何度プレイしても飽きないほど好きになれる曲がきっと見つかるはず。ひとつひとつ吟味しながら、ぜひグッとくる楽曲を探してみてください。

「ありすぎて何から始めたらいいかわからない!」というかたは、この季節にぴったりなμ’sのウィンター・ラブソングであり、この曲で「ラブライブ!」にハマったという人も多い「Snow halation」、さわやかかつエネルギッシュなアップチューン「Wonderful Rush」、TVアニメ版におけるμ’sの思いと姿を描いた「僕らは今のなかで」からプレイしてみてはいかがでしょうか。ちなみに筆者は西木野真姫・園田海未・絢瀬絵里の歌う「soldier game」、園田海未・星空凛・東條希の3人で構成されるユニット“lily white”の楽曲「微熱からMystery」、絢瀬絵里・西木野真姫・矢澤にこの3人で組まれるユニット“BiBi”が歌う「Cutie Panther」がお気に入りです!

システム的な話をしますと、各曲には「EASY」「NORMAL」「HARD」「EXPART」の4つの難易度が用意されており、音ゲー初心者から腕の立つ熟練者まで楽しむことができます。また同じ難易度の中でも星の数でさらに細分化されており、自分にぴったりのレベルを把握することができるでしょう。

筆者は普段「EXPERT」でプレイしています。ここまで来ると難しい曲は本当に難しいのですが、フルコンボできたときの喜びは格別。しばらく後に再プレイすると、思った以上に簡単に思えたりもします。こんなふうに、自分の上達を実感できるのも、このゲームの醍醐味ですね。

スピリチュアルパワーであの子を勧誘(したい)!カードコレクション要素

さて、スクフェスもうひとつの魅力は「カードコレクション」です。前述のとおり、これは「リズムゲーム」と双璧をなす、スクフェスのもうひとつの大きな要素です。

カードの4種類のレアリティのうち、ライブのプレイ報酬で手に入るのはRまで。SR以上は「特待生勧誘」というガチャを回すか、イベント報酬、あるいはBlu-rayやCDなどの関連商品の特典で手に入れることができます。

μ’sのメンバーが描かれているカードはR以上。RではPVやTVアニメで着ていた制服や衣装といったおなじみの装いのμ’sが描かれています。そしてSRやUR以上になると、スクフェスオリジナルの衣装に身を包んだμ’sがカードイラストとなっています。

特筆すべきはそのイラストが新規に追加される頻度とクオリティ。実に毎月9人、μ’s全員分の新しいスクフェスオリジナルイラストが公開されているのです。月ごとのテーマも千種万様、あるときは動物をモチーフにした衣装、またあるときは和服風の衣装や、御伽話の登場人物を模した姿……などなど。

さらにそのクオリティも、TVアニメやG’s magazineと比べてまったく遜色がなく、イラスト集が刊行されるほど。この「カードイラストのクオリティ」というのは、ソーシャルゲームの中でも重要な要素です。やはり登場するカードイラストのタッチやクオリティが統一されていると、ゲームの雰囲気もまとまるもの。

ましてやμ’sの9人がメインとなっているコンテンツですから、目にする人たちが彼女らに“違和感”を覚えないことも大切です。こういったところでも、作品の世界観が大事にされているのが伺えます。

ところで、カードには特技があると前述しましたが、この特技は大きく分けて「スコアアップ」「判定強化(miss以外のリズム判定をPerfectにする)」「体力回復」の3種類があります。カードのレアリティが高くなるにつれて、特技のスコア上昇値が高くなったり、判定強化の発動時間が長くなったり、あるいは特技とは別にカードの能力値が上がっていきます。

これらは確かにリズムゲームのスコアに直結するので、SRやURなどの高レアリティカードを持つに越したことはないのですが、ただ持っているだけでも仕方ないのがこのゲームのおもしろいところ。楽曲をクリアしたり、好スコアを出すために必要なのは、何はともあれ自分の腕です。まず自分の腕があって、その上にカードの強さが重なり、高得点へと結びついていきます。単純に財力や運だけでいいスコアが出るわけではないので、がんばり次第でスコアを伸ばせるのがうれしいところですね。

好きな子だけでユニットを組んでプレイするのも大きな醍
醐味!
ちなみに筆者は××万円課金しましたが、未だに好きな子の
URが出ません……。

ライブ会場はどこ? スマホか、タブレットか

さて、最後に番外編的なお話を少し。このアプリはスマートフォンとタブレットの両方に対応しています。プレイヤーの間でもたまに話題になるのが、「どの端末でプレイするか」という問題。

筆者は普段iPhone5Sでプレイしています。スマートフォンの一番の利点は、なんといってもどこでもプレイできること。電車の中や待ち合わせ中など、スキマ時間にさらっとプレイすることが可能です。

逆にスマートフォンの欠点は、“的”が小さいこと。ライブパートで並べられた部員のアイコンが、スマートフォンの画面ではあまり大きくなく、感覚的にプレイしていると押しそこねることもしばしば。最近のAndroid端末やiPhone6/6 plusだといくらか大きくなりますが、端末自体が大きすぎて、特に女性だと指が届きにくい部分があるというケースも耳にします。

押したつもりが……! 無情にもすり抜けるリング。

一方タブレットでは、スマートフォンの長所と短所がそっくりそのまま逆になります。タブレットはそもそも画面自体が大きいので、そのまま“的”も大きくなり、押しやすくミスが減るという利点があります。親指に比べて関節がひとつ多い人差し指や中指でプレイするため、速い譜面に対応しやすいのもメリット。

また、特技発動時に部員が画面に登場する「カットイン」をオンにしてプレイしていると、より鮮明でダイナミックな演出を楽しむことも可能です。

ただどうしてもテーブルなどに置いてプレイするようになるので、場所を選ぶことと、ディスプレイが大きすぎて画面端と真ん中を行き来するような譜面では運指がせわしなくなってしまうのが欠点といえるでしょう。

そこで個人的におすすめしたいのが、iPad miniです。実は筆者はつい先日iPad miniを購入し、実際にプレイしてみました。友人のiPad Airでプレイさせてもらったときほど大きすぎず、かつスマートフォンよりも確実にタップすることができるため、かなりやりやすく感じました。

もちろんApple製品でなくとも、この大きさに準ずる対応タブレットであれば大丈夫でしょう。やや目立つかもしれませんが、やろうとすれば電車の中でもできそうです。迷っているかたは、ぜひ参考にしてみてください。

「スクフェス」にハマったあとは……。

いかがでしたでしょうか。「リズムゲーム」と「カードコレクション」の2つのポイントから、スクフェスの魅力をお伝えしてきました。

スクフェスをやってみて、「ラブライブ!」の曲が気に入ったら、ぜひ「ラブライブ! μ’s Best Album Best Live! collection Blu-ray Disc付」でこの作品の楽曲を堪能し、付属のBlu-rayでPVを見てみてください。PVにグッときたら、次はぜひぜひTVアニメをチェックしてみましょう。「ラブライブ!」本編を知れば、シナジー効果でスクフェスもより楽しめるようになります。年末年始はスクフェスと「ラブライブ!」で過ごしてみませんか? まだまだ“部員”は募集中ですよ!

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

KLab

iOSアプリiOS

  • 配信日:2013年4月15日
  • 価格:基本無料

    ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

    KLab

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2013年6月6日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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