バンダイナムコゲームスは2月14日・15日の2日間にわたり、新宿アルタ前広場にて開催されている「ワンピース 海賊無双3」の先行試遊イベント「~エースの意志を継げ!~」にて、本作のゲーム制作発表会を実施した。
本イベントでは、“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートとルフィの兄貴分であるボートガス・D・エースの特別なモニュメントを展示。2人のエピソードは印象に残るシーンの一つであり、新宿を歩く多くの「ONE PIECE」ファンが足を止め、撮影をしていた。
また、プレイアブルキャラではシリーズ初参戦となるサボが使用できるPS4版での先行試遊も実施。試遊した人にはルフィ、エース、サボがデザインされた特製クリアファイルがプレゼントされるほか、会場ではイベントのタイトルにちなんで、メラメラの実型チラシが配布されている。
会場では本作のプロデューサーであるバンダイナムコゲームス 中島光司氏とコーエーテクモゲームス 鯉沼久史氏によるゲーム制作発表会も行われ、寒空の中ではあったものの多くの人が足を止め、制作にまつわるエピソードを聞いていた。ここではその模様を簡単にではあるが、お伝えしていこう。
今回は街頭でのイベントとなっていたため、これまで「ワンピース 海賊無双」シリーズをプレイしたことのない人に向け、これまでの展開を紹介。1作目では「ONE PIECE」の物語の追体験、2作目では無双アクションの追求をそれぞれ掲げてきた本シリーズではあるが、3作目となる本作では集大成としてそれぞれの要素を取り入れるかたちで制作を進めてきたという。
また、本作では新たにプレイステーション4でも発売される。これについてはバトルでの敵キャラクターの数が増えるなど目に見えるところはもちろん、鯉沼氏はアルゴリズムが強化されている点にも言及。今回の試遊についてもPS4版でプレイできることから、ぜひ触ってみてほしいとアピールした。
続いては本作に収録されるストーリーについて。1作目で取り上げなかったところから、漫画・アニメの最新エピソードである「ドレスローザ編」までを収録しており、ゲームの冒頭ではモーガンが登場するエピソードが描かれる。漫画の掲載時となるとすでに10年以上が経過しているエピソードであり、中島氏自身も当時は中学生だったということから、長く愛されてきた作品であることを改めて感じさせる。
ちなみに、今回制作したモニュメントについては、白ひげとエースが登場するマリンフォード編が盛り上がった時期に合わせて用意したということで、今後については現状ではまだ未定とのこと。いつ見られるかわからないので、興味のある人はチェックしておくといいだろう。
また、ゲーム制作時に苦労した点について鯉沼氏は、基本が人間の姿であるものの使う能力が通常の人間の動きではないことから、ゲームで表現する際には、キャラクターごとのアクションを関節の動きから、すべて作りこんでいる点を挙げる。そうした苦労を経て作られたキャラクターたちの再現度についても、注目すべきポイントのひとつ。そのほか、まだ伝えられていない情報としてはゲーム中に用意されたコレクション要素もあるということで、こちらは今後ムービーなどで伝えていきたいそう。
アニメ、漫画のいいところゲームに落としこみ、原作者である尾田栄一郎氏の絵力の表現、そしてそれらの表現によって描かれる要素を実際にプレイできるなど、本作の魅力をアピールする中、急遽2月21日より全国の各都市にて体験会が開催決定。初日となる21日は池袋と神戸の2都市で行われるとのことなので、詳細は正式な発表を待とう。
ここで新情報として、「ワンピース 海賊無双3」とプレイステーション4のコラボレーションによる数量限定モデル「PlayStation4×ワンピース 海賊無双3 Special Edition」がソニーストア限定で販売されることが明らかに。ルフィ、サボ、エースの三兄弟をそれぞれあしらったオリジナルデザインがHDDベイカバーに施されており、2月16日より予約が開始される。受注生産になっているとのことなので、欲しい人はこちらも忘れずにチェックしよう。
最後に、過去2作を経て発売される本作への意気込み、いろんなキャラクターで遊べる新モード「ドリームログ」などまだ詳細が明かされていない情報についてもふれつつ、ステージは終了。その後はアルタビジョンと試遊エリアのモニターにて、今回が初公開となる、ルフィ、サボ、エースの三兄弟にフィーチャーしたPV第4弾が上映された。
なお、本イベントは15日も引き続き行われているので、興味のある人はぜひチェックしておこう。