ミストウォーカーコーポレーションは、同社CEO・坂口博信氏が「Game Developers Choice Awards」にてLifetime Achievement Award 2015を受賞したと発表、iOS/Android用アプリ「TERRA BATTLE」にて受賞記念アイテムプレゼントキャンペーンを本日3月5日より開始した。
毎年行われている世界最大のゲーム開発者会議「Game Developers Choice」には、恒例の表彰イベント「Game Developers Choice Awards」が存在する。これは、約500名のゲーム業界関係者の投票によって優れた作品を選出するという賞で、ゲームだけでなく特筆すべき業績を残した個人も表彰されるのが特徴だ。
今回坂口博信氏が受賞したのは、この個人への表彰にあたる「生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)」というものになる。今回は受賞記念として、「TERRA BATTLE」にて受賞記念アイテムプレゼントキャンペーンが実施されるので、下記の受賞コメントとあわせて確認しておこう。
アイテムプレゼント!
今回の受賞を記念して、坂口本人が今欲しいアイテムを皆さんにもプレゼントいたします。
エナジー×5
「真実の契約」を行ったりスタミナを回復させたり、いろいろできるお役立ちアイテム
ライファロン×2
ジョブ進化のために必要なレアアイテム
やすらぎの草×10
「人」のジョブ進化のために必要なアイテム
プレゼントコード
有効期間内に以下のシリアルコードを入力するとプレゼントがもらえます!
シリアルコード:cyrkrnHAjfmjYDYf
※有効期限は2015年3月12日までとなります。
※コード入力はゲーム内【オプション】>【プレゼントコード入力】。
坂口博信氏よりプレゼントへのコメント
テラバトル・ユーザーのみなさんへ
引退賞もらっても、現役でいられるのはみなさんのおかげです。
というわけで、プレゼントを。
というか、今、自分の課金アカウントでほしいもの一覧となっています(^^;
ライファロン出ない・・・やすらぎの草たりない・・・んで(^^;坂口博信氏「生涯功労賞」受賞コメント
GDCより「Lifetime Achievement Award」をいただきました。「生涯功労賞」という日本語訳を見ると「おやおや引退ですか~」というニュアンスを感じますが、そんなことはありません。まだまだ作り続けていきますよ~ということで、冗談はさておき、非常に光栄に思っています。この場を借りてお礼を。ありがとうございます。
自分自身は、あまり過去を振り返らずに、最先端のものだったり、「現在」の市場の中でもがくのが好きな質なのですが、賞をいただいたことをきっかけに、あらためて駆け足のような自身のゲームクリエーター人生を振り返ってみました。
アップル2のウィザードリーやウルティマに刺激されカルチャーショックを受け、田中弘道(スクウェア同期)の家で徹夜で画面にかじりついていたこと。その後、それほどスキルを持ちあわせていなかったが故に、新しくできたばかりのソフトハウスだったスクウェアに、「ここならなんとかなるか」とアルバイトで潜り込んだこと。
何作かチャレンジしつつ、自分の限界を感じて、ゲーム業界を去る前に1作つくろうとファイナルファンタジーを誕生させたこと。初対面にもかかわらず、FF愛が故に1時間ちかくもFFのダメさを説教してくださった鳥嶋さんとの出会い。鳥嶋さんは本当に恩師です。
その後、毎作全力をつくしてアイデアとエネルギーを出しきり、次回作ではまったくのゼロから出発しようと決め、クロノトリガーやパラサイトイブなども含め、ひたすら作り続けたこと。FF7での3Dグラフィクスの導入。映像や演出、なによりストーリーをゲームに融合したかった強い思い。ミストウォーカーとして独立したこと。そして、昨年10月にリリースしたテラバトルでのアプリ・ゲームへの参入と、新しい仲間たちとの前向きかつエネルギッシュな喧嘩ともとれる語り合い、などなど。
もちろん思い通りにならないことばかりで、しかも現在のゲーム市場はむかし想像していたものとはかなりの違いがあり、結局はいつまでたっても勉強せねばならないことの連続です。なにしろゲームというものの周辺はスピードが異常に速いとしみじみ感じます。でも、それが自身の活性化のもとであり、こうやって今でも制作にしがみついている理由でもあります。
あの時代にゲームに出会い、作り手への道がひらけ、そこに熱中しつづけられていることに感謝します。そしてなにより、道を辿ってきた過程で出会った仲間や恩師と呼べる人がいなければ、今の自分はなかったと強く思います。数えきれないほどの感謝を、この場を借りて送らせていただきます。また、最後になりましたが、このような賞を授与してくださったGDCの方々に深く感謝いたします。本当にありがとうございました。