コーエーテクモゲームスが2015年3月下旬に配信予定のiOS/Android向けアプリ「ぐるぐるダンジョン のぶニャが」。間もなく配信を迎える本作のプレイレビューをお届けしよう。

目次
  1. ストーリーモード“のぶニャが公記”は史実とのバランスが絶妙!
  2. ダンジョン探索は“罠”“お宝”“精鋭”がひしめくドキドキ感が楽しめる!
  3. スロットバトルはまず図柄を揃えることから!
  4. チュートリアルを活用して自分のペースでプレイしよう

本作は、史実上の戦国武将を元にした、ねこ武将たちが活躍する「のぶニャが」シリーズの最新作。「ねこ戦国」の世界に迷いこんでしまった主人公(プレイヤー)が、“織田のぶニャが”らねこ武将たちとともに時を駆け巡る、ダンジョン探索RPGだ。

そのコンセプトとなるのが、タイトルにもある“4つのぐるぐる”。時を駆け巡る壮大な物語、3Dダンジョンの探索、敵と対峙するスロットバトル、GPSとの連動がそれぞれゲームにどのような魅力をもたらすのか、配信に先んじてプレイした筆者の感触を通してお届けしたいと思う。

ストーリーモード“のぶニャが公記”は史実とのバランスが絶妙!

数々のゲームシナリオを手がけてきた手塚一郎氏によって展開するストーリーモード“のぶニャが公記”は、不思議な力を持つ茶器により、現代から「ねこ戦国」の時代へと迷いこんだプレイヤーが“織田のぶニャが”と出会うところから始まる。桶狭間の戦いでの“のぶニャが”の落命など、人の世の史実に反する出来事が起こると巻き戻される時間。プレイヤーは繰り返される時間の中で歴史改変の謎を解き明かし、再び元の平成の世に戻ることを目指す。

冒頭では、斎藤ドラニャンと斎藤よしキャッツによる長良川の合戦が描かれていくのだが、その展開は史実をベースとしつつも、ところどころで歴史改変が起きて予想だにしない展開が待ち受ける。単に歴史をなぞるだけでなく、プレイヤーが軍師として能動的に物語に介入していくことで、キャッチーな絵柄とは裏腹な、骨太のストーリーが楽しめる。

主人公が物語の語り部となるということは、やはりプレイヤーとの接点も多い存在となる。そんなプレイヤーの分身ともいえる主人公への愛着を持てる要素が、アバターを自由に設定できるということだ。アバターは身体、顔、着物の3カテゴリに分かれており、細かく設定することが可能。もちろんプレイ当初は選択肢は狭まるものの、のぶニャが公記や曜日限定ダンジョンなどを通して増えていくので、ぜひ思い思いのカスタマイズで楽しんでもらえればと思う。

ランダムで気ままに楽しむのもいいが、一部のパーツは“はずす”ことも可能。
ねこらしさ全開で楽しむのもあり?
そのほか、称号の設定も可能。
やりこみ要素にもなっているので、手に入れてほかのプレイヤーにアピールしよう。

ダンジョン探索は“罠”“お宝”“精鋭”がひしめくドキドキ感が楽しめる!

続いてのポイントが、ストーリーモードを楽しむ上で欠かせないダンジョン探索だ。プレイヤーは、各ダンジョンを進みながら、ボスとなる敵武将を撃破していくこととなる。ダンジョンは先に進めば進むほどマップが解放されていき、徐々にその全容が明らかになっていく。その道中には敵が徘徊しており、接触することで戦闘が発生する。

自軍の武将たちの体力に気を配りつつ、時に敵に挑み、時に敵を回避して進むのが基本的な流れとなるが、そのほかにもダンジョン内には罠やお宝が散りばめられている。罠は自軍のねこ武将の体力が削られ、お宝はダンジョンクリア後にゲットできる。

また、敵武将の中には歴史上の名だたる武将、を元にしたねこ武将たちが精鋭として出現する。彼らは通常の敵よりも手強いためできれば戦闘は避けたいところだが、倒すと仲間になる可能性もあるため、状況に応じた判断が必要となってくるだろう。加えて、倒すことでアイテムが手に入る宝兵と呼ばれる敵も登場。こちらは積極的に倒していきたいところだ。

ダンジョンを上記の点を意識しながら手探りで進むドキドキ感が本作ならではの楽しさだが、一方でどこに何があるのかわからないのも大変だと感じる部分もあるだろう。そんな時はマップをタップして「たいまつ」を手に入れれば、マップを一気に解放することができる。ダンジョン内にはシークレットゾーンもあり、そちらに何が待ち受けているのかはわからないため、こちらも状況に応じて活用しよう。

なお、ダンジョンを移動する際や戦闘中は1ターンごとに兵糧を消費。これが0になると、以降は1ターンごとに武将たちがダメージを受けてしまうので注意が必要。なかには電撃戦と呼ばれる、ターン数がより限定されたダンジョンも登場するため、その際は闇雲に動かずに計画的に行動していこう。

スロットバトルはまず図柄を揃えることから!

本作の戦闘は、3つのスロットの図柄を止めることで攻撃を繰り出す、スロットバトル形式となっている。スロットというと構えてしまうかもしれないが、スロットの左側にはどんな図柄が用意されているのかが一覧として表示されるため、そちらを目安にすれば簡単に図柄を合わせることができるだろう。

基本的には画面上に表示される9個の図柄に応じた効果が発生。例えば、1ユニットの図柄を9つ集めればその分だけ攻撃できる回数が増えるという仕組みだ。次のターンでは、止まった図柄は消え、新たにスロット上部にストックされた3つの図柄が追加されることとなる。

通常のスロットと同様、横・斜めのいずれかに3つの同じ図柄を揃えることで連鎖が発生。対象となる図柄を真ん中に止めると連鎖が継続し、連鎖数に応じて攻撃力が上昇するボーナス要素もある。1連鎖ごとに5倍ずつ上昇されていく強力なものとなるので、狙える場面ではぜひチャレンジしてみるといいだろう。

さらに同じ武将の図柄を2つ以上揃えることで発動する特技、「五輪神(ごりんしん)」という五柱の神(いつはしらのかみ)を召喚して敵全体を攻撃し、さらに追加効果も与える「五輪奥義(ごりんおうぎ))」などの効果により、例えピンチであっても一発逆転が可能となっている。遊べば遊ぶほどバトルシステムの奥深さがわかるようになっているので、まずはスロットの図柄を合わせるところから、段階的に触れてみてほしい。

チュートリアルを活用して自分のペースでプレイしよう

本作ならではの特徴としてGPS機能が用意されていることも併せて紹介しておこう。GPSと連動したご当地ガチャがあり、自分がいる都道府県のご当地ねこ武将の獲得を目指すことができる。他には、まだ配信前ということもあり活用する機会はなかったが、各地でのイベントに合わせたねこ武将などの登場など、積極的な展開に期待が高まるところだ。

そのほか、武将の育成やギルドシステムとなる「衆(しゅう)」など、ゲーム内の要素を挙げると暇がないが、これに関しては本作のチュートリアルを活用してほしい。本作に関してはチュートリアルが細かく挿入され、コミカルにわかりやすく説明してくれるので、プレイヤーの進み具合に応じて役立ってくれることだろう。

最後になるが、本作では音楽もポイントのひとつ。和の雰囲気を大事にしつつも、オーケストラとロックの融合による壮大さを兼ね備えた見事なサウンドとなっているので、プレイの際はぜひ音楽とともにプレイを楽しんでもらえれば幸いだ。

「ぐるぐるダンジョン のぶニャが」公式サイト
http://www.gamecity.ne.jp/gurunyaga/

ぐるぐるダンジョン のぶニャが

コーエーテクモゲームス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2015年4月13日
  • 価格:基本無料

    ぐるぐるダンジョン のぶニャが

    コーエーテクモゲームス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2015年4月13日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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