スクウェア・エニックスが2015年4月23日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「ブレイブリーセカンド」の特集企画。第二回は前作「ブレイブリーデフォルト」に登場したキャラクターや冒険の舞台となった世界を紹介していく。
「ブレイブリーセカンド」は「ブレイブリーデフォルト」の数年後が舞台となっており、前作のキャラクターも多数登場する予定だ。前作をプレイしていない人はもちろん、プレイずみの人も復習用として目を通しておこう。
クリスタル解放を目指す4人の戦士
まずはクリスタルの闇からの解放を目指してさまざまな冒険を繰り広げた、「ブレイブリーデフォルト」の主要キャラクターを紹介する。特にアニエス、ティズ、イデアは「ブレイブリーセカンド」にも登場が確定しているので、彼らがどのようなキャラクターなのか、ここで踏まえておこう。
アニエス・オブリージュ(声:小清水亜美)
古より信仰を集めるクリスタル正教の巫女で、「風のクリスタル」を司る17歳の女の子。カルディスラ王国に出現したという大穴の調査に向かい、そこで運命の出会いを果たすことになる。非常に使命感と責任感が強いが、やや堅物で世間知らずなところがあり、また極度の方向音痴でもある。「拒否します」が口癖。
ティズ・オーリア(声:斎賀みつき)
正義感が強く、心優しい16歳の少年。カルディスラ王国の北にあるノルエンデという村で弟のティルと暮らしていたが、突如出現した大穴によって村は壊滅。ティルを目の前で失ってしまったティズは、やがてアニエスと出会い、故郷を壊滅させた闇の浸食を食い止めるべく彼女の旅に同行することとなった。
リングアベル(声:竹内良太)
世界中の女性を口説くために旅をしているという記憶喪失の青年。いつも陽気なお調子者だが意外と冷静で、いざというとき頼りになるパーティーの兄貴分的存在である。未来の出来事が予言された「Dの手帳」を所持しており、そこにアニエスやティズの名が記されていたことから彼らと行動をともにする。
イデア・リー(声:相沢舞)
「白か黒か」が口癖の正義感あふれる15歳のおてんば少女。クリスタル正教の教えを否定する「アンチクリスタリズム」を提唱しているエタルニア公国元帥の1人娘で、父の厳しい教育を受けて育った。しかし、巫女討伐のために向かったカルディスラ王国で公国軍の非道な行いを目の当たりにし、公国に反旗を翻した。
エアリー(声:津村まこと)
クリスタルの精霊を名乗る、少女の姿をした小さな妖精。アニエスと行動をともにしており、ノルエンデ村を飲み込んだ大穴を訪れたアニエスに「奇跡の出会い」があることを予言した。クリスタルや巫女に関する豊富な知識を持ち、次にすべきことを教えてくれたり、ゲームシステムの解説をしたりしてくれる。
主人公らと激闘を繰り広げた敵キャラクターたち
前作で主人公たちの前に立ちはだかった敵キャラクターたちも紹介しておく。いずれも「アスタリスク」と呼ばれるジョブの力を司るアイテムを所持しており、彼らを倒すと新たなジョブにチェンジできるようになるのだ。もちろん、これらのキャラクターの多くも「ブレイブリーセカンド」に登場することが明らかになっている。今回はどのような形で物語に関わってくるのか、大いに期待しておこう。
空挺騎士団
アンチクリスタリズムを提唱するエタルニア公国が、武力によって改宗を強制するためにカルディスラ地方に派遣した公国軍の第四師団。任務の最中にアニエスがこの地に潜伏していると知り、クリスタル信仰の象徴である巫女を捕縛するためカルディスラ王国に攻め込んだ。
マヌマット・ボリトリィ商会
砂と大時計の国ラクリーカにおいて、いまだ残るクリスタルへの信仰を完全に失墜させるべく立ち上げられた秘密組織。ラクリーカの国王自身が組織の中心メンバーのひとりで、国民の不満の矛先を風のクリスタルの巫女であるアニエスに向けようと企んだ。
ブラッドローズ特務隊
艶花の国フロウエルに「美を争う概念」を植えつけて国民を堕落させ、アンチクリスタリズムへと転向させるべくエタルニア公国から送り込まれた特務部隊。フロウエルは定住を許されているのが女性のみであるため、隊長のディローザ以外はすべて女性で構成されている。
黒鉄之刃
火のクリスタル神殿がある軍事国家・エイゼンベルグを「盾派」と「剣派」の終わりなき内乱に陥れた強大な傭兵集団。その実体は剣聖カミイズミ率いるエタルニア公国軍第一師団で、アンチクリスタリズムに共鳴する「剣派」を勝利させるべく暗躍した。
六人会議
エタルニア公国の最高意志決定機関で、イデアの父である公国軍元帥ブレイブ・リーが議長を務める。クリスタルを「祈りの対象」ではなく「人類を豊かにするために利用するもの」にすることを最終目的としており、そのために各国でクリスタル信仰を排斥する活動を行っていた。
冒険の舞台となる、光と影の大地「ルクセンダルク」
ルクセンダルクは「光と影の大地」と呼ばれる広大なファンタジー世界だ。この世界に突如として大陸をえぐるような大穴が空き、そこからあふれ出た闇が世界を侵食し始めるところから「ブレイブリーデフォルト」の物語は始まる。そして、主人公たちはクリスタルを闇から解放するべく戦っていくことになるのだ。
始まりの国カルディスラ
冒険の出発地となる島国。気候に恵まれた温暖で平和な国だったが、エタルニア公国空挺騎士団の度重なる襲撃を受けるようになる。また、大穴の出現によって、北にあるノルエンデ村が消滅するという事件も起きた。
砂と大時計の国ラクリーカ
砂漠の中央に位置する国で、付近には風のクリスタルの神殿がある。絶えず吹き続ける風の力で巨大な風車を回すことによって工業を発展させてきたが、風が止んでしまったため国民に人力で歯車を回す奉仕労働を強いられることに。
艶花の国フロウエル
豊富な水量を持つ川の上に建つ水上都市。森と花に抱かれた清貧の国と呼ばれており、女性のみが定住を許されている。ルクセンダルクでもっともクリスタル正教が浸透している国と言われていたが、女性たちが美を競って争う享楽的な国に堕してしまう。
沈みそうな国グランシップ
巨大な船の甲板の上に存在する船上国家。かつての大海賊が興したとも、有史以前から存在する国とも言われているが、何百年も航行不能のままで、ゆっくりと沈みつつあった。一応、議会も存在するが、責任の押し付け合いばかりで「まどろみ議会」と揶揄されている。
エイゼンベルグ
終わらない内戦を続ける兵士たちの国。火のクリスタルの加護を受ける。元々は火の巫女を守護する「剣」「盾」の役割を持つ兵士たちの国であったが、エタルニア公国軍第一師団の介入により剣派、盾派に分かれ終わらない戦いを続けている。
エタルニア公国
クリスタルを信仰の対象としてではなく、人の手による管理・積極活用をすべきというアンチクリスタリズムの理念を提唱する強国。先進の科学力と精強な軍事力を背景に、クリスタル正教を信奉する国々に対して様々な圧力をかけている。
次回は「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークゥエル」のプレイレビューをお届け。戦略性あふれる歯応え満点のバトルや意外性に満ちた衝撃のストーリー、本編以外の多彩なお楽しみ要素など、前作の魅力を余すところなく紹介するのでお楽しみに!
※完全ネタバレ動画となります。視聴には十分ご注意ください。