初心者も安心の「ブレイブルークロノファンタズマエクステンド」発売前特集その1！ストーリーモードについてマルッと紹介

0 2015年4月18日 00:00

担当：ガッキー

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アークシステムワークスが2015年4月23日に発売するPS4/PS3/Xbox One/PS Vita(PS Vitaはダウンロードのみ)用ソフト「ブレイブルークロノファンタズマエクステンド」。発売前特集その1では、多数の新規エピソードを収録したストーリーに関する情報をピックアップしていく。

今さら聞けない「ブレイブルー」の系譜
多機種で発売されるBBCPEX
膨大なボリュームを誇る「ストーリーモード」
前作収録分
新規収録 EXTENDシナリオ
新規収録ギャグシナリオ
コミックス「リミックスハート」コラボシナリオ

「ブレイブルークロノファンタズマエクステンド（以下：BBCPEX）」は、新規キャラクター「セリカ＝A＝マーキュリー」「Λ-No.11-（以下：ラムダイレブン）」の追加をはじめ、アーケード版の最新バージョンのバトルバランスの適用、各種モードの見直しが図られた「BBCP」の集大成となる2D対戦格闘ゲーム。

お馴染みの長大なストーリーには、「バレット」「カグラ」「ココノエ」に焦点を当てた新規エピソード、計8本もの書き下ろしギャグシナリオ、コミック「BLAZBLUE -ブレイブルー- リミックスハート」とコラボしたオリジナルエピソードがドドンと追加収録。

さらに、ストーリーは益々ボリューミーになりつつも、クリア後に“新たな何か”が付け加えられているらしいので、前作を堪能しつくした人も見逃してはいられないニクい仕様。格ゲー業界の最先端を突き進む「ネットワークモード」にも、またもや新手の機能「マイルーム」「ガチャ」などが引っ提げられている。

今回は発売前特集その1と題し、本作に収録されている「ストーリーモード」についての新規要素を紹介していく。アーケード勢も家庭用勢も、これから「ブレイブルー」を始めるという人も、各々の気になる点をチェックしてもらえれば幸いだ。

今さら聞けない「ブレイブルー」の系譜

「ブレイブルー」シリーズは、2008年11月に稼働を開始したAC「ブレイブルーカラミティトリガー（BBCT）」を皮切りに、シリーズ2作目「ブレイブルーコンティニアムシフト（BBCS）」と続き、間に「コンティニアムシフトII」を挟みつつ、シリーズ3作目「ブレイブルークロノファンタズマ（BBCP）」に繋がる。

今回の「ブレイブルークロノファンタズマエクステンド」は、2012年11月に稼働を開始したAC版「BBCP」から続く、プレイヤーたちのプレイフィールを踏まえた度重なるアップデートに加え、2013年10月に発売された家庭用版のオリジナル要素を、さらなる追加要素をもって昇華したタイトルとなっている。

それだけに、遊べるボリュームもそれはそれはとんでもないことに。格闘ゲームをやり込みたい人も、ストーリーをじっくりやり尽くしたい人も、両方を嘗め尽くしたい生粋のBBファンも、“対戦だけでは語れない格闘ゲーム”の真髄を堪能できることだろう。

多機種で発売されるBBCPEX

今回の「BBCPEX」は、次世代機のPS4/Xbox One、現行機のPS3、携帯機のPS Vitaはダウンロード専売という形で提供される。PS4/PS3はクロスプラットフォームに対応しており、ネットワークでは双方のユーザーが混じりつつ対戦することが可能だ。どういうゲームなのか触って確かめてみたい人は、アーケードで1プレイしてみるのも悪くない。

膨大なボリュームを誇る「ストーリーモード」

家庭用版「ブレイブルー」シリーズの花形コンテンツといえば、格闘ゲームと称するにはあまりにも桁外れたボリュームを誇る「ストーリーモード」である。ストーリーモードはフルボイス仕様の「アドベンチャーパート」と、対戦格闘を繰り広げる「格闘パート」で構成されており、プレイヤーは物語の展開に沿ったフレキシブルな体験を楽しめる。

なお、本作には前作「BBCP」に収録されていた全シナリオはもちろん、新たな「EXTEND」シナリオが多数追加されていることで、シナリオ総数は約40時間オーバーにも上るとか。大げさな数字に聞こえなくもないが、前作プレイヤーであればむしろ納得の数字として受け止められるだろう。

一応、アーケード版に準拠した「アーケードモード」でも物語の一端を捉えられなくもないが、やはり文章量も演出の密度も圧倒的に違うので、物語を堪能したい人は腰を据えてストーリーモードに臨むのがいい。とりあえず、ここでは前作に収録されていたストーリーと、今回新たに収録されたストーリーを大まかに紹介していこう。

前作収録分

六英雄編

小説「ブレイブルーフェイズ」シリーズで描かれた、現代のラグナたちが活躍する時代から約100年遡った、「暗黒大戦時代」と呼ばれる時代の物語。ここでは小説版のヒロイン「セリカ」をはじめ、過去に現れたとされる黒き獣、それを滅ぼしたという六英雄らが登場し、現代へと続く蒼の物語の≪原点≫が紐解かれていく。

クロノファンタズマ編

「ブレイブルーコンティニアムシフト」の続きに当たる現代での物語。十二宗家・ムツキ家の現当主「カグラ」を中心とした、さまざまなキャラクターの思惑が交錯していく中、統制機構の最高権力者、そして事件の黒幕である「帝」に立ち向かうこととなる。「BBCP」の主軸を担うシナリオだ。

第七機関編

ココノエやテイガー、ライチをはじめとした「第七機関」に関係するキャラクターたちを中心に、クロノファンタズマ編のシナリオと密接に関係しながら進行する、陰謀渦巻く物語。

CT・CS総集編

PS Vita版「BBCP」で追加されたシナリオ。レイチェルたちと一緒にシリーズ1作目・2作目の思い出を振り返ることができるので、本作から初めるという人にはオススメ。語り部として登場するレイチェルやラグナらは当然と言わんばかりのフルボイス仕様。また、おまけシナリオには“あの島”が登場するとか…？　「ぶるらじ」ファンも必見だ。

もっと教えて！ライチ先生

可愛らしくデフォルメ化されたキャラクターたちによる、時には素っとん狂で、時にはためになる、「ブレイブルー」の世界観を幅広く教えてくれる寸劇、それが「教えて！ライチ先生」シリーズ。今回の「もっと教えて！ライチ先生」は全6話構成で、これまでのシリーズの流れや本編に続く重要な要素などを、相も変わらず和気あいあいと教えてくれる。

ちなみに、現在ニコニコ動画にて配信されている「ぶるらじ」シリーズで扱われている素材は、元々ここから輸入してきたものなのだ。とまあ、こんな風な豆知識をたっぷり知ることができる。

新規収録 EXTENDシナリオ

バレットストーリー

所属していた傭兵部隊の壊滅の謎を追い、イカルガへ向かった女兵士・バレット。数多の戦場をくぐり抜けて来た彼女から見ても、手練ればかりを集めた粒ぞろいのチームが一体誰によって被害を受け、なぜ消息を絶ったのか、全てが謎に包まれていた。

仲間たちや、なにより慕っていた隊長の死をどうしても信じることができないバレット。彼女は事の真相を探るために、そして仲間の仇を討つために、部隊に最後の“任務”を依頼した第七機関へと潜入を試みる。そこで明かされる真実とは――？

ココノエストーリー

第七機関に所属する天才科学者・ココノエは、境界の探索で生きたままの「六英雄ハクメン」の回収に成功した。同時に、その日を境に「蒼」に対する探究心を増す弟子・ロイを危険視していた。

禁忌を破り、蒼を求めて「境界」に触れてしまったロイは、精神を「浸食」されて狂っていく…。ココノエがロイを元に戻す術を画策する最中、何者かの手引きで「窯（境界の入り口）」に落ちてしまった彼は、ついに人の姿を失ってしまった。

異形の存在「アラクネ」へと変貌し、第七機関から姿を消したロイ。彼を元の姿に戻すために第七機関を去った「ライチ」。2人の愛弟子を失った感傷に浸る間もなく、ココノエは残虐の限りを尽くす狂犬「アズラエル」を捕縛するため、テイガーと共に現地に赴く。

カグラストーリー

最高司令官にして十二宗家筆頭ムツキ家現当主・カグラ＝ムツキ。彼はこの戦争が、“イカルガ連邦による独立運動を鎮圧する”という大義名分の元、「別の目的」のために統制機構によって引き起こされているといち早く察知していた。

帝から「全軍の総攻撃を以て、この戦争に終止符を打て」と勅命が下される中、統制機構の陰謀を阻止するため、とある人物との接触を試みるカグラ。これ以上民の血を流れぬ為、そして「希望の光」を守るため、腹心の部下・ヒビキと共に動き出すのであった――。

新規収録ギャグシナリオ

ストーリーモードの中でも、歴代シリーズを通して多くのユーザーから支持を得ているこの「ギャグシナリオ」は、本編のような蒼を巡るシリアス成分も、複雑に絡み合う人間関係も一切ナシの、頭を空っぽにして楽しめるはちゃめちゃな内容で展開する。時にはギャグというにはあまりに感動させにくる名脚本が仕込まれるなど、そのバリエーションも多彩だ。

「BBCPEX」では上記の新規シナリオに加え、書き下ろしギャグシナリオとして「レリウスギャグ」「第七機関ギャグ」「アズラエルギャグ」「セリカギャグ」など、計8本もの新たな刺客がプレイヤーのお腹を狙ってくる。

「テルミのバンドやろうぜ」

因縁の関係であるラグナとテルミが、ついにバンドを結成？！　一体どんな不協和音が生み出されてしまうのか、心配でならない……。

「続・楽しいクローバー家」

ミネルヴァ対イグニスの最強決戦が勃発！　なぜ2人の間に火花が散ることになったのだろう？　レリウスとニルヴァーナは心配げに様子を見守っている。

「セリカはじめてのおつかい」

猫耳ならぬキツネ耳のジンが登場！　クールなジンのこんな姿を視ることができるのもギャグシナリオならではのお楽しみだ。

コミックス「リミックスハート」コラボシナリオ

さらにさらに、BBCTよりもわずか3年前の物語、魔道書の力で女の子になってしまった「マイ＝ナツメ」と、マイのルームメイト「カジュン＝ファイコット」、そしてノエル、ツバキ、マコトの3人娘の士官学校時代を描いたコミックス「BLAZBLUE -ブレイブルー -リミックスハート」のオリジナルシナリオも追加収録！

「リミックスハート」はストーリーモードの追加シナリオ「BLAZBLUE リミックスハート出張版」として遊ぶことができ、出張版では原作コミックスで描かれることのなかった新規エピソードも収録されている。本編ストーリーやギャグシナリオとも一味違う、「リミックスハート」ならではの学園コメディを楽しめるのだ。


マイ＝ナツメ（CV：早見沙織）	カジュン＝ファイコット（CV：藤田咲）

出張版のあらすじ

士官学校で同室のマイとカジュン。そんな2人についに寮の食事当番が回ってきた。もちろん、ただ食事を作るだけではない。軍事訓練を兼ねた士官学校の食事当番には、「食材を全て自分で調達しなくてはならない！」という厳しいルールが存在するのだった――。

食材を求めて迷い込んだ深い森の中で、2人の背後に忍び寄る怪しげな影。果たしてマイとカジュンはこのピンチを切り抜け、重要な使命を全うすることができるのだろうか？

「六英雄編」「クロノファンタズマ編」「第七機関編」はフローチャート形式で進行し、シナリオは章仕立てのようにいくつかに分けられている。3篇の進行度合いによって進行先が解放されていく仕組みなので、各篇を一区切りまで終わらせてから順にプレイしてもいいし、各話毎に楽しむのも悪くはない。ただし、時間を置いてプレイすると人によっては各篇の内容がゴチャゴチャになってしまうこともあると思われるので、「1日1編」「休日にガーッと」など、プレイ方法には目処を付けておく方が良いだろう。

シリーズを通して“衝撃的なエンディング”を提供し続けてきた「ブレイブルー」シリーズだが、「BBCP」でも当然…。前作をプレイしていないという人には、物語を読み解いたうえで、ぜひ自身の目で確かめてもらいたいポイントの一つである。

そんな訳で特集その1はここまで。明日公開の特集その2では、キャラクター選びや最新バージョンで追加されたシステムなど、より格闘ゲームとしての面をフィーチャーしながら紹介していく。それではまた後日。

※発売前特集その2はこちら！