2015年4月26日、千葉・幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議2015」のカプコンブースにて、ニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター4G」のステージイベントが開催された。その模様をお届けしていく。
狩王決定戦優勝チーム「∞(インフィニティ)」のスーパープレイの数々に会場も仰天!
今回行われるステージはカプコンの公式放送である「カプコンTV!」特番チャンネルということで、アシスタントの池田ショコラさん 、MC(予定)のアメリカザリガニ・平井善之さん、カプコン宣伝マンの橋本ケンイチさんらカプコンTVのレギュラー陣に加え、「モンスターハンター4G」のプロデューサーである辻本良三氏も登壇。
さらにユーザー主体型のイベントであるニコニコ超会議でのステージということで、先日開催されたモンスターハンターフェスタ・狩王決定戦の優勝チームである∞(インフィニティ) の、Goddyさんとのんさんが、2011と2015、2つの優勝ベルトと2015の賞品である狩王のコートに身を包んでの登場。
出演者から「かっこいい!」と絶賛の狩王コートだったが、普段はどこに飾っているのかを尋ねられ、思わず衣装ケースの中に仕舞っていることを暴露してしまい、すかさず平井さんから「週に1回はそれ着てコンビニでもいきなさい!」というとんでもない無茶振りを受けていた。
また今年の狩王決定戦の思い出を尋ねられると、「今年は出場者のレベルが特に高くて、厳しい戦いでした」(Goddyさん)、「クエスト時間が短かったので、そこから少しでもタイムを突き詰めていかなければいけないのが大変でした」(のんさん)と、それぞれの苦労話で大会を振り返っていた。
まずは大会での2人のスーパープレイを会場にも見てもらうため、狩王決定戦の決勝・準決勝の映像を改めて上映することに。極限状態となるイビルジョーやジンオウガ、テオカストルといった超強力なモンスターを相手にする高難易度クエストにも関わらず、ほぼ反撃の隙を与えないまま、まさに目にもとまらぬ速さであっという間にクエストをクリア。これには会場も唖然といった様子で、ハンマーの3段目だけを睡眠時に当てるテクニックから、モンスターのダウン値や起き上がり位置、睡眠が確定し眠りに入るまでの僅かな時間まで完全に計算された無駄のない動きはまさに狩王の名に相応しい神業で、客席からは拍手喝采が送られていた。
その後は、平井さんとショコラさんが、∞の2人とクエストのクリア時間で対決を行うことに。2人の凄さを思い知る映像を見た直後だけに、「絶対無理でしょ!」と弱気になる平井さん達だったが、∞は3分遅れてスタートするというハンデと「さっきのプレイをやればいいんですよ」という辻本氏の言葉に乗せられ挑戦が決定。対象となるクエストは狩王決定戦の地方大会でも使われたセルレギオスの討伐で、∞の二人曰くハンデである3分の時間があれば十分に倒すことができるという。
そうして意気揚々とセルレギオスに挑んだ平井さん達だったが、お馴染みの回避やダッシュを行う度にダメージを受けてしまう、厄介な裂傷状態を付与する攻撃によって大苦戦。こんがり肉やしゃがみ状態によってなんとか裂傷状態を回復するも、モーションが終わる前に同じ攻撃を食らって再び裂傷状態に、という繰り返しで、有効なダメージを与えられることができないまま時間だけが過ぎていく。この光景を見た辻本氏は「これぞセルレギオスですよ」と、久しぶりにハンターを苦戦させて躍動する自慢のモンスターの姿にご満悦の様子だった。
平井さん達が苦戦を続ける中、3分のハンデ時間が終わり、いよいよ∞もクエストをスタートする。ランスがセルレギオスの足をひたすら狙ってダウンを奪い、貫通弾による複数部位ヒットを狙うという戦術で、1分17秒という東京大会の時の自身の記録(1分22秒)を上回る圧倒的な速さでクリアし、あっさりと勝利が決定。
しかし今回の結果に2人はあまり納得いっていないようで、序盤の攻撃でダウンさせ損ねてタイムロスするなどの反省点をしきりに上げていた(なお∞の勝利が決定したあとも平井さんとショコラさんはセルレギオスに挑戦し続けていたのだが、残念ながらイベントの時間の関係でタイムアップとなってしまった)。
試合後には∞への質問コーナーもあり、「クエストの途中で集中力が途切れないようにするには?」という平井さんの質問に、「途切れる前に倒す」という、まさに今回のプレイを象徴するかのような分かりやすい回答が飛び出す。また、今回のクエストは大会に向けて約900回程クリアしていたそうで、驚いた辻本氏が「もうすぐ(セルレギオスが)絶滅してしまいますね」とコメントし、会場の笑いを誘うという一幕も見られた。
ステージの最後には、先日発表されたばかりの「モンスターハンターストーリーズ」、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボレーションであるモンスターハンター・ザ・リアルの期間延長などの告知情報の後、ストイックな∞の姿に刺激されたのか、「本気でフェスを目指してた頃を思い出して、もっと練習します」と平井さんが決意を表明。
果たして、平井さんはかつてのやりこみと腕前を取り戻すことができるのか――モンスターハンターシリーズと合わせて、今後のカプコンTVにも要注目だ。