【E3 2015】「PS4版 FF7」「アンチャーテッド4」「CoD BO III」「シェンムーIII」などがお披露目！SCE「PlayStation E3 Conference」をレポート

0 2015年6月16日 19:00

担当：ガッキー

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アメリカ・ロサンゼルスのLAコンベンションセンターにて、現地時間2015年6月16日から6月18日まで開催される「Electronic Entertainment Expo(E3) 2015」。ここでは、ソニー・コンピュータエンタテインメント主催のカンファレンス「PlayStation E3 EXPERIENCE 2015 Press Conference」をレポートする。

本イベントは、明日6月16日（現地時間）から開催されるE3 2015に先駆けて行われた、ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）主催のプレス向けカンファレンス。

まず姿を見せてくれた「人喰いの大鷲トリコ（The Last Guardian）」は、いよいよ2016年に発売されることが決定。

会場では不安定な足場で繰り広げられるアドベンチャーパートの一端も披露され、上田文人氏の手がけてきた「ICO」「ワンダと巨像」と同じく、驚きと感動と微笑ましさを感じさせるアクションの数々を目にすることができた。




	上田文人氏に喝采が向けられる場面も

続いてはGUERRILLA GAMESが開発中のオープンワールドARPG「Horizon Zero Dawn」が発表。本作は現代文明が崩壊し、自然に飲み込まれた広大な世界の中で、動物や恐竜などを模した機会仕掛のモンスターと死闘を繰り広げていく。

三人称視点で展開する巨大なメカ恐竜との戦いでは、サバイバリティ溢れるアクションシーンをはじめ、ダイナミックに剥がれ落ちる装甲、相手の武器を転用していく戦略など、深みのある世界観のテーマ性と自由度の高い戦闘スタイルが描かれていた。

次に紹介するのは「ワールドオブファイナルファンタジー」。本作はミニチュアジオラマのようなデザインで、従来作品とは一味違う世界観で描かれていくRPG。2等身のキャラクターグラフィックや、ポップに仕上げられたモンスターたちが目を引く。

最大の特徴は、シリーズに登場してきたモンスターたちを仲間にして戦うことが可能な点だ。バトルでは集めたモンスターの上に乗ったり、乗せたりする組み合わせで強さが変わっていくという。

そして会場でひときわ大きな歓声を沸かしていたのが、シリーズの中でも人気が高い「ファイナルファンタジー7」のPS4版の制作発表。本作は野村哲也氏をはじめとするオリジナル主要スタッフによるリメイク作品になるとのことだ。詳細については明かされていないので、こちらは続報に期待しておきたい。

続いての「コールオブデューティーブラックオプス III」は近未来の世界観、ハードなSF設定は前作を踏襲しつつ、シリーズ展開ならではの深みを増したシリーズ最新作。本発表以降はプレオーダーの受付、ならびにベータアクセスの取得が随時実施されている。

いよいよ明かされる「アンチャーデッド4 海賊王と最後の秘宝」からは、ゲームプレイトレーラーが公開。シリーズ作品で遊んだことのある人にはお察しのことと思うが、今回も大迫力のアクションシーンが押し寄せている。

市街地での銃撃戦にはじまり、道無き道を進むカーチェイス、最後は思わずどよめくアクションが飛び出すなど、映画さながらの緊迫感が味わえるぞ。

また、会場にはゲームクリエイター・鈴木祐氏が登壇し、あるプロジェクトについて発表してくれた。そのプロジェクトとは、日本のゲーム業界を震撼させたあの「シェンムー」の正統続編、「シェンムーIII」の開発に関するキックスターター企画だ。

チャレンジ精神をそのまま形にしたてしまったかのようなタイトルであっただけに、現代にあっても色々な意味合いで影響を受けた人が多いであろうこの作品、次代のオープンワールドを見つけたい人は、一度チェックしておくのもいいだろう。

さらに、世界中をまたにかけて行われる暗殺アクションシリーズの最新作「HITMAN」がPS4/PC向けに開発されている。E3トレーラーではさまざまに絡み合う登場人物たちの姿が見られた。なお、PS4版ではDLCの独占配信も予定されている。

また、宇宙空間を駆ける3Dスペースシミュレーターシューティング「No Man's Sky」の紹介では、実際のゲーム画面を通し、星雲も銀河をワープで一飛びしたり、惑星に降り立って探検する様子が伺えた。広大な世界の作り込みを期待させる。

さらに「ストリートファイターV」では新規参戦が決まった「キャミィ」「バーディ」のピックアップムービー、プレイヤーが自由自在にキャラクターや世界を作る様子を写した、「リトルビッグプラネット」シリーズでお馴染みのMedia Moleculeによる新作「Dreams」、シリアスな世界観とコミカルなタッチが印象的なアクションアドベンチャー「FIRE WATCH」、発売を目前に控えた「バットマン：アーカム・ナイト」の最新トレーラー、「DESTINY」に新たな装備、新たな敵、新たな要素を拡張する「THE TAKEN KING」もお披露目。

加えて、産業革命期のイギリスを舞台にしたシリーズ新作「アサシンクリード　SYNDICATE」の双子の主人公のうち、Evie Fryeにフォーカスしたトレーラー、「Star Wars」の世界の中で一人の兵士として戦いに身を投じる「Star Wars バトルフロント」のゲームプレイトレーラー、加えて「ディズニーインフィニティ」で登場する「Star Wars」トイの情報と、インディゲームを主とするDEVOLVERによるパブリッシングタイトルのトレーラーが公開された。

そのほか、「Project Morpheus」の関連情報として、e-sports向けに展開されるFPSタイトルをはじめ、さまざまなシミュレーター映像も同時公開。また、Playstation musicにて音楽配信サービスの大手・Spotifyとのパートナシップの締結、さらに動画サービス・Playstation Vueのサービスが、カンファレンス開催地であるロサンゼルスとサンフランシスコで新たに対応することが明かされた。

全体的に今年発売を迎えられるタイトルは少なそうではあるものの、これからのタイトル展開に大きな期待がかけられるカンファレンスであった。