コーエーテクモゲームスは、2015年9月3日に発売を予定しているPS4/PS3/PS Vita用ソフト「戦国無双4 Empires」について、ゲームモード構成および政略パートから合戦までの流れを公開した。
ゲームモードの構成
本作には、シナリオと勢力を選んで攻略する「争覇演武」モードや、プレイヤーがシナリオを編集できる「創世演武」モードなどのゲームモードが用意されている。各モードの内容は下記のとおりだ。
争覇演武
メインモード。シナリオと勢力を選び、クリアを目指す。
創世演武
プレイヤーがシナリオを編集し、好きな設定で楽しめる。
武将編集
新武将を作成したり、既存の武将と入替えることができる。
宝物庫
登場人物を好きなように入替えてイベントを再生できる「将星絵巻」のほか、BGMや武将列伝が鑑賞できる。
各種設定
各種設定やデータ管理を行う。
ダウンロード
追加コンテンツをダウンロードする。
シナリオ選択画面
本作のシナリオは、それぞれ開始年代や勢力状況が異なる。真田幸村や石田三成でプレイしたい場合は戦国後半のシナリオ「関ヶ原の戦い」を選ぶなど、プレイしたい武将や勢力によってシナリオを選ぶことが可能だ。シナリオは、クリアすることでさらに新たなシナリオが選択可能になる。
また、シナリオ開始前の設定画面では、新武将や姫武将の登場ON/OFFなど、歴史シミュレーションおなじみの機能が押さえられている。
「桶狭間の戦い」
天下統一を果たすべく上洛を開始した、「東海道一の弓取り」今川義元。その前に、「尾張のうつけ」織田信長が立ちはだかる。織田信長がその名を世に知らしめた「桶狭間の戦い」の頃を舞台としている。
武田信玄、上杉謙信、毛利元就、長宗我部元親など、名だたる有力大名たちが並び立ち、群雄割拠していた時代。一国から全国制覇を目指して版図を広げていく、国取りの醍醐味を味わうことができるシナリオだ。
「関ヶ原の戦い」
天下統一を果たした豊臣秀吉の死去により、世は再び乱れ出す。徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍による天下分け目の「関ヶ原の戦い」がまさに始まろうとする頃が舞台だ。開始年が1599年と下るこのシナリオでは、真田幸村や伊達政宗など、戦国後期に活躍した武将をはじめから操作することができる。
政略パートから合戦への流れ
奉行任命
プレイヤーは、2人の武将を「開発」や「人事」などの部屋に配置することで、奉行に任命できる。開発なら「石高」や「商業」、人事なら「忠誠」といった基本国力を、奉行が毎ターン上昇させていく。また、2人の相性や人間関係によって上昇値は変わる。
提案
奉行に任命した武将からは、さまざまな政略コマンドが提案される。提案を選ぶことで、そのターンの内政が進む。また、「軍備」に任命した武将からは、合戦を有利にする提案もなされる。
その他にも、「交渉」奉行の提案によって同盟国の「援軍」をうけたり、「計略」奉行の提案で敵国に損害を与えるなど、ゲームが進むにつれて取れる戦略が増加。また、特定の武将のみが提案する政略コマンドもあり、武将集めが戦略に直結する。
徴兵:武将一人の兵力を回復させる
陣形訓練:合戦で「陣形・魚鱗の陣」が使用可能になる(使い捨て)
楽市楽座:支配地域すべての商業を発展させる(織田信長)
軍団編成
奉行任命によって国力を増やし、軍備系の提案を実行することで合戦の準備が整ったら、いよいよ合戦だ。内政と合戦の結びつきを強化した本作では、居城内政でしっかりと準備するほど、合戦が有利になる。
軍団編成画面では、出陣武将や持っていく兵糧を決定する。出陣武将の兵力の最大値は、「足軽頭」や「軍師」といった身分によって決定。また兵糧の数が多いほど、合戦の制限時間が長くなる。
合戦
合戦では、居城内政でしっかりと下準備を行う戦略面も重要だが、拠点の取り合いや味方武将との連携、「陣形」や「戦場策」のタイミングなど、戦術面での攻略も求められる。
もちろん、無双アクションの爽快感は健在。Empiresの各要素によって、自分の手によって戦場を切り開く達成感がアップしている。
武将ドラマ
内政や合戦を通して武将同士の人間ドラマが進行し、イベントが発生。同じ奉行に任命したり、合戦では救援したり、協力奥義を発動することで友好度が上昇するほか、ミッションが発生することもある。人間ドラマには、「親友」や「夫婦」のほか、「師弟」や「宿敵」など、さまざまな種類が用意されている。
武将ドラマ 顔見知り
戦闘や内政で一緒になった武将同士に発生するイベント。
武将ドラマ 親友
親友となった武将同士が合戦前に士気を高めるイベント。
武将ドラマ 四天王
武将4人が四天王に任命された際のイベント。
居城の発展
合戦によって支配地域が増えると、さらに大規模な居城を建築できるようになる。居城進化によって新たな部屋が増え、奉行に任命できる人数や提案のバリエーションが拡張されるため、内政が格段に有利になるのだ。例えば「計略」部屋が増えると、敵国への計略提案が選択可能になる。
また、居城の進化には分岐が存在する。「開発」の部屋が増える開発型居城や、「軍備」の部屋が多い軍事型居城など、選択した居城によってプレイスタイルも変化していく。
Empires・歴史シミュレーションとしての要素
支配した城の「特産」によって、特殊な提案が実行可能になる。例えば、「金山」によって提案「金山採掘」が可能になり、臨時収入を得ることができたり、「鉄砲鍛冶」によって戦場策「鉄砲隊急襲」が可能になり、味方鉄砲隊で敵に大打撃を与えることができるようになる。
どの武将を仲間にするかだけでなく、どの城から攻めていくかも攻略のポイントだ。
特産 | 効果 | ||
金山 | 「金山発掘」が実行できるようになる。金山の数で収入量が変動。 | ||
銀山 | 「銀山発掘」が実行できるようになる。銀山の数で収入量が変動。 | ||
馬産地 | 「軍馬購入」が実行できるようになる。馬産地の数で購入金額が変動。 「騎馬隊突撃」系の戦場策が獲得できるようになる。^^ |
忍びの里 | 「暗殺」コマンドが実行できるようになる。忍びの里の数で成功確率が変動。 「忍者隊急襲」系の戦場策が獲得できるようになる。 |
鉄砲鍛冶 | 「鉄砲隊急襲」系の戦場策が獲得できるようになる。 戦場策「矢弾強化」が獲得できるようになる。 |
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刀鍛冶 | 「武器強化」が実行できるようになる。刀鍛冶の数で強化量が変動。 「鍛工強化」が実行できるようになる。刀鍛冶の数で強化量が変動。 |
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交易港 | 「交易」が実行できるようになる。交易港の数で収入量が変動。 | ||
朝廷 | 「官位奏請」が実行できるようになる。 「陰陽師加勢」系の戦場策が獲得できるようになる。 |
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小京都 | 「朝廷献上」が実行できるようになる。小京都の数で献上金額が変動。 「赤心勧誘」が実行できるようになる。小京都の数で登用人数が変動。 |
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陶芸 | 「褒美・茶器」が実行できるようになる。陶芸の数で忠誠上昇人数が変動。 | ||
温泉 | 「傷兵回復」が実行できるようになる。温泉の数で回復兵力数が変動。 |
見た目だけでなくさまざまな効果を持つ「旗」
特定の武将を撃破など、条件を満たすことで新たな「旗」を手に入れることができる。旗は居城に置くことができ、居城全体の見た目をカスタマイズできるだけでなく、収入増など旗ごとにさまざまな効果がある。
また、「戦国無双4」「戦国無双4-II」のセーブデータがあると、引継ぎ特典としてそれぞれのタイトルでのメインキャラクターである、真田兄弟と井伊直政にまつわる旗が獲得できる。効果も特別なものとなっているようだ。