バンダイナムコエンターテインメントは本日7月6日、バンダイナムコ未来研究所 ファンシアターにおいて、ニンテンドー3DS用ソフト「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ2」の新商品発表会を実施した。
日本国内販売本数56万本を突破した前作「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ」の続編として、先日発表された「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ2」。“夢の世界がきらめきだす”をキーワードに開発が進められているということを除いてはベールに包まれていた本作だが、すでにお伝えした通り、発売日も含めた商品詳細が明らかに。
さらに、本作のテーマソング「Sparkle -輝きを信じて-」を担当するMay J.さんも駆けつけ、同楽曲のスペシャルライブを披露した発表会の模様をお届けしよう。
まずは主催者を代表して、バンダイナムコエンターテインメント 常務取締役 浅沼誠氏が挨拶。全世界累計で95万本を突破している前作について言及した上で、今作についても期待に応えられる作品になっていると自信をのぞかせた。浅沼氏の紹介により、続いて挨拶を行った任天堂 取締役業務本部長 田中晋氏は、「任天堂が女性向けのタイトルを展開する中で、年末に向けてのラインナップの中軸になる」と期待を込めつつ、前作に引き続き、オリジナルデザインのNew ニンテンドー3DS同梱版を発売することを明かした。
さらに、ウォルト・ディズニー・ジャパン ゼネラルマネージャー/シニア・バイスプレジデントのジャスティン・スカルポーネ氏もゲストとして登壇。「ディズニーランドで暮らしてみたいと思う人のためのゲームになっている」というシリーズの特徴を挙げた上で、本作ではディズニーキャラクターが登場するイベントに出演できるコンテンツまでもが用意されており、より強力なゲーム体験が楽しめると話す。
また、本作のポイントとしてディズニーキャラクターやアイテム、そしてディズニーワールドがよりパワーアップして収録されており、特に「ベイマックス」「アナと雪の女王」を制作したウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとの共同制作のもと、「アナと雪の女王」の新作ストーリーを用意していることを紹介。また音楽にも力を入れており、「Let It Go」を含めて既存の曲のほか、新たにテーマソングを収録していると話し、最後に関係各社に向けての感謝を述べるとともに、ディズニーの世界観を楽しんでもらいたいと締めくくった。
ここからはゲームの内容について紹介するべく、本作のディレクターを務めるバンダイナムコエンターテインメント 岡野崇宏氏が登壇。冒頭からディズニー好きをアピールしつつ、まずは本作のプロモーション映像が初お披露目となった。
本作では、ディズニーキャラクターたちと一緒に夢の世界で暮らすという前作のテーマに、ディズニーならではの華やかでショーアップされた特別な時間も楽しめる“夢の世界がきらめきだす”をコンセプトとして開発。それはディズニーと共同制作し、今回が初お披露目となったメインビジュアルにも表れているという。
続いてゲーム内の各要素について紹介。今作では、「夢の世界での暮らし」についても、暮らしのエリアを3つにすることで大きくパワーアップしている。
プレイヤーが最初に訪れることとなる、多くのショップが立ち並ぶ「キャッスル・ストリート」では、新たにミニーの美容室が加わっており、買い物はもちろんのこと、店員のキャラクターと仲良く話すこともできるという。2つ目のエリアである「キャッスル・フロント」は、マジックキャッスルの王様が住むお城や舞踏会の会場、さまざまなディズニー作品のワールドへの入り口が用意されている。
そして、3つ目のエリア「キャッスル・タウン」には外観を変えて楽しめるプレイヤー自身の家と、その周囲にミッキーやミニー、ドナルド、グーフィーの家が建てられており、ディズニーキャラクターたちとお隣さん同士の生活が楽しめる。お互いの家を行き来したり、誕生日を祝ったり、クリスマスパーティーをしたりと、さまざまなイベントが用意されている。
次に紹介されたのは、本作に登場するワールドの数々。先述の通り、シナリオや美術設定をウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオと共同制作した「アナと雪の女王」ワールドでは、映画「アナと雪の女王」と短編映画「アナと雪の女王/エルサのサプライズ」の間のエピソードとなる、アナの誕生日プレゼントを探す様子が描かれる。
さらに、完全新規のワールドとして、自身が人魚になってアリエルたちと演奏会を開く「リトル・マーメイド」ワールド、ハワイを舞台にバカンス気分を味わいつつドタバタ劇も楽しめる「リロ&スティッチ」ワールド、7人の小人たちのトラブルを解決していく中で、8人目の小人のような存在になっていく「白雪姫」ワールドを収録。また、前作からは「くまのプーさん」「ふしぎの国のアリス」のワールドを、内容を一新して収録している。
前作から引き続き登場する80以上のキャラクターに、上述の作品のキャラクターやラプンツェルなどが新たに加わり、本作で登場するキャラクターは120以上にも及ぶ。ディズニーアイテムは前作から3倍となる3,000種類以上を収録、中には各作品をモチーフにしたものも用意されているということなので、コレクションする楽しみもさらに増しそうだ。
そして、“夢の世界がきらめきだす”のコンセプトのもと、ミッキー&フレンズの衣装として今作のきらめきを象徴するシャイニースターという衣装を新規で制作。そして、その流れを受けて本作の最大の特徴である、夢の中で見ることのできる光のショー「ドリームファンタジー」を紹介。
これはプレイヤーが、自分の家のベッドで眠りにつくことで見ることができるもので、原作作品の数々の名シーンを再現した仕掛けが用意されているだけでなく、自分のキャラクターを操作して、ステージ上でディズニーのキャラクターたちと遊ぶことができる。ドリームファンタジーを発生させるためにはドリームパズルと呼ばれるパズルのピースを揃える必要があり、ピースはキャラクターたちと交流することで手に入る。また、BGMも自由に変更可能で、中にはおなじみの「エレクトリカルパレード」も収録されている。
加えて、カフェ内でインテリアを揃えると開くことのできるパーティーだが、今作では揃え方に応じてダンスショーが開催されるように。各作品のキャラクターが歌に合わせていろいろなダンスを披露してくれるのだが、楽曲は新規に作成されており、ディズニーのオフィシャルCDなどでも歌うコーラスユニットが参加しているとのこと。
そのほか、ゲーム内でいつでもスクリーンショットが撮影できる機能を搭載。TwitterやFacebookなどのSNSにも簡単に投稿が可能ということで、周りに見せるという楽しみも広がりそうだ。
本作の発売日は11月5日を予定しており、パッケージ/ダウンロード版のほかにオリジナルデザインのきせかえプレートを付属したNew ニンテンドー3DS同梱パックも発売される。さらに会場では初回封入特典として、短編映画「エルサのサプライズ」より新衣装3点が手に入るダウンロード番号が、前作購入者特典としてプレイに役立つアイテム「ミッキーな風船 金」「ペコス引換券」がそれぞれ付いてくることが明かされた。
そのほかバンダイナムコグループの展開として、バンプレストより本作のコスチューム姿のフィギュアをクレーンゲーム用景品として2015年10月より投入すること、そして一番くじシリーズも企画進行中であることが紹介された。
そして最後にスペシャルゲストとしてMay J.さんが純白のドレス姿で登場し、「Sparkle -輝きを信じて-」のスペシャルライブが行われた。その壮大な楽曲を気持ちたっぷりに歌い終えた後、自身が担当したという作詞について、マジックキャッスルの夢に連れて行ってくれる世界観をイメージして、“自分を信じ続けていくことの大切さ”と“夢は願っていればいつか必ず叶う”という気持ちを込めたと、制作にかけた思いを語った。
また、前作を昨年からプレイしており、本作で100枚用意されているシールを95枚集めたというほどに熱中しているというMay J.さん。その思いが高じたのか、本作の中でお気に入りだったというプリンセスの衣装をイメージして、今回着ているドレスを本楽曲のために制作、さらにその出来上がりの良さに開発側も急遽ゲーム内に衣装アイテムとして実装することを決定したというエピソードも。こちらは本楽曲を収録した、8月5日発売の8thシングル「Sparkle」の購入者特典として封入されるとのこと。
最後にメッセージとして、「『Sparkle -輝きを信じて-』は去年からずっと温め続けていた曲で、初披露できてとても嬉しかった」と喜びを表現するとともに、11月に発売される本作をとても楽しみにしていると話し、ユーザーにもぜひプレイしてほしいと呼びかけていた。
レポートは以上となるが、本発表会の模様は公式サイト上で本日18時頃よりアーカイブ配信される予定となっている。内容が気になるという人は、併せてチェックしてみてはいかがだろうか。
ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ2 New ニンテンドー3DS同梱パック
バンダイナムコエンターテインメント- 発売日:2015年11月5日
- 全年齢対象
- オリジナルデザインのきせかえプレートを付属したNew ニンテンドー3DSを同梱