【大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-特集：後編】裁判で事件の真相を暴け！「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」プレイインプレッション

カプコンが7月9日発売したニンテンドー3DS用ソフト「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」。特別企画の後半では、本作のプレイインプレッションをお届けする。

法廷パートの基本を学ぼう
シャーロック・ホームズと一緒に推理を真実に導く「探偵パート」をプレイ！
シリーズの良い点を残してさらに進化

「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」は、弁護士となって無実の被告人を救うため、真実を暴く「逆転」シリーズの新プロジェクト。

本作では法の黎明期と呼ばれる明治時代の日本と、産業革命まっただ中の大英帝国を舞台に大逆転劇が繰り広げられる。「逆転裁判」シリーズの主人公、成歩堂龍一の先祖である成歩堂龍ノ介は、ある事件をきっかけに弁護士を目指し、最新の司法を学ぶため、倫敦（ロンドン）へと旅立つ。

そこで、世紀の大探偵シャーロック・ホームズと運命的な出会いを果たすのだ。探偵パートではホームズと協力し、真実を導き出す「共同推理」で、これまでにない謎解きが楽しめる。また、法廷パートでは6人の陪審員を相手に行なう「陪審バトル」でムジュンをぶつけ、逆転無罪を勝ち取るのだ。

ここでは、本作の第1話と第2話のプレイインプレッションをお届けしよう。

法廷パートの基本を学ぼう

第1話は、高級西洋料理店「ラ・クワントス」で英国紳士が殺害され、その場に居合わせた成歩堂龍ノ介が容疑者として捕まり、今まさに開廷するというところから始まる。

弁護士の資格を持つ亜双義一真が弁護をするはずだった裁判は、とある事情から龍ノ介自身が弁護することに。亜双義に助けられながら証人たちの話から証拠品とのムジュンを見つけていくことになる。

ここでは、法廷パートの基本を学ぶことができる。検事を担当するのは「逆転裁判」シリーズでおなじみの亜内検事の先祖だ。西洋の文化が多く流れ込んできた明治時代だが裃とチョンマゲという日本男児らしいスタイルで登場する。どうやら成歩堂一族との因縁はここからはじまったようだ……。

亜内が用意した証人である「ラ・クワントス」の給仕長、客として来ていた軍人と骨董屋などの証言を聞き「尋問」をすることに。「尋問」では相手の発言に“ゆさぶり”を掛けることで新たな情報を引き出すことが可能だ。

取り留めない会話の内容にもとりあえず“ゆさぶり”を掛けて新情報を引き出していくのが「逆転裁判」シリーズの基本でそこはこれまでと同じだが、本作では証人が複数まとめて登場することも。とはいえ、ややこしくはない。証言を聞き、証拠品とのムジュンを見つけて、それを証人につきつけると、店内のようすや殺害された英国紳士が「ラ・クワントス」で過ごしていたときの状況が判明することになる。

亜双義にサポートしてもらいながら自分を弁護するシチュエーションということもあり、「逆転裁判2」の「第1話失われた逆転」を彷彿とさせるようなストーリーとなっていたので、シリーズのファンは楽しみながらプレイできることだろう。

また、第1話はチュートリアルなので、さほど難しいものはなかったが、ムジュンを見つけたときには思わず「あっ！」と声をもらしてしまうぐらいの爽快感を味わうことができた。