コーエーテクモゲームスは本日7月24日、コーエーテクモホールディングス日吉本社ビル会議ホールにて、「よるのないくに」完成記念発表会を開催した。

コーエーテクモゲームス ガスト長野開発部が完全新作として発表し、注目を集める美少女従魔RPG「よるのないくに」。PS4/PS3/PS Vita用ソフトとしてまもなく発売を迎える本作の完成記念発表会が行われることとなった。

ここでは、本作の開発プロデューサーを務める菊地啓介氏がプレゼンテーターを務め、ゲストとして主人公アーナス役のM・A・Oさん、キャラクターデザインの四々丸氏が登壇した、発表会の模様をお届けしよう。

冒頭で挨拶を行ったのはコーエーテクモゲームス 代表取締役社長 鯉沼久史氏。コーエーテクモゲームスとガストの経営統合後、アトリエシリーズ、「サージュ・コンチェルト」に続く新しいタイトルを作ろうという意気込みの元、ガストのいいところが残せるようにと開発が進められてきたとのこと。

続いて挨拶した「よるのないくに」総合プロデューサーの井上忠信氏によると、本作はこれまでのタイトルで培ってきた物語性に、アクション要素を加えたものとなっているという。ガストはこれまでアクションの開発経験がなく、実現できたのはコーエーテクモゲームスとの経営統合によるシナジー効果によるものだとし、「影牢」「零」シリーズを手がけた菊地氏をプロデューサーに迎えたことでより良いタイトルになったと話した。

鯉沼久史氏 井上忠信氏
菊地啓介氏

ここからは、菊地氏によるゲーム紹介が行われることとなったが、その冒頭でさらなるクオリティアップを目指すため、本作の発売日が当初の8月27日から9月17日に延期されることが発表された。そのお詫びとして、初回特典に追加するかたちでオリジナルのカスタムテーマを用意するという。

早速、ガストの新規IP、そしてアクション性を伴ったRPGとして開発が進められた本作を紹介するべく、プロモーションムービーを上映。その後は映像を交えつつ、世界観やキャラクターについて順に追っていった。

本作は、アーナスがリュリーティスと出会ったところから始まり、その後、アーナスの助けとなるために過酷な運命を背負うことになるリュリーティスを救うことを目指していくというストーリーが展開する。作品の舞台となるルイスワース島は、日が落ちると邪妖が闊歩する、決して眠ることのない“よるのないくに”となり、妖魔の長である"夜の君”の青き血を浴びたものは邪妖となってしまう。

物語の主人公・アーナスはかつて青き血を浴びてしまい、半妖となってしまった少女。その能力を買われて、教皇庁に仕える聖騎士となっている。一方、その親友であるリュリーティスは今代の聖女に選ばれ、その過酷な運命を受け入れるのだが、それも半妖になったアーナスを救うためという、お互いのことを想い合うからこそのドラマが作中では描かれる。

続いては本作のゲームプレイに関する、いくつかの特徴を紹介。まずはさまざまな武器を切り替えて戦うアーナスの戦闘スタイルに触れ、登場する武器の中からオーソドックスな剣、遠距離からの攻撃ができる銃、手数の多さで小刻みに攻める短剣の3つを映像で説明していった。

短剣

また、本作で欠かすことのできないのが、アーナスのサポート役として活躍する従魔(セルヴァン)たち。彼らにもアタックタイプ、サポートタイプなどさまざまなタイプが存在しており、ステータスを上昇させたり、装備を整えたりと、従魔の育成もゲームの楽しみの一つだと話した。

さらに、従魔の編成が鍵をにぎるアーナスの変身についても言及。編成画面で、従魔ごとに下部に表示される光の玉を一定数集めることで、トリッキーな動きで攻めるラピッドフォーム、遠距離から魔法による攻撃や支援を行うファントムフォームなど、それぞれに特徴的な形態へと変身が可能となる。

ラピッドフォーム ファントムフォーム

本作では、アーナスたちの前に立ちはだかる手強い大型邪妖も登場する。会場ではそんな大型邪妖を相手に、上記の要素を駆使して戦う様子を見ることができた。そして、改めて本作の発売日が9月17日に変更になること、限定版となるプレミアムボックスの内容が紹介された。

続いては、M・A・Oさんと四々丸氏が登壇してゲストトークのコーナーに。まずはM・A・Oさんがアーナスを演じる上で気をつけたところや、リュリーティスとの関係性を、四々丸氏がそれぞれのキャラクターデザインにかけたこだわりなどが語られた。

(左2人目から)M・A・Oさんと四々丸氏

また、アーナスが肌色多めな姿になるデスダンに関しては、アーナスが着ることになる白を貴重とした衣装が普段とは違うファンタジックなものになっている。変身フォームについても、アーナスの見た目だけでなく、性格や口調も変わってくるということで注目のポイントのひとつだ。

そのほか、ゲーム中に登場する従魔については、M・A・Oさんはサポートタイプがお気に入りとのこと。四々丸氏のデザインに関してもタイプごとに特徴が異なり、色の違いでわかりやすいようにしているなどの配慮もあるそうだ。

ここで、映像とともに初回封入特典として“特製従魔 がすとちゃん ダウンロードコード”が付属することが発表。がすとちゃんがガストのゲームに登場するのは実は初めてのこととなっており、菊地氏は本作にかける意気込みの表れだと話した。

その後はアーナス役のM・A・Oさんによる朗読会が行われた。今回の発表会のために用意されたというシナリオは、エージェントとして活躍するアーナスの身の上が語られるとともに、リュリーティスへの思いの丈が垣間見えるものとなっていた。

発表会の内容は以上となる。発売日が1ヶ月ほど延びてしまったのは残念ではあるが、今回の発表会で見ることのできた映像の数々が、より良いクオリティで楽しめることに期待したい。

よるのないくに

コーエーテクモゲームス

PS4ダウンロード

  • 発売日:2015年10月1日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

よるのないくに

コーエーテクモゲームス

PS3ダウンロード

  • 発売日:2015年10月1日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

よるのないくに

コーエーテクモゲームス

PSVitaダウンロード

  • 発売日:2015年10月1日
  • 15歳以上対象
  • PS Storeダウンロード版

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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