ChinaJoy 2015ではProject Morpheusも試遊可能！PS4「ストリートファイターV」やPS4「FFXIV」の中国展開が明らかになった「2015 PlayStation Press Conference in China」

0 2015年7月30日 01:00

担当：Gamer編集部

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ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は、7月29日に中国・上海でプレスカンファレンス「2015 PlayStation Press Conference in China」を実施し、中国での展開やChinaJoy 2015の出展内容を公開した。

7月30日から開催される中国最大のゲーム展示会ChinaJoy 2015にあわせて、7月29日に「2015 PlayStation Press Conference in China」が実施された。会場には中国や日本をはじめとしたアジアのメディアとゲームデベロッパーが招かれ、今後の中国での展開やChinaJoy 2015での出展内容が発表されたほか、キーパーソンへの合同インタビューを行うことができた。ここではカンファレンスの模様をレポートする。

織田博之氏

冒頭、デピュティプレジデント（アジア統括）の織田博之氏が登壇して挨拶を行い、クラウドファンディングや各ショップでの正規販売チャネル構築、そして本体購入時に2年間の保証を付与するといった中国での取り組みを説明。さらに、中国限定版やMIKU EXPO限定版といったオリジナルデザインのPS4のほか、VRシステムのProject Morpheus（以下、Morpheus）を紹介した。

吉田修平氏

ここで、ワールドワイドスタジオプレジデントの吉田修平氏が登壇しMorpheusの魅力を解説した。他社でもさまざまなVRシステムが開発されている中、Morpheusの特徴としてPS4向けの製品である点、多くのプレイヤーにとって扱いやすい点、そしてテレビとつなげばすぐにプレイできる点を挙げ、素晴らしいゲーム体験が可能になると魅力を紹介。120fpsいおる高精細な画面や、LEDモニタで実現した遅延の少ないなめらかな映像表現など他の製品との違いをアピールした。

そして、E3でMorpheus向けに20タイトルを展示し、大手メーカーからインディーまで多種多様なタイトルが開発されているとはなし、ChinaJoy 2015では「Summer Lesson」「The Deep」「ThePlayRoomVR」「HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO」の4タイトルが試遊出展されることが明かされた。

続いて織田氏より、中国市場向けにリリースされる豊富なタイトル群が披露された。PS4「Journey」が2015年8月18日に129元で発売されることや、PS4「JUST DANCE 2015」には中国の人気曲が収録され、PS4の同梱パッケージを2015年8月25日に発売することを発表した。オリジナルデザインのPS4が提供されるPS4「討鬼伝極」は2015年9月に発売、15周年を迎えた「三国戦紀」もPS4で登場する。

さらに、PS4「聖闘士星矢 SOLDIERS' SOUL」やPS Vita「ソードアート・オンラインロスト・ソング」、PS4「F1 2015」、PS4「TRANSFORMERS:DEVASTATION」などのタイトルを中国市場で展開することも発表した。

また、中国国内のデベロッパーのタイトルも多数紹介され、PS4やPS Vita問わず幅広いラインナップが披露されたほか、中国らしい世界観のタイトルも目立っていた。

添田武人氏

ここで、上海東方明珠文化発展総裁添田武人氏が登場し、ゲストクリエイターを次々と紹介した。

最初現れたのは、「ストリートファイターV」のエグゼクティブプロデューサー小野義徳氏。もう少しで30周年を迎える同シリーズだが、今作ではより多くの人が楽しめるデザインにしたことをアピール。ChinaJoy 2015の会場では、ケンでプレイできる試遊台が設置されるとはなし、是非体験してほしいと語っていた。中国でのリリース時期はセンサーシップが通り次第とのことだ。


小野義徳氏

吉田直樹氏

続いて登場したのは、「ファイナルファンタジーXIV」のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏だ。PS4版もPC版と同じく盛大遊戯とダッグを組み2016年に中国展開を行うことを明らかにした。また、PS4で展開するにあたり、SCEがサポートに入るとはなし、3社が協力してサービスを展開していくという。

さらに、BLUESIDEの「キングダムアンダーファイアII」、RED5 STUDIOSの「FIRE FALL」が開発中であることや、JOYCITYの「3on3 FREESTYLE」が開発されていることが世界で初めて明かされたほか、数多くのインディータイトルが紹介された。

敷地面積500平米を超えるChinaJoy 2015のPlayStationブースでは、中国本土で初めての試遊出展となるMorpheusや、PS4とPS Vitaの体験コーナー、大型ステージ、PlayStation商品の販売コーナーを展開、合計57タイトルを試遊出展（PS4：49台、PS Vita：16台）が出展される予定だ。