KADOKAWAは、PC向けRPG制作ツール「RPGツクール MV」を、2015年内に発売すると発表した。
「RPGツクール」は、“プログラムを覚えないでゲームを作りたい”“誰もが簡単にゲームを作ることはできないのか”という、ユーザーの思いを叶えるために生まれたオリジナルRPG制作ソフト。その最新作となる「RPGツクールMV」が、現在2015年内の発売を目指して開発中だ。
本作は、現在のゲーム市場の環境にあわせて、iOS/Androidでも遊べるゲームの制作が可能になっている。
また、PC版は従来Windows専用ソフトだったが、本作からMac版も同時発売が予定されている。これにより、ゲーム制作環境がより広がりそうだ。
「RPGツクールMV」特徴
スマートフォンのネイティブアプリも開発可能に!
データ形式では、Windows/EXE形式、Mac/APP形式、Android/APK形式、iOS/IPA形式の4種類でビルド可能。また各種ブラウザでプレイ可能なHTML5形式でも出力可能となり、ありとあらゆるデバイスで、制作したRPGの公開が可能となっている。
Mac版遂に登場!
「RPGツクールMV」では、シリーズ初のMac版が同時発売予定だ。
戦闘形式の「サイドビュー」と「フロントビュー」が選択可能に!
前作までは、戦闘形式において選択肢は無く「フロントビュー」のみだったが、本作より「サイドビュー」も選択可能となり、戦闘シーンの表現が広がった。
タッチ操作・マウス操作に対応!
制作したゲームをスマートフォンやタブレットでプレイするのに重要な、タッチ操作に対応。たとえば、パーティを移動させたい場合は、目的地をタッチするだけのらくらく操作が可能だ。もちろんPC系のプレイでもデフォルトでマウス対応しており、通常通りキーボードやゲームパッドでのプレイも可能となっている。
データベース項目の差異台数を2000個に倍増!
前作999が最大数であったデータベース項目:スキル、アイテム、武器、防具、敵キャラ、敵グループの最大数が2000に倍増し、ゲームの奥行きをさらに深く表現することが可能になった。
マップを自動で3層化!
前作までは上層タイルで重ねた透明部分がそのまま表現されてしまっており、切り替えが対応されていなかった。本作では、プログラムで上下を自動的に切り替えるので、簡単に3層構造の表現が可能になった。
マップ左上の最上層の2本の木の間に、キャラクターが通れるスペースが空いているので、 もう一本木を入れて塞ぎたい。 |
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以前までは時間がかかっていたそんな作業も自動でラクラクに! | |
簡単に3層構造のマップが完成! |
ゲーム画面の高解像度化!
前作の544pix×416pixから818pix×624pixへと高解像度対応。歩行キャラクターなども、基準サイズの32×32から48×48になった。また原則として、前作の画像を縦横1.5倍した内容となり、アニメーションや表現の幅が広がるとともに、多くのプレイ環境に対応した。