ノイジークロークは、9月5日19時配信予定のニコニコ生放送「おとや」について、出演者およびゲストの続報を公開した。
著名なゲームサウンドクリエーターが一堂に会し、出演者同士の“素”のやりとりをそのまま放送することで人気を博していたトークライブ番組「おとや」の5年ぶりの復活放送回。出演者には当時のレギュラーメンバーが全員再集結し、司会進行役に坂本英城氏と光吉猛修氏、コメンテーターに佐野電磁氏、下村陽子氏、なるけみちこ氏、光田康典氏が参加することが決定。
さらにスペシャルゲスト・古代祐三氏を迎え、ビデオゲーム黎明期から現在まで第一線で活躍し続ける古代氏とともに、ゲームとゲームサウンドにまつわるトークをたっぷり届けられる。また、番組ページに設置された「お便り投稿フォーム」から、出演者への質問やメッセージなどの募集も開始されている。採用者にはプレゼントも用意される予定とのことだ。
出演者紹介
スペシャルゲスト
古代祐三
1967年12月12日生まれ。O型。東京都日野市出身。父親は洋画家、母親はピアニストという恵まれた環境に育つ。幼少よりピアノ、ヴァイオリン、チェロを習い、8歳の頃から宮崎アニメで有名な作曲家、久石譲氏に師事。1986年日本大学櫻丘高等学校卒業。
その後、電波新聞社より発刊されていたマイコンBASICマガジン上に“YK-2”のペンネームでライターとして活動。ほぼ時を同じくしてサウンドプログラマーとして、「イース」「ソーサリアン」等、日本ファルコム社に作曲を提供する。そのキャッチーでアグレッシブな楽曲はPC-8801mkllSR シリーズの音源であるヤマハ YM2203を駆使して作曲され
た。
これらの楽曲は特徴的なベースラインを以って“古代節”とも呼ばれゲームファンの間で絶大な人気を集める。以降パソコン系ゲームメーカーのゲーム音楽を担当し、1986年には古代祐三名義のサントラCDをリリース。ゲームミュージックのジャンルとしては驚異的な売り上げを記録し、ゲームサウンドクリエーターとして不動の地位を築いた。中でも「ザ・スキーム」はゲームよりもCDの方が売れたという逸話もある。
古代の作風は初期のロック、中期のハウス・実験音楽、近年のテクノ・トランスや壮大なオーケストレーションまで多彩な才能を発揮し国内のみならず海外からも高く評価されている。2007年の「世界樹の迷宮」2008年の「世界樹の迷宮 2」ではPC-8801mkllSR シリーズが持つ独特のサウンド感を任天堂DS上に見事に表現、“真・古代節”を余すところなく展開し、旧ゲームミュージックファンのみならず過去の作品を知らなかった新しいユーザーからも絶大な支持を得た。
ゲームミュージックという世界において、古代祐三はつ䛽に第一線で活躍し続けているゲームサウンドクリエーターである。
代表作
「イース」「ソーサリアン」「ザ・スーパー忍」「アクトレイザー」「ミスティーブルー」「ストーリー オブ トア」「カイジュウの島」「シェンムー」「ベアナックル」シリーズ、「湾岸ミッドナイト」シリーズ、「世界樹の迷宮」2007「世界樹の迷宮 2」2008
司会
坂本英城
作曲家・株式会社ノイジークローク代表取締役。4歳からクラシックピアノを学ぶ。中学時代にゲームと出会い、ゲーム音楽家になることを決意。早稲田大学を卒業後、8年間のフリーランスを経たのち、2004年に株式会社ノイジークロークを設立、作曲家兼代表取締役となる。
多彩な表現で魅力ある音楽を提供し、その担当作品数は200タイトルを超える。2011年5月には「無限回廊 光と影の箱」にて「世界で一番長いゲーム用書下ろし楽曲」(1曲で75分07秒)の作曲家としてギネス世界記録に認定。2012年12月には琉球フィルハーモニー管弦楽団ゲーム音楽ディレクターに就任し、2014年3月に「沖縄ゲームタクト 2014」を開催。
そのメーカーや制作会社の枠を越えた、ゲーム音楽そのものを文化として捉えた積極的な活動は高く評価され、同年9月にはCEDEC AWARDS 2014 サウンド部門最優秀賞を個人として受賞する快挙を果たした。更に同年中に「TIME TRAVELERS(タイムトラベラーズ)」の主題歌「The Final Time Traveler」が、フィギュアスケートゴールドメダリスト羽生結弦選手の2014-2015年季エキシビジョンプログラムに選曲され、大きな話題となる。
この他にも、自社バンド「TEKARU」でのパフォーマンスや、ゲームコンポーザーによるトーク&ライブの配信など、話題作りやファンサービスを忘れない姿勢を貫いている。主な代表作に「モンスターストライク」(アニメ)、「大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー Wii U / 3DS」、「討鬼伝」、「タイムトラベラーズ」、「428~封鎖された渋谷で~」、「勇者のくせになまいきだ:3D」、「無限回廊」、「100万トンのバラバラ」、「龍が如く2」、「ポケモン不思議のダンジョン時の探検隊」などがある。
光吉猛修
1990年、株式会社セガ・エンタープライゼス(現 株式会社セガ・インタラクティブ)に入社。現在は第一研究開発本部 サウンドセクションに所属。代表作としては「デイトナ USA」、「シェンムー 一章 横須賀」、「WCCF」シリーズ等。最新作は音楽ゲームの「CHUNITHM(チュウニズム)。」
また、「バーチャファイター」シリーズの忍者キャラクター、影丸の声(VF2を除く)を始め、声優としてセガのゲームタイトルへ声の出演も多い。その傍ら、SST BAND、B-Univを経て現在はセガのサウンドスタッフをメインに構成されたSega Sound Unit[H.]にてボーカル、ベーシストとして音楽活動も行う。
最近では、ソロ活動も精力的に展開中、CHUNITHMプロモーションの一環として「歌い手」デビューも果たす。
コメンテーター
佐野電磁
株式会社DETUNE代表取締役社長。「リッジレーサー」「鉄拳」等のゲーム音楽、ニンテンドー3DS用ソフト「KORG DS-10」「KORG M01」、iOS用アプリ「iYM2151」「I am Synth」、ニンテンドー3DSダウンロード専用ソフト「KORG M01D」「KORG DSN-12」等の音楽制作ソフトの開発を手掛ける。
オリジナルアルバム「Gradation」もリリース。
下村陽子
大阪音楽大学短期大学部音楽科器楽専攻(ピアノ)卒。株式会社カプコン、株式会社スクウェア(現・株式会社スクウェア・エニックス)を経て、現在フリーランスの作曲家として活躍中。
打ち込み系のリズミカルなサウンドから、大編成のクラシカルなオーケストラ曲まで、幅広いジャンルをこなす。その中でも特に、メロディアスで切ない曲、激しくドラマティックな曲に定評がある。また、最近では作曲のみならず、作詞も手がけている。
主な作品は「ストリートファイター II」「LIVE A LIVE」「スーパーマリオ RPG」「聖剣伝説 -LEGEND OF MANA-」「マリオ&ルイージ RPG」シリーズ「キングダム ハーツ」シリーズ。
なるけみちこ
楽器店勤務を経て1990年に(株)日本テレネットに入社、ゲーム音楽制作を始める。その後独立しフリーの作曲家として「ワイルドアームズ」「ノーラと刻の工房」「大乱闘スマッシュブラザーズ X」をはじめ多数のゲーム音楽、サウンドトラックCDを制作。
2013年より自主制作CD「Feedback」シリーズを定期的にリリースするほか、オーケストラ公演、様々な編成によるバンドライブ、TVドラマやニュース番組、声優やアーティストへの楽曲提供、テーマパークの音楽制作、小学校の校歌作曲など多方面で活動中。
光田康典
1972年1月21日生まれ。1992年スクウェア(現スクウェア・エニックス)入社、1995年「クロノ・トリガー」で作曲家デビュー。「ゼノギアス」等の作曲を担当した後、1998年に独立。フリーランスで活動後、2001年プロキオン・スタジオを設立し、同社の代表を務める。
その後、「ゼノサーガ エピソードI」ではロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、韓国MMORPGの「LIME ODYSSEY」ではチェコ・フィルハーモニー・コレギウムを起用するなど、海外でのオーケストラレコーディングを取り入れ話題となる。
現在はテレビや映画、アニメ、ゲームなどジャンルにとらわれない多様な作曲をこなし、有名アーティストへの楽曲提供や人気急上昇中のヴォーカリスト、サラ・オレインの2ndアルバムプロデュースを行う傍ら、国内外のライブ出演や書籍の寄稿も積極的に行う。2015年には、作家デビュー20周年を記念して自らのプロデュースによるコンサートを開催するなど、その活動を多岐に広げ活躍中。
主な楽曲代表作に、「クロノ・クロス」「ソーマブリンガー」「新・光神話 パルテナの鏡」「SOUL SACRIFICE DELTA」NHK スペシャル「宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎」「イナズマイレブン1~3」「黒執事 Book of Circus」他多数。
「おとや」概要
番組:「おとや」第4回(仮)
主催:株式会社ノイジークローク
企画制作:株式会社ノイジークローク/株式会社ドワンゴ
放送:2015年9月5日(土)
時間:19時~23時(予定)
番組ページ:http://live.nicovideo.jp/watch/lv230766429
※ベージ内「お便り投稿フォーム」にて、番組や出演者への質問・メッセージなど募集中。
※メッセージ採用者にはプレゼントの予定あり。