【TGS 2015】PlayStation VRにも対応！ゲーム本編への出場権のかかった総選挙結果も発表された「DEAD OR ALIVE Xtreme 3」スペシャルステージ

総選挙結果発表のあとには、サプライズ新発表も飛び出す！

早矢仕洋介氏

本ステージに出演するのは、本作や「DOA」シリーズのプロデューサーを務める早矢仕洋介氏。早矢仕氏は本作の開発経緯に関して、「元々開発する予定はなかったのですが、特にDOA5でやわらかエンジンを搭載した際、エクストリームに関する要望が非常に多く寄せられまして。それだけ求めていただけるのであればと、制作に踏み切らせていただきました」と説明。元々ファンサービス的なタイトルでもあるだけに、ファンの声が届いたからこそ実現した企画だということを強調していた。

ただし、これまでシリーズを重ねていくうちにヒロインの人数を増やしすぎてしまっていたため、開発上の事情により人数を前作「Xtreme 2」と同じ9人に絞ることに。それならば人選はユーザーに決めてもらおうということで、PS Storeにて販売されている「DOA」ヒロイン達のカスタムテーマのDL数を投票に見立てて、「Xtreme 3」に登場することができる9人のキャラクターを決定する総選挙を行うことになったという。

総選挙では、格闘ゲームであるため使用する技の性能を語られることが多かった「DOA」本編シリーズと異なり、キャラクターそのもの魅力についてファン同士で語られることが非常に新鮮で、開発陣もキャラクター達のそれぞれの魅力について改めて認識できたと語っていた。

なお、噂の「やわらかエンジン」は「やわらかエンジン2.0」となって更にパワーアップ。開発陣の中でも盛り上がっているようで、開発フロアで画面を見たスタッフの足が次々と止まり人だかりができるのだとか。特にPS4版は凄まじいクオリティになっているそうで、プレイ動画の公開が待ち遠しいところだ。

そしてここからは、いよいよ出演キャラクターを決定する「第1回DOAX3総選挙！～ザック島行きチケット争奪戦～」の結果発表が行われることに。また1位のキャラクターにはPS4版、2位のキャラクターにはPSVita版の特典として特別衣装が製作されることも発表された。

事前に行われた中間結果では、特に登場ギリギリラインの9位前後の票数が互角の接戦となっており、先の結果が読めない展開。そんな中、まず先に発表されたのは5位から1位で、順位は以下の通りだ。

1位：マリー・ローズ（得票率：17.6％）
2位：ほのか（得票率：14.9％）
3位：かすみ（得票率：12.0％）
4位：あやね（得票率：8.2％）
5位：こころ（得票率：8.0％）

1位に輝いたのは、やはり中間投票でも圧倒的な強さを見せていたマリー・ローズに決定！　客席もこれは予想通りだったようで、「知ってた」という顔をしていた人も多く見られた。2位にはほのかと、新キャラクター達がワンツーフィニッシュ、5位にはこころもランクイン。3位にはかすみ、4位にあやねとシリーズの顔ともいえる2人がさすがの貫禄を見せつけた。

1位から3位の入賞者は、キャラクターからファンへ、応援してくれたことへの感謝のメッセージが送られたのだが、この際に実はマリー・ローズがエレナのメイドであること、ほのかにおばあちゃんがいることなど、これまでゲームで語られていなかった新たな設定がさらりと暴露されるというまさかの展開も起こっていた。

そして、残る出場権をかけた激戦を潜り抜けた、6位からの順位は以下の通りだ。

6位：女天狗（得票率：7.6％）
7位：ヒトミ（得票率：5.9％）
8位：紅葉（得票率：5.1％）

「アルティメット」のアーケードでデビューした女天狗、「NINJA GAIDEN」からのゲストキャラクターである紅葉という、ちょっと意外なキャラクター2人の参戦も決定。第一作目でパッケージデザインを飾った、エクストリームシリーズの顔とも言えるヒトミの参戦も決まったことに、「彼女がいなければエクストリームじゃありませんから」と早矢仕氏も一安心といった様子だった。

そして最後の1人となる9位に滑りこんだのは、このキャラクター！

9位：エレナ（得票率：4.9％）

中間結果では10位に甘んじていた「DOA2」から参戦するエレナが、ギリギリのところで逆転を果たし、見事入賞！これには会場も大盛り上がりで、今回設定が明らかにされたマリー・ローズとの絡みなども期待できそうだ。

今回の結果について早矢仕氏は、「新しいキャラクター達がファンに受け入れてもらえたようで嬉しい」と特に「5」や「ラストラウンド」から登場する新キャラクター達が大勢ランクインしていたことを喜んでいた様子だった。

総選挙の結果発表のあとには、新発表として本作の発売が2016年春頃になることが判明。まだ具体的な日などは明らかにされなかったが暑くなる前には発売できることを目指して開発を進めているとのことだ。

そしてここでまさかのサプライズとして、SCEJAが開発するバーチャルリアリティシステム「PS VR」への対応が発表！　まだ具体的にどのように対応するかなどはまだ未定のようだが、ユーザーからの要望は勿論、実際にVRを見た開発陣がとにかくやりたい！　という理由で対応を決めたのだという。2次元と3次元の垣根を越えるVRとの相性が良さそうなタイトルだけに、ファンにとってはたまらない仕様となりそうだ。

最後に早矢仕氏は、「当初は作るのが難しいと思っていたのですが、皆さんの声のおかげでこうして制作に踏み切ることができました。ナンバリングタイトルですから、いろいろな新要素も入れて鋭意開発中ですので、是非エクストリーム3をよろしくお願いします！」と感謝の言葉を述べ、ステージを締めくくった。

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