コーエーテクモゲームスは、2016年1月28日に発売を予定しているPS4/PS3/Xbox One/PC用ソフト「三國志13」について、「一騎打ち」「水上戦」「英傑伝モード」の情報を公開した。
一騎討ち
本作では、劉備、関羽、張飛ら三兄弟が呂布とわたりあった虎牢関の戦い、馬超と許ちょが鎬を削った潼関の戦いなど、三国志を彩った一騎討ちの数々が迫力の3Dで再現することができる。
「三國志13」の一騎討ちの特徴は、例え武力で上回る相手であっても、プレイヤーの腕次第で逆転を狙える点だ。一騎討ちには、下記のコマンドがあり、必殺や崩しには「闘志」と呼ばれるゲージを消費する必要がある。
攻撃:「攻撃」成功時に、敵武将に小ダメージを与える。「闘志」消費なし。
必殺:「必殺」成功時に、敵武将に大ダメージを与える。
崩し:「崩し」成功時に、敵武将に中ダメージを与え、次ターン敵武将は「防御」「必殺」ができなくなる。
防御:被ダメージ量が減少し、防御成功時に闘志が回復。
集中:闘志が回復するが、被ダメージ量が増大する。
次ターンの敵武将の防御・必殺を封じる「崩し」コマンドを成功させると、相手の行動を「必殺」で必ずダメージが与えられる「集中」か「攻撃」に制限できるため、計5回という限られた勝負の中で、いかに「崩し」を決められるか、そしてその後に「必殺」を行うための闘志をいかに溜めるかが勝負どころとなる。
また絆を結んだ武将がいる場合、「絆効果」によって闘志や体力を回復することがあり、より多くの武将と絆を結ぶことで、一騎討ちを優位に進めることが可能。
さらに、一騎討ちに勝利すると、武力の経験が得られるだけではなく、呂布などの武力に秀でた武将を打ち破ることでほかの武将を魅了状態にすることがある。魅了できれば親近感が上げやすくなったり、師事で特技や戦法を得やすくなるなど、プレイヤー武将のさらなる成長につながっていくぞ。
英傑伝モード
英傑伝モードでは、桃園の誓いや官渡の戦いといった三国志演義の物語を、ステージクリア型のキャンペーンモードとして追体験できる。
チュートリアルや簡易ナビを交えたタイムリーなヒントによって、達成感を得ながらゲームを進めることができる上、これまで本格的なシミュレーションゲームに馴染みのなかったライトファンであっても、三国志の世界観を楽しみながら本作のゲームルールに慣れることができるだろう。
こちらは英傑伝モードの最初のシナリオ「桃園結義」の序盤の一幕。劉備を主人公としたこのシナリオでは、関羽、張飛と義兄弟の誓いを立てる「桃園の誓い」がモチーフにされており、親しい武将を訪問して知り合いを紹介してもらったり、都市での名品購入などのゲームシステムを自然と物語を楽しむ中で理解することができる。
このほかにも、反董卓連合の結成に奔走する曹操、虎牢関の戦いで躍動する呂布など、三国時代の英傑たちの活躍がドラマチックに描かれている。
水上戦
水上戦には以下の特徴があり、野戦とは異なった遊び、戦術制を楽しむことができる。
陣が存在しない純粋な部隊同士の戦い
水上戦では、本陣や陣は存在しない。野戦と異なり、味方同士も重なって動くことが出来ない環境なうえ、船は後方には一切攻撃することができない。敵の裏をいかに突くか、部隊の操作が勝敗を決するためプレイヤーの手腕が戦況を大きく左右するだろう。また、水上戦マップの岩礁は毎回ランダムで場所が変更するため、毎回ことなるアプローチで敵の裏を突く駆け引きを楽しむこともできる。
士気が低下し続ける特殊な環境
水上戦では、時間経過と共に徐々に士気が低下する。時間と共に士気が下がるため、敵が潰走しそうなタイミングを狙って一気に戦闘を仕掛ければ、戦局を一気に有利に運ぶことが可能だ。周瑜や甘寧、呂蒙など、強力な水軍を誇る孫呉の幕僚の多くは「水練」という士気低下の影響を受けない特技を持っているため、水上戦をより優位に進めることが可能だ。
戦況を覆すコマンド「連環」
水上戦では、2部隊以上の味方部隊と「連環状態」になることが可能。「連環状態」になると、部隊の攻撃力、防御力が上昇する代わりに機動力が大幅に低下する。後方を狙われるリスクや、後述の火計によるリスクがあるものの、士気が低下を防げるため、連環の運用が勝敗に大きな影響を与えそうだ。
水上戦専用の火計システム「火攻船」
水上戦での火計は、指定した地面を燃やす陸上での火計と異なります。水上戦で火計戦法を使用すると、「火攻船」と呼ばれる兵器が出現、指定した方向へ直進する。
「火攻船」がぶつかった部隊は燃え上がり、さらに炎上した部隊に接触している部隊にも火計は延焼するため、大幅に士気を低下させられる。このため、火計は「連環状態」の敵部隊にはうってつけの戦法になっている。
ただし、「火攻船」は味方部隊にもぶつかったり延焼したりするうえ、耐久力があり敵に一定時間攻撃を受けると沈んでしまう。使用タイミングには、戦術的判断が必要になりそうだ。この「火攻船」を上手く操り、連環中の敵船を炎上させることができれば、自らの手で赤壁の戦いを再現することもできるだろう。