TSUTAYAは、同社の独自データベースを集計分析し、年末恒例のTSUTAYA年間ランキングを発表した。

目次
  1. ゲームソフト販売 総合部門ランキング
  2. ゲームソフト販売 PS3部門ランキング
  3. ゲームソフト販売 PS4部門ランキング
  4. ゲームソフト販売 PS Vita部門ランキング
  5. ゲームソフト販売 Wii U部門ランキング
  6. ゲームソフト販売 3DS部門ランキング

本ランキングは、TSUTAYAの独自のデータベースを集計分析したもので、ゲームソフト販売担当MDによる今年の総評や来年の予測もあわせて公開されている。

総評 ゲームソフト 販売担当MDリーダー:松尾武人

ゲームソフト販売 総合部門ランキング

1位 3DS「モンスターハンタークロス」

全機種の総合部門では、3DS部門トップのアクションゲーム「モンスターハンタークロス」が第1位に輝いた。シリーズ作品の大半は前作を割る販売を記録する中、本作は前作を超える販売となった。その理由としては、現在のシリーズユーザーに加え、5年以上前に他機種(PSP)でモンスターハンターをプレイしたユーザーが再び手に取っている為です。

他注目作品は、Wii U部門トップで総合の第4位に入ったWii U「Splatoon(スプラトゥーン)」。発売自体は5月ですが、異例のロングテールで発売から半年以上たった今でも好調に売れています。従来リアル系ゲームで多かったインターネットを利用した多人数対戦型のシューティングゲームに親しみやすいキャラクターを使用して低年齢層中心に大きな支持を受け、今期Wii U本体を一番牽引したタイトルになりました。

その他、昨年までは3DSが上位を独占していたランキングに、PS3やPSVなどソニープラットフォームもランクインしてきており、ユーザーがライフスタイルに合わせてゲームハードを選んでいる様子が分かります。また、PS3やWii U残念ながら集計期間の問題でランクインされていなかったPS4も販売が増えており、いつでもどこでも遊べるゲームだけでなく、より高いグラフィックでより多様な遊びが出来る据え置き型のゲーム機の販売が好調で、自宅のリビングに再びゲームが戻ってきている様子が伺えます。特にPS4に関しては10月に5,000円の値下げを実施して以降、好調な販売を記録しユーザーを拡大しています。

ゲームソフト販売 PS3部門ランキング

1位「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」

2015年のPS3部門ランキングの第1位には、2月26日に発売され、爽快感あふれるバトルで人気を博したアクションRPG「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」が選ばれた。第2位には、「テイルズ」シリーズ20周年記念で発売された本編15作品目のRPG「テイルズ オブ ゼスティリア」が見事に選出されている。

他ランクインした作品を見ると、「ワンピース 海賊無双3」や「バイオハザード リベレーションズ2」「ドラゴンボール ゼノバース」などアクション系作品が目立つ傾向となった。またアクションアドベンチャー「龍が如く0 誓いの場所」やサッカーゲーム「ウイニングイレブン2016」、シミュレーションRPG「第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇」など人気シリーズの最新作が強さを見せた。

ゲームソフト販売 PS4部門ランキング

1位「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」

スクウェア・エニックス発売のアクションRPG「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」が、PS3部門と同じく第1位を獲得。展開時期は短いながらも、11月6日発売の「コール オブ デューティ ブラックオプスIII」が第2位に、11月19日発売の「Star Wars バトルフロント」が第8位にランクインしている。9月から展開された「METAL GEAR SOLIDV:THE PHANTOM PAIN」は、通常版・スペシャルエディションが順当に3、4位へランクインした。

また、完全新作RPGとして注目を集めた「Bloodborne」も第7位に食い込んだ。全体的には、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)の人気がやや高く、PS3に比べてグラフィック性能が向上した分、映像美を楽しめる作品が多くランクインしている傾向だ。

ゲームソフト販売 PS Vita部門ランキング

1位「GOD EATER2 RAGE BURST」

PS Vita部門では、第2位のアドベンチャーゲーム「Minecraft:PlayStationVita Edition」以外は、ドラマティック討伐アクションゲーム「GOD EATER2 RAGE BURST」の1位を筆頭に第3~第7位、第9位へバンダイナムコエンターテインメントの作品が続々とランクイン。PS Vitaとの相性の良さを見せた。

作品別には、第1位の「GOD EATER2 RAGE BURST」を含め、第3位のアクションRPG「ソードアート・オンライン-ロスト・ソング-」、そして第5位の育成RPG「デジモンストーリー サイバースルゥース」などアニメ関連作が健闘。また、2015年10月度にゲーム全機種総合ランキングで売上本数1位も獲得している(ファミ通.com調べ)。都市型神話アクションRPG「東京ザナドゥ 通常版」が第8位に入った。

ゲームソフト販売 Wii U部門ランキング

1位「Splatoon(スプラトゥーン)」

5月28日発売のアクションシューティングゲーム「Splatoon(スプラトゥーン)」が第1位にランクインしたWii U 部門。第2位のユーザー自身が2D マリオのコースを作れる「スーパーマリオメーカー」を筆頭に、対戦型アクションゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」、パーティーゲーム「マリオパーティ10」、レーズゲーム「マリオカート8」、アクションゲーム「ヨッシーウールワールド」などマリオ関連作品が6作品もランクイン。

メーカー別で見ると、第4位のRPG「ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン」以外は任天堂作品がランキングを独占している。2016年も、スポーツゲーム「マリオ&ソニック AT リオオリンピック」や「ゼルダの伝説」最新作の発売が予定されており、任天堂作品の勢いは途絶えそうにない。

ゲームソフト販売 3DS部門ランキング

1位「モンスターハンタークロス」

「日本ゲーム大賞2015」でフィーチャー部門を受賞し、国内出荷本数が200万本を超えた「モンハン」シリーズ最新作「モンスターハンタークロス」が、第1位を堂々獲得。第2位は、PS2で2004年に発売され、今回3DS版として復活したRPG「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」が選ばれる結果となった。Nintendo64などで人気を博したアクションアドベンチャーゲームのリメイク作品「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D」も、第7位に選出されている。

そしてアクションRPG「妖怪ウォッチバスターズ 白犬隊」は第3位に、同時発売されたアクションRPG「妖怪ウォッチバスターズ赤猫団」も第5位に着地。また「妖怪ウォッチ2 真打」も8位にランクインしており、レベルファイブが底力を見せる格好となった。

TSUTAYA 調べ

TSUTAYA年間ランキング
http://www.tsutaya.co.jp/rank/year.html

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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