千葉・幕張メッセにて開催されている「闘会議2016」。1月30日の闘会議TVブース(R)にて、「レベルファイブVIPプレミアム・ステージ@闘会議2016[DAY1]」と題したイベントが行われた。
今回のステージイベントでは、レベルファイブが現在配信中のiOS/Android用アプリ「妖怪ウォッチ ぷにぷに」と、2016年にサービス開始予定のiOS/Android用アプリ「ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村(以下、ファンタジーライフ2)」の2タイトルが紹介された。
浜村弘一氏の“ガチプレイ”に会場からは大歓声!
まず「妖怪ウォッチ ぷにぷに」のコーナーでは、レベルファイブの代表取締役社長 日野晃博氏と広報の高島彩氏、さらにカドカワ 取締役の浜村弘一氏が登壇。このようなユーザー向けのイベントにはなかなか登場しない浜村氏の存在が異彩を放つステージであったが、実は同氏は「妖怪ウォッチ ぷにぷに」の熱狂的プレイヤー。ステージ上では早速、浜村氏による“ガチプレイ”が披露された。
平均スコアは200万点を超えると豪語する浜村氏だが、実際そのプレイスキルはかなりのもの。一度ゲームがスタートすると、目にも止まらぬ指さばきで妖怪ぷにを消していく。必殺技をハイペースで使用していく積極性も見事で、そのプレイスキルに日野氏も見入っている様子だった。また、プレイの速さと正確さは会場のファン、さらにはニコニコ生放送で視聴していたユーザーにも驚きを与えていたようで、終始歓声と拍手、コメントが湧き上がっている状態だった。
そんな浜村氏は、2,223,117点という驚愕の記録をマーク。本人は「とても緊張しました」と謙遜をしていたが、日野氏からは「これは凄いですね…」と感嘆のコメントが飛び出すほどだった。
浜村氏は高得点を叩き出すポイントとして、プレイ前の入念な準備を挙げていた。例えば、両手を巧みに使うために端末はテーブルに置き、さらに端末の動きを抑えるために、手前にストッパーを配置するという。加えて両手にたっぷりとハンドクリームを塗ることも大切だと浜村氏は語る。なんでも、ハンドクリームを塗るか塗らないかで、20万点は差がつくというのだ。
そして事前に選択する5つの妖怪ぷには、必殺技やレベルもさることながら、視認性が大切であると解説。どの妖怪ぷにを消すかを瞬時に判断しなくてはいけないため、色で判断できるようにしているとのこと。
すると浜村氏は、以前から視認性をさらに高めるために「赤い色のヒーラーが欲しい」と、日野氏に相談していたと明かす。これに対して日野氏は、本作オリジナルの妖怪として、椿姫を実装すると発表した。椿姫の実装は2月中旬以降とのこと。さらに具体的な時期は明かされなかったものの、新シーズンのスタートも控えているそうで、こちらは新ストーリーや新妖怪の追加、ビジュアル面の変化も予定しているという。
ちなみに椿姫だが、攻撃と回復の両方を兼ね備えた、非常に強力な妖怪であると日野氏は話した。また、今後はアニメや「妖怪ウォッチ」本編に逆輸入される可能性もあるという。
「ファンタジーライフ2」実機プレイでビレッジ作りの全貌が明らかに
浜村氏が降壇すると、続いては「ファンタジーライフ2」のコーナーがスタート。本作は、ニンテンドー3DS用ソフトとして発売された「ファンタジーライフ」シリーズの最新作。スマートフォンにハードを移した本作では、12のライフ(職業)から好きなものを選び、ときにはバトルを楽しんだり、またあるときは採取や釣りに励んだりと、思い思いの楽しみ方ができるRPGだ。
このステージでは、本作を紹介する際に度々登場するキグルミ族グッチを中心に、実機プレイが公開。人によってまったく違った遊び方のできる作品だが、今回はその中から自分だけの街を作成できる「ビレッジ作り」の流れが紹介された。
「ビレッジを作ることで、連れてきた仲間が個性的な行動をとってくれる。それがやりがいにも繋がります」と日野氏も語っていることからも、本作の中核であることが伺えるビレッジ作り。基本はクエストをこなして素材を集め、それを元にさまざまな建物を建設していくという内容だ。建物の種類もさまざまで、確認できただけでも訓練場や工房、闘技場などの施設から、ベンチやブランコといったオブジェクトも存在する。
また、本作には時間の概念があり、昼はベンチやブランコなどを集めた憩いの場に住人が集まるが、夜だと閑散とした様子になる。反面、夜はバーなど特定の施設が賑わいを見せるようだ。さらに街の住人の中には、前作で登場したキャラクターも確認できた。システムを踏襲しているだけでなく、設定面でも前作との繋がりがいくつかあるようだ。
しばらく実機プレイで建設を繰り返していると、やがて素材がなくなってしまい、クエストに挑戦することになる。クエストは4人同時プレイが可能なので、今回は日野氏を含めた司会陣が揃ってプレイしていた。
挑戦したクエストは、とあるエリアにいるボス「スナトカゲロード」を倒すというもの。4人は傭兵や魔法使い、料理人といった職業で、果敢にモンスターに攻撃を繰り返していた。料理人というと、一見戦闘には不向きなようだが、実際は料理で味方の体力を回復できる重要な役割を持つ。攻撃と支援を見事に使い分けた4人は、難なくボスを撃破し、無事に素材も入手していた。
ビレッジ作りとクエスト挑戦だけでも充分なボリュームを感じ取れたが、本作には職業ごとのミニゲームやキャラクターのカスタマイズなど、まだまだ楽しみが用意されている。残念ながら配信時期などは明かされなかったが、期待感の膨らむステージであったことは間違いない。
最後に日野氏は、闘会議2016に訪れたファンの熱気に感動したとコメント。「クリエイターとファンが一体となったイベントで、とても楽しかったです」と付け加え、ステージは幕を閉じた。