アルファポリスより配信されたiOS/Android向けアプリ「リ・モンスター」。最強のゴブリンを目指して四方から迫る敵と戦いまくる本作の先行プレイレポートをお届けする。

目次
  1. 最強の傭兵団を作ろう
  2. 前後左右から迫る敵を撃破しろ!

「リ・モンスター(Re:Monster)」は、アルファポリスが刊行する書籍「Re:Monster」が原作のリアルタイムバトルゲームだ。

原作は、弱肉強食の異世界で有能な部下や仲間たちとともに繰り広げられる、痛快下剋上サバイバルファンタジー。前世で不運な死を遂げ、目覚めると最弱ゴブリンに転生していた「ゴブ朗」が主人公だ。最弱だったゴブ朗は、喰えば喰うほど強くなる「吸喰能力(アブソープション)」で異常な進化を遂げ、ゴブリン・コミュニティのトップに君臨する。

iOS/Android用アプリ「リ・モンスター」(以下、本作)でも、生まれ変わってゴブリンとなったプレイヤーが、集めた仲間とともにモンスターたちとのリアルタイムバトルに挑む。迅速な判断と的確な操作が求められる本作のシステムと魅力を、配信前にいち早く紹介しよう。

最強の傭兵団を作ろう

物語は、死んだはずがゴブリンとなってしまった主人公(プレイヤー)が目覚めるところから始まる。主人公は「あかね」に出会い、弱肉強食の世界を生き抜く手ほどきを受ける。仲間とともに傭兵団を組んで迫りくる敵を倒し、喰い、強くなっていくのだ。

本作はいわゆるタワーディフェンスゲームだ。ゲームを進めるには傭兵団を組む必要があるので、まずは傭兵団の編成から紹介していこう。

傭兵団は、自分と友軍を含めて最大6体のユニットで編成する。つまり好きなユニットを4体まで選べるということだ。ユニットには「軽武装」「魔法行使」といったさまざまなタイプのものがおり、それぞれ攻撃方法や能力に特徴がある。

ユニットは、前衛・中衛・後衛と分かれた3×3のマス目に配置する。重武装は前衛、支援は後衛など、タイプによって向いているポジションがあるので、それぞれの役割を考えながら配置していこう。編成は複数登録できるので、バランスを取ったものや、ある一種に尖らせたものまで登録しておき、作戦によって使い分けるのも良さそうだ。手っ取り早く決めたい人は「おすすめ編成」を選ぼう。

自慢のユニットで傭兵団を編成したら、いざ狩りに出発!

前後左右から迫る敵を撃破しろ!

狩りでは、プレイヤーは自軍を操作しながら向かってくる敵を迎撃し、殲滅していく。操作といっても難しいことはなく、各ユニットは自分の攻撃範囲に敵が侵入したら、オートで攻撃してくれる。前衛・中衛・後衛で攻撃範囲が変わるユニットもいるので、ユニットをタップすると表示される攻撃範囲をよく見ておこう。

自軍ユニットの行動範囲は、3×3のマス内のみ。移動は1マスずつ行い、誰かがいるマスには移動できない。これが本作の大きな特徴につながる。

タワーディフェンスといっても、本作の敵は左から来るのみにあらず。四方八方から敵が襲いかかってくるステージも存在するのだ。さらにWAVE(1ステージ内のバトルの単位)が変わると、3×3マス内の前衛~後衛の位置が変わるステージもあり、直前まで後衛にいたユニットがWAVEが変わった瞬間に前衛になっている、なんてことも。

そんな状況では、ユニットがいるマスには移動できない制約もあり、ユニットが最大限能力を発揮する陣形を整えるにも一苦労。その間にも敵はどんどん近づいてくる。これがかなりスリリングで、煩わしさよりもむしろ強いドキドキ感が味わえるのだ。

赤いパネルが前衛、緑が中衛、青が後衛。必ず左から並ぶとは限らない。

さて、さすがに周囲を囲んでくるほどの敵に襲われると、ユニットの力だけでは捌き切れずに押し込まれてしまう。そんな時に役立つ――というより、むしろ必須なのが主人公のアビリティだ。

戦闘画面の右に並んでいるパネルが、主人公の持つアビリティだ。敵を直接攻撃するもの、敵味方にバフ・デバフをかけるものなど、その種類はさまざま。任意のマスにパネルをドラッグするとそこでアビリティが発動する仕組みで、中にはチャージして威力を上げられるものもある。アビリティはマスに対して発動するので、敵にぶつける際には対象が移動しない時を狙おう。

アビリティの発動にはそれぞれに定められたMPを消費するが、MPは少なくとも序盤ではそこまで気にしなくていいほどすぐに溜まる。ただし、一度発動したアビリティにはクールタイムが発生するので、同じものを連発することはできない。

こうしてステージをクリアすると、さまざまなアイテムやユニットが手に入る。ユニットはそのまま受け取ることもできるが、他に「解体」「食べる」という選択肢も。これが原作にも出てくる「吸喰能力」で、これこそ「リ・モンスター」の世界観の特徴を反映したシステムだろう。

「食べる」を選択すると、ラーニングを行って新たなアビリティを習得することがある。「解体」をすると肉やら角やら、そのユニットにちなんだアイテムが手に入り、これらを使って段階的にアビリティを身に着けたり、ユニットを強化することが可能だ。

このアビリティが、四面楚歌の狩場を切り抜ける切り札になる。もう少しで倒せる敵に直接攻撃型のアビリティを使って早くにとどめを刺したり、仲間の行動速度を上げたりと、用途はさまざま。目に見えて効果があると感じたのは、攻撃力をアップさせるアビリティだ。

初めてプレイして、スタミナの続くがままに進めてきた人は1章終盤のあたりでつまづくかもしれないが、攻撃力アップをはじめとするアビリティをたくさん覚えて再挑戦してみよう。見違えるほど倒しやすくなる。

戦闘に持っていけるアビリティは10個まで

さて、はじめは素っ裸の主人公ゴブリンだが、ちゃんと装備品も用意されている。「設備」画面にいくとさまざまな施設があり、物語を進めるとここに鍛冶屋を建てられるようになるのだが、この鍛冶屋でユニットが身に着ける多彩な装備が作れるのだ。

なお、ここには鍛冶屋のほかにもさまざまな施設がある。建てておくと冒険に役立つものばかりなので、余裕があるときに建設したり、レベルを上げておこう。

ゴブリンは特定の条件を満たすことで、多種多様な姿に進化できる。Lv.100が最初の条件と知っていささか面食らったが、ゴブリンは経験値が多く入ってレベルが上がりやすいので、クエストをこなしていけば遅からず進化できるようになるはずだ。

本作は、自分が強くなっていることが強く実感できるゲームだ。またアビリティセットやユニット編成で、例えば「毒」に特化したセットを組むなど、何かに特化した戦い方もできる。自由度が高く、“遊び”を受け入れてくれる作品なのだ。原作を知っている人もそうでない人も、下克上とゴブリンの王を目指し、今日も狩って、解体して、食べよう!

リ・モンスター

アルファゲームス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2016年2月18日
  • 価格:基本無料

    リ・モンスター

    アルファゲームス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2016年2月15日
    • 価格:基本無料

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