2016年5月をもちまして、Gamerは5周年を迎えます! いつも記事を読んでくださっている皆さまへの感謝を込めて、5月17日より5周年プレゼント企画を実施します。

毎年行っているこのプレゼント企画では、毎回Gamer編集部からもプレゼントを用意しています。今回は編集部メンバーが是が非でも手にしてほしいとおすすめするゲームソフト&アイテム詰め合わせ!

とはいえただ詰め合わせをプレゼントするだけではつまらないので、今回はチョイスした編集部の、その作品に対する思いや選んだ理由などをパッションの赴くままに語ってもらいました。

5周年プレゼントは、これまでのプレゼント企画の中でも最多の当選人数となっています。実に多彩な作品・アイテムが揃っていますので、ぜひぜひ応募してみてくださいね。

ささみのおすすめ PS4版「DARK SOULS III」

「DARK SOULS III」は、フロム・ソフトウェアが手掛ける「Demon's Souls」から始まったソウルシリーズの第4作目にして「DARK SOULS」シリーズの完結作。

「Demon's Souls」から脈々と受け継がれてきた、“Try & Death”をモットーとした高難易度のゲームデザインはそのままに、新要素“戦技”の追加によってアクション性により戦略的な深みを追加した作品となっている。

プレイヤーは“火の無い灰”と呼ばれる存在となり、闇に覆われかけた世界に再び火を取り戻すため、偉大な力を持った“火継ぎの王”たちの元を巡ることとなる。その首を、新たな火の薪とするために。

本作の魅力は、何といっても次世代機のマシンパワーをフルに活かしたビジュアルと、それによって描かれるシームレスで広大な世界、そして各所でプレイヤーを待ち受ける理不尽なほど危険で強大なボスとの死闘だ。幾度打ち倒されても挑戦を続け、そのうちに見出した活路と好機を掴んだ時の興奮は、きっと一度味わうと病みつきになってしまうはず。

また、本作…というかシリーズの共通点として、大まかな目的はあるものの、基本的にRPGのようにしっかりとしたストーリーが作中で語られることはない。ただ、そこに存在するNPCたちの会話や関係、土地や概念といったものすべてが作品の世界観と深く結び付いており、それらをパズルのように繋げては離していきながら多数の物語を空想していけるのは本作ならではの楽しみだろう。

ゆえに本作では、プレイヤーの選択によって物語の結末が変わることもある。NPCを含め、理由なく自分以外のすべての人物を殺めることもできる。“火を取り戻す”という本作の大本となる目的でさえ、プレイヤーの決断によっては変えてしまえるのだ。

明朗なストーリーが語られないからこそ、シリーズをプレイしたことがない人でも本作から十分にソウルシリーズの楽しさ(難しさ)を味わうことができる。もちろん、シリーズ経験者には、思わず過去作を懐かしんでしまうような要素やファンサービスが盛り込まれているので、まだ本作に触れていない人はぜひこの機会に再び人間性を捧げてみてほしい。

TOKENのおすすめ PC「シンフォニック=レイン」

プレゼントは右の普及版になります
プレゼントは右の普及版になります

みなさん、「シンフォニック=レイン」というタイトルをご存じでしょうか?

こちらは2004年に工画堂スタジオから発売されたPCゲームですが、これが今なお私の中で鮮烈な印象を残しています。ほかの担当は恐らく最新のタイトルを選んでくれると信じて、あえてこの機会にオススメしてみました。

ベースはテキストを読み進めるアドベンチャーゲームで、ところどころでフォルテールと呼ばれる架空の鍵盤楽器を使って演奏するミュージックアクションパートが存在しています。登場するヒロインたちから1人のパートナーを選び、迫る卒業演奏を成功させるというのが、ゲーム進行上の目標となっていきます。

ミュージックアクションパートは、五線譜上に流れてくる音符に書かれたアルファベットに対応したキーボードを、タイミング良く叩くだけのシンプルなもの。10曲プレイ可能で、難易度も3段階用意されているなどボリュームもありつつ、音楽ゲームが苦手という方は設定でスキップすることもできます。

このように、ゲームとしては非常にシンプルな構成なのですが、個人的にプッシュしたいのが西川真音氏によるシナリオと、それを演出する仕掛けの数々です。テキストではキャラクターのセリフや人間関係の見せ方などで上手く誘導するかたちで丁寧に伏線を張り巡らせているのですが、さらに言うとキャラクターの視点とプレイヤーの視点を上手くリンクさせることで、さらに深く真実を印象づけます。

本作では、可愛らしくもどこか儚さを漂わせるしろ氏による原画、そして一年中雨が降るという街という舞台背景を表現した音や背景なども魅力ですが、とりわけ音楽が重要な要素となっています。実はシンガーソングライターの岡崎律子さんにとっての遺作ともいえる作品となっているのですが、岡崎さんの作り出した曲はどれも作品世界を表現するには欠かせない、単なるキャラクターソングにとどまらない魅力があります。

主人公のクリスや4人のヒロインを待ち受ける結末は、明るいものだけではありません。どこか物悲しさを感じさせつつも惹き込まれる、作品の世界をぜひ堪能してもらえると嬉しいです。

※今回プレゼントする普及版の対応OSはWindows 98/98 SE/2000/Me/XPとなりますが、Windows 10で動作確認済みです。

ここのつのおすすめ PS4版「ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター」

Gamer5周年を記念して、いつもお世話になっている皆様に編集部からのプレゼント企画―すごい、太っ腹だ! 自分だったらこのゲームが欲しい! というフレッシュな気持ちで筆者が選んだタイトルは、「ファイナルファンタジーX」。

プレゼントには来るシリーズ最新作に備える意味でもPS4版「ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター」をチョイスしたが、筆者はPS2版でしかプレイしていないので、当時のことを思い出して大好きなアーロンさんの話ができれば御の字だ。

「ファイナルファンタジーX」が発売されたのは2001年7月。「FF」シリーズでは初のてPlayStation2タイトルということで、とにかくグラフィックが綺麗、そしてフルボイスがついている! と当時はドキドキでPS2本体と一緒に本作を親に購入してもらった。余談だが、筆者はPlayStationを「ファイナルファンタジーVII」、PlayStation3を「ファイナルファンタジーXIII」のために、そしてPlayStation4を「ファイナルファンタジーXV」に向けて購入する。自分のゲーム史の軸に「FF」があると思うと感慨深い。

「ファイナルファンタジーX」ってこんなゲーム

「ファイナルファンタジーX」はスピラと呼ばれる異世界を舞台に、主人公・ティーダが召喚士・ユウナとともに「シン」と呼ばれる絶対的な脅威を倒す旅を描いた物語。

東洋テイストな世界観のスピラでは、人々は破壊と死を撒き散らす「シン」に怯え、「エボンの教え」を教義とするエボン教と、シンを討ちナギ節をもたらす召喚士を心の支えに生活している。ティーダは召喚士であるユウナを守るガードとして共に旅立つが、「スピラ」にはティーダはもちろん、ユウナも知らない真実が隠されていた。

「IX」までのシリーズとの違いとして、フィールドがフル3Dになり視点も自由にグルグル駆けまわったり、バトル中は戦うメンバーをチェンジさせたり、自分のターンに熟考して仲間とモンスターを待たせたることも可能に。さらに召喚士・召喚獣がカギとなる世界観にあわせ、バトルにおける召喚獣のコマンド選択が可能になり、使役する存在というより仲間という認識ができるようになっている。

また本作では、作りこまれた世界観やキャラクターの細かい表情や仕草を表現するグラフィックの美しさ、そして物語を彩るフルボイスによって当時では新鮮な没入感が味わえた。ユウナが切なそうに笑うと胸が苦しくなり、ティーダが大笑いするとつられて笑ってしまう、確かにあの頃、筆者はスピラのモブ幻光虫としてみんなの旅路を見守っていた。

アーロンさんの傍らにいた幻光虫にしか見えないストーリー

本作の印象的なキャッチコピーに「世界一ピュアなキス。」という、作中の指折りで切ないシーンを示したものがあった。ティーダとユウナは序盤から淡い恋心を寄せ合い、旅を通じて絆で結ばれていくのだが、物語が進み「スピラ」の真実が明らかになるにつれ、2人の物語は切なさを増していく。

世界の矛盾に晒され、それでも運命に立ち向かう純粋な2人の心情に沿ってプレイし涙するのが本作のセオリーだが、筆者はこの物語を別の視点、伝説のガード・アーロンの立場で追体験することを強くオススメしたい。

アーロンは、本作で描かれた物語の10年前にティーダの父・ジェクトと、召喚士であるユウナの父・ブラスカのガードを務め、スピラにナギ節をもたらした「伝説のガード」と称される人物。だが実際は召喚士とガードの命を代償に「シン」を倒すことに疑問を呈すも、結局「次は『シン』が復活しないかも」という根拠の無い希望にすがるしかなく、ジェクトとブラスカを失ってしまった。

そして短いナギ節の後、再びシンが現れ憤ったアーロンはユウナレスカと対峙して死亡。だが強い想いで死人として具現化しティーダを10年間見守っていたのだ。

これを踏まえると、本編の冒頭でティーダに「これはお前の物語だ」と告げるシーンから物語が違った色を見せる。生を終えた自らの立ち位置に一線を引き、すべてを知りながらもティーダを支え導くことに徹するアーロンの視点では、ティーダの熱く青い感情や行動に10年前の自分を重ねて何を思うのか。そして寡黙を貫いたアーロンが仲間に、そして「シン」と死の螺旋を享受してきた「スピラ」と過去の自分に最後に問う決断に込められたものを考えると当時も今も涙腺が緩む。

このようにアーロンの立場で展開される物語では、ティーダとユウナの視点とは異なる35歳の熟成された哀愁と熱が感じられるので、ぜひとも意識してプレイしてみてほしい。

ばかいぬのおすすめ 3DS版「ポケットモンスター 赤・緑」

1996年の夏。一人実家に帰省していた母を迎えに、父と2人で都心の駅まで向かいました。覚えているのは、父が運転する車の後部座席から見上げた高いビル群。東京駅だったか銀座駅だったか、記憶はおぼろげです。それでも、母を待つ間にデパートで「ポケットモンスター 緑」を父に買ってもらったときの喜びは、はっきりと覚えています。

同年の2月27日に発売された「ポケットモンスター」は、小学生を中心に話題となり、瞬く間に大ヒット作品となりました。当時小学4年生だった僕もご多分に漏れず、親におねだり。しかしハローマックに行ってもトップボーイに行っても売り切れで、半ばあきらめていました。

そんな時に繁華街のデパートでめぐりあった「ポケットモンスター 緑」。当初は赤を欲しがっていたばかいぬ少年でしたが、子供心に「これを逃すまい」と思ったのでしょう。父の「緑でもいいか?」との質問に、こくりと頷きました。

帰りの車中。僕はあの紙製のパッケージを開け、透明なプラケースに入ったソフトですぐにでも遊びたくて、街灯のあかりを頼りに説明書を読んでいました。FMラジオから流れてきたのはPUFFYの「アジアの純真」。僕にとってはとても思い出深い、今でも好きな一曲です。

2016年冬には最新作「サン・ムーン」が発売される「ポケットモンスター」。同じく2016年2月にはゲームボーイ版「ポケットモンスター」が、ニンテンドー3DSバーチャルコンソールとして復刻しました。

現在は携帯機のみならず、Wii Uなどで3Dでも描写されるポケモンたちですが、当時は当然ながらドット。しかしこのドットが今となっては新鮮なのか、グッズ化されたり、ナノブロックにまでなったりしています。描写方法が変わっても、ポケモンの魅力は変わらないのですね。

それは「ポケットモンスター」の“集めて、育てる”というゲーム性も同じ。初代作品から変わらない、「ポケットモンスター」の大きな魅力です。ピカチュウを探してトキワの森を歩きまわったこと。アニメ版の「さよならバタフリー」で感動し、バタフリーを育て始めたこと。「スーパーマリオスタジアム」でケンタロスやスターミーの強さを知って真似したこと。自分で集めた好きなキャラクターに、いろんな思いが込められる作品なのです。

だからこそ、初代作品をプレイしたことがない人が遊んでも、きっと楽しめるはず。「ポケットモンスター サン・ムーン」にも、ポケモンバンクを通じてポケモンを連れていけるようになりますし、ぜひプレゼントを当てて、今から「ポケットモンスター 赤・緑」をプレイしてみてください!

ガッキーのおすすめ「a day」リードディフューザー100

“五感”に訴える一つ上のゲーム体験をあなたに――

今年のGW、いかがお過ごしでしたか? なかでもゲームセンターで3~8時間と長い長い時間を過ごした方。お友達、お友達。それにしても「艦これアーケード」すごかったですね。今もそうですけど。昨今はさまざまなタイトルがゲーセンに投入されていますが、ここまで店舗全体に波及する作品は、近年でも稀といえるのではないでしょうか。

ところで、みんな欲しいんでしょ……? お店ですぐにプレイできる順番が……? まあ、あげられませんけどね。店内一致団結して追い出されることでしょう。かといって、私の主力艦である愛宕と北上さんをあげるなんてトンデモナイ! ただし、島風でも秋月でもなく川内、「川内」をトレードに出してくれるのならお引き受けいたしましょう。「それならぱんぱかぱーんだよ!」という人、ぜひともお待ちしております。

さてと本題に入りまして、今年は“VR元年”と言われており、バーチャルリアリティを用いた新機軸のゲーム体験が花開く年となります。しかし、それでいても、ゲームが支配できている人間の領域はたったの四感。たったの四感に留まっているのです。手で遊び、耳で聴き、目で見て、生唾を味わう――ここまでが私たちのゲーム体験の限界です。

そんなわけで今回は、時代のさらに上に行きたいあなたに、“新次元のゲーム体験を提供”しちゃおうと思います。たった一つ残された感覚が錆びてしまわないように、次世代ゲームプレイヤーとしてのセンスを今から磨き、周囲にニュージェネレーションの風を吹かしてみてはいかがでしょう。あんまりしつこいと煙たがられますけどねっ!

※お贈りするのは“やさしい毎日…”がコンセプトのライフスタイルブランド「a day -アデイ-」のホームフレグランス。ガラス容器の中にリフィル(香る液体)を数cm入れ、その中にスティックを刺すとあらやだ、お部屋がプロヴァンスな香りに。清涼感たっぷりのペパーミントと、まろやかな甘みのシダーウッドの芳香で、日々の生活を豊かにしましょう。

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ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

※画面は開発中のものです。

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