バイキングが本日5月27日より全国7ヶ所にてロケーションテストを開始した新作アーケードタイトル「マジシャンズデッド」。同日となる今日、東京・秋葉原Heyにてセレモニーイベントが開催された。
本作は、「魔法使い」と「超能力者」、異なる力を持ったキャラクターたちが3対3のチームに分かれて戦うオンラインマルチ対戦型のアクションゲーム。
非接触型モーションセンサーを用いた新しいゲームプレイを採用することにより、まるで実際に魔法や超能力を使って戦っているようにゲームを楽しむことができる。
ロケテストが開始された本日5月27日に、実施店舗の一つである東京・秋葉原Heyにてセレモニーイベントが開催された。本イベントには、“ハンドパワー”でおなじみのMr.マリックさんと、ファンを魅了するメロメロの魔法を常に振り撒いている嗣永桃子さん、そして本作の開発ディレクター 兼 同社代表取締役の尾畑信一郎氏が出演。
会場では、本作のゲーム内容が分かりやすく紹介されたデモムービーが公開、実機でのゲームプレイも行われた。
デモムービーでも紹介されているように、実際に指や手を使った“超能力の疑似体験”が最大の特徴となる本作。尾畑氏は本作を製作したきっかけについて、「子供の頃、『スターウォーズ』のフォースに憧れていた」とコメント。「あんなふうに実際に超能力が使えたらどんな感じなのかな…と、そんな子供の頃の夢を現代の技術で叶えた作品です」と続けた。
そんな超能力に対して強い憧れを抱く尾畑氏に、マリックさんが本物の“ハンドパワー”を披露してくれることに。
取り出されたのは、一見して何の変哲もない普通のスプーン。マリックさんはスプーン同士で叩き合ったり、嗣永さんや尾畑氏に手渡して、その硬さや何の仕掛けも施されていないことを周知した。マリックさんはこのスプーンを使い、ゲーム内でも行われている“手をかざすだけで物体を動かす”…いわゆる念力を行うというのだ。
「まさか」と半信半疑な嗣永さんと尾畑氏を尻目に、マリックさんは椅子の上に安置したスプーンに向けてハンドパワーを注入。しばしの後、一際大きくハンドパワーを注ぐと、スプーンが大きく移動をはじめ、ついには床へと落下した。
……文章にすると味気がなくなってしまうのが非常に申し訳ないのだが、ともかく動いたのだ。手を触れずに。本当に。びっくり。
そして、スプーンといえば曲げるのが相場というもの。続いては、嗣永さんが持ったスプーンを、マリックさんがハンドパワーを送って曲げてしまうという。
先ほどの念動を目の当たりにして、やや緊張気味の嗣永さん。左手にスプーンを持ち、空いた右手でマリックさんからハンドパワーを受け取る。それが右手から右肘、肩、左肩、肘、手へと伝っていくと……
曲がった。
手の中でぐにゃっと外側に向けて大きく曲がっていくスプーンを見て、興奮しつつもおっかなびっくりといった様子で曲がったスプーンを触って確かめていた。当たり前だが、左手一本でスプーンをへし折れるほどの力は嗣永さんにはないということを一応記しておこう。ハンドパワー、きてます。
今度は尾畑氏がスプーンを持ちながら、マリックさんがその先っぽを切断することに。今一度両手でしっかりとスプーンを握り、その強度をチェックする尾畑氏。男性が力任せにやれば曲げることくらいは造作もないだろうが、今回は人差し指と親指でつまんだ状態のこれを切断するというのだ。
尾畑氏が掲げたスプーンにマリックさんがハンドパワーを送ってしばらくすると、つままれた部分がまるで軟体のようにぐにゃぐにゃと動くようになった。そして次の瞬間には、ぽろっと、花びらでも落ちるようにスプーンの頭が取れてしまった。
このほかにも、マリックさんはより強力な念力ということで横になった嗣永さんを浮かせたほか、大きなピッチャーを手が触れただけで粉々に破壊するなど、ゲーム内のアクション顔負けのハンドパワーを披露。数々の超能力に立ち会った尾畑氏は、「ゲーム作らなくても大丈夫だったなぁ(笑)」と、マリックさんのハンドパワーに終始圧倒されていた。
実際のハンドパワーを十分に体験したところで、続いては嗣永さんが魔法使いとして実機を使ったゲームプレイに挑戦。今回はマリックさんと尾畑氏と共にチームを組み、CPUと対戦してその魔法の数々を披露してくれた。
炎弾の連射や光線の発射、障害物を持ち上げた投擲など、慣れた様子で操作する嗣永さん。非接触型モーションセンサーを用いたゲームプレイを丁寧に紹介しつつ、相手を2人撃破する活躍も魅せながらゲームは順調に進行。
最後に、魔法使いらしく大技でかっこよく締めようとしたのだが、その手前で尾畑氏が敵にトドメを刺してゲームは終了。思わぬ出来事に、会場からは大きな笑い声が上がっていた。
イベントの終わりでは、今回ゲストとして登壇した2人をイメージした特別な称号がゲーム内に実装されることが明らかになった。
嗣永さんは、愛称である“ももち”をもじった『おとももち~♡』という称号が、マリックさんはキャッチフレーズでもある“きてます”と、本作の略称を組み合わせた『マジデ…きてます』という、インパクトあるものとなっている。こちらの称号は、ロケテストに参加した人ならば誰でも入手できるとのこと。
ロケテストは本日から5月29日までの3日間と、来週6月3日にから6月5日までの3日間、全国7ヶ所で開催されているので、称号が欲しい人はもちろん、本作に興味が湧いた人はぜひ参加してみてはいかがだろうか。