スクウェア・エニックスが6月2日にリリースするiOS/Android向けアプリ「サムライ ライジング」。同作を一足先にプレイすることができたので、基本的なゲームの要素を紹介していこう。

目次
  1. 片手で楽しめるシンプルな操作性が特徴!キャラクターの切り替えで多彩なアクションも
  2. 育成の幅広さで自分だけのキャラクターを生み出す!
  3. 縦・横持ちの両対応やマルチプレイなど充実した内容に

「サムライ ライジング」は、スクウェア・エニックスが新たに贈りだすスマートフォン向けアクションRPG。プレイヤーは、和風ファンタジー世界を舞台に、各地に出現する“荒神”を討伐していくことになるが、11種のジョブによる多彩なアクションをはじめ、同社ならではのこだわりの詰まったタイトルに仕上がっている。

今回、もう間もなくのリリースに合わせるかたちで本作を一足先にプレイすることができた。これまでの情報では見えてこなかったであろうゲームの特徴を伝えていくとともに、筆者が注目したポイントを併せて紹介していく。

片手で楽しめるシンプルな操作性が特徴!キャラクターの切り替えで多彩なアクションも

本作の基本的な流れは、ストーリーを読み進めつつクエストをクリアしていく、スマートフォン向けRPGとしてはオーソドックスなもの。クエストはフル3Dで表現されたダンジョンを探索していく形式で、エリア内に登場する魔物たちを倒すと次のエリアが解放、最後に待ち受けるボスを討伐することでクリアとなる。ただしスタミナの概念は用意されていないので、自分の好きなタイミングで進められるのは嬉しいところ。

本作では、指一本で全てのアクションが可能な操作性を実現。アイコンを除く、画面上のどこに触れても操作可能で、移動(タップ+スワイプ)、攻撃(タップ)、緊急回避(スワイプ)、フォーカス(敵をタップ)と行動を限定的にすることで、場所を問わず手軽に楽しめるような設計となっている。

ただし、実は操作がシンプルな分、いかに敵の攻撃を避けつつダメージを与えるか、そしてキャラクターごとに用意された、MPを消費して繰り出すアビリティをいつ駆使するかがクリアに直結していく。魔物もさまざまな攻撃を繰り出してくるので、常にキャラクター自身やエリア上の状況を見ながら戦いを進めよう。

クエストには最大3人のパーティーを組んで挑戦することとなり、画面左下のキャラクターアイコンをタップすることでいつでもキャラクターの切り替えが可能だ。操作しているキャラクターのHPが0になると自動でほかのキャラクターに切り替わり、全てのキャラクターが倒されないかぎりはゲームオーバーにはならない。また、クエスト開始時、フレンドのリーダーキャラをNPCとして連れていくことができるため、ピンチになっても状況を見極め、落ち着いて対処していきたい。

そして最後に待ち受けるボスはその巨大な図体もさることながら、広範囲に影響をおよぼす攻撃を持っており、ヒット&アウェイで的確にダメージを与えることが求められる。ギリギリの攻防が繰り広げられる、この緊張感が本作の魅力の一つではないかと思う。

また、各エリアの最終ボスは部位破壊が可能となっており、部位破壊することで通常のドロップ報酬とは別に、レアなアイテムが100%ドロップされる。破壊可能な部位はボスの出現時に表示されるため、余裕があれば狙っていきたいところ。

ちなみに用意されているジョブは初期時点で11種類。最初に操作することになる主人公・ナライは攻守の攻撃のバランスがとれた“武士”のジョブとなっており、基本操作を学ぶにはうってつけ。そのほかにも、チュートリアルで最初に入手できる“黒魔道士”であれば遠方から強力な魔法攻撃でダメージを与えたり、筆者が最初に入手した“盗賊”であれば攻撃速度で相手を翻弄するなど、実際に操作してみると、ジョブごとのアクションの特色も見えてくることだろう。

育成の幅広さで自分だけのキャラクターを生み出す!

ここまではクエストに関する要素を紹介していったが、育成における自由度の高さも本作ならではの特徴となっている。育成・強化の要素を構成するのが、レベルアップ、アビリティ、装備の3つだ。

キャラクターのレベルは一定の経験値を獲得する毎に上がっていくのが一般的だが、本作では“御魂”と呼ばれるレベルアップ用の素材を入手することで、ユーザーが好きなパラメータを任意に強化していく形式となっている。どのパラメータを重点的に成長させていくのか、その選択によって同じキャラクターであっても、プレイヤーごとに全く異なる成長をしていく。

また、キャラクターには固有のアビリティ(アクティブスキル、パッシブスキルそれぞれ2種)があり、レベルアップに応じて習得していくのだが、キャラクターごとに1種、ほかのキャラクターからアビリティを引き継ぐことのできる“継承”と呼ばれる要素も盛り込まれている。どのアビリティを習得するかは悩ましいものの、たとえ単体では活躍の場のなくなったキャラクターであっても、新たな活用ができるのは嬉しい要素だ。

さらに、クエストのドロップおよびすごろくで手に入る装備にも、合計10種の属性による相性、そしてランダムで最大4つまで付与されるオプションなどの要素があり、同じ装備だとしてもその性能が異なることが多々ある。また、武器種に関してもジョブごとに装備できるものが異なり、多彩なアクションが楽しめる。

これらの要素が重なりあうことで自分だけのオリジナルキャラクターを作り出すことができる。同時に、育成を助ける要素として、毎日サイコロを振り、止まったマスによってさまざまな報酬が手に入る“スゴロク”も用意されている。ここではクリスタルを消費し、ユニットや武器・防具の所持枠を増加させる施設、ギルを消費して武器種の威力を上げることができる道場などもあるので、ゲームプレイの底上げになってくれるだろう。

縦・横持ちの両対応やマルチプレイなど充実した内容に

実は本作ではクエスト中に限り、縦持ちだけでなく横持ちにも対応している。画面の持ち方を変えると、違和感なく自動で切り替わるようになっており、遊ぶ人がより馴染む形で選択できるというのがありがたい。また、画面上のカメラ位置は基本的にキャラクターを中心とした俯瞰視点となっており、今回プレイしてみた感覚では、クリアするためには周辺の魔物たちの配置を把握することも大切で、画面を切り替えることでマッチする場面も出てきそうだ。

また、今回はプレイする機会がなかったものの、本作では最大4人でのマルチプレイも用意されている。本作ではNORMAL、HARD、EXTRAの3つの難易度が用意されており、正直なところ、NORMALでもしっかりと育成しないと苦戦するほどのゲームバランスになっている。マルチプレイはHARD以上でプレイ可能となっているので、より歯ごたえのあるプレイを楽しみたいという人はチャレンジしてみてほしい。

最後に、本作の世界観についても触れておこう。冒頭で和風ファンタジー世界と表現したが、純和風というよりはオリエンタルな印象を持つ作品世界となっている。キャラクターたちの会話はチャットのような形式で軽快に読み進められるが、一方で主人公は記憶がないため、もたらされる情報全てがプレイヤーにとっても新鮮に移ることだろう。

スマートフォンに最適化し、かつゲームとしてのやり応えを追求している本作。これまで紹介してきた要素の中で、どれか一つでも刺さるものがあるという人は、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

サムライ ライジング

スクウェア・エニックス

iOSアプリiOS

  • 配信日:2016年6月2日
  • 価格:基本無料

    サムライ ライジング

    スクウェア・エニックス

    AndroidアプリAndroid

    • 配信日:2016年6月2日
    • 価格:基本無料

      ※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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