2016年6月18日から6月26日までAiiA2.5 Theater Tokyoにて「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」が上演される。これに先立ち本日6月18日にゲネプロが実施されたので、その模様をお伝えする。
「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」は、2015年4月にリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ「あんさんぶるスターズ!」を原作とする舞台作品。「あんさんぶるスターズ!」はダウンロード数150万を突破し、ユニットCDは毎回オリコンチャートイン、小説化やコミカライズもされ、アニメ化も決定している注目の作品だ。
今回は本公演に先立ち、一足先に「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」のゲネプロを観劇できたので、男子高校生たちがトップアイドルを目指すドタバタ青春ストーリーが2.5次元でどう表現されているのか、そしてゲネプロを終えた“Trickstar”の4人への囲み取材の模様をレポートしたいと思う。
あらすじ
私立夢ノ咲学院は綺羅星のごとき才能にあふれた若者たちを代々育成・輩出してきた由緒あるアイドル養成学校。そんなアイドルを志す者にとって理想的な環境のはずの学び舎では、生徒会が絶大な権力を握りアイドルがアイドルらしく輝けない――そんな腐敗した空気が蔓延していた。
そんな現状を打破しようと、学院の2年生・明星スバル(小澤廉)、氷鷹北斗(山本一慶)、遊木真(松村泰一郎)、衣更真緒役(谷水力)の4人から成る新生ユニット”Trickstar”が奮起奮闘。学園で開催される“ドリフェス”で、生徒会率いる学園最強ユニット“紅月”への下克上を狙う。彼らは本当の意味での“アイドルの、アイドルによる、アイドルのための学び舎”を取り戻し、輝きを放つことができるのか――?
2.5次元の真髄が感じられるキャラクターとLIVEシーンの数々
本公演では「あんさんぶるスターズ!」のストーリーを軸に物語が展開され、キャラクタービジュアルや衣装も原作に忠実に再現。メインとなる“Trickstar”の4人のほかにも“UNDEAD”、“紅月”、“2wink”、“流星隊”、“Ra*bits”、“Knights”のユニットの面々が登場するが、いずれも2.5次元と称するに相応しいビジュアルに仕上がっている。また、ゲーム内でのキャラクターたちのコントのような日常のやり取りも再現されており、ファンはもちろん、初見でも笑えるシーンが満載だ。
そして本公演での最大の見せ場はなんといっても迫力あるLIVEシーンの数々だ。詳細には語れないが、オープニングの「Rebellion Star」に始まり、オリジナル楽曲の「Growing Smile」「Singin'☆Shine!」などの楽曲をアイドルたちが舞台上を所狭しと駆け、踊り、歌い上げる。ステージ衣装はもちろん、制服や学院指定衣装、ジャージといった、こだわりを感じる衣装でのステージも必見だ。「あんさんぶるスターズ!」に登場する強烈な個性溢れるユニットのパフォーマンスを五感でリアルに体感できるのは、現在この舞台だけだと言えるのではないだろうか。
またファンには嬉しい演出として、公演の中でキャラクターたちが客席に降りる回数が圧倒的に多いことを伝えておく。ライブ中の演出としてはもちろん、幕間や劇中にも自然に客席から登場し舞台との掛け合いを展開するが、この演出によって客席が舞台の一部となり、ゲームの主人公よろしく「透明な存在」として彼らの青春を臨場感を持って共有できる。さらにライブシーンでは歓声やコールもOK。ペンライトやサイリウム、うちわを持参して一体となって楽しんでみてはいかがだろう。
“Trickstar”キャストインタビュー
――「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の見所をおねがいします。
小澤さん:今回は、自分の気持ちやセリフが歌になっていくミュージカルとは違う舞台となっています。ミュージカルだと歌はすぐに終わってしまうけど、僕たちの舞台は一回歌い出したら3分間全力で歌って踊らないといけないという、そういうところが新しいと思います。ライブの臨場感も見所となっています!
山本さん:この公演のライブでは、本当のアーティストのライブのようにお客様もサイリウムを振って一緒に盛り上がれます。これも2.5次元ならではの新しい楽しみ方なので、がっちりお客様のハートを掴んで成功させたいと思います。
松村さん:ライブでお客様と一体になってエネルギッシュに最後まで突っ走っていけるっていうのがこの舞台の魅力だなと思います。最後まで全力で突っ走って倒れるくらいにやっていこうと思います!
谷水さん:この何ヵ月間か、アイドルとして歌、ダンス、演技を練習してしてきたので、本当に皆がキラキラ輝いてるのを伝えられたらいいな、と思っています。
小澤さん:りっきー(谷水力さん)もふくめ、フレッシュな人たちがいっぱいいますので、他の舞台とはまた違ったフレッシュ感でも勝負したいと思います!
――本番に向けての意気込みをお願いします。
小澤さん:僕たちはアイドルとして舞台上に立ちます。本当のキラキラした笑顔というのは心の底からしか出ないので、僕たちは「やりきった」という自信を持ちながら舞台に立ち、お客様にキラキラの笑顔になって帰ってもらいたいと思っています。フレッシュな軍団と頑張ってこの舞台を成功させたいと思いますので、皆様応援よろしくお願いします!
山本さん:大きな作品なので、観に来てくださるファンの方々は期待とドキドキで緊張しているかもしれません。僕たちも緊張していますが、ステージ上ではアイドルとしてキラキラ輝くので、お客様もアイドルを応援しに来たという魂をもって参加して、ペンライトを振って、一緒に盛り上がれたらと思います。よろしくお願いします!
松村さん:各ユニットの色が違って、それぞれのチームワークがあって、それが最後の曲で全部一体になってすごいパワーを持ちます。そういう各ユニットの色、例えば双子やUNDEADのカッコ良さを見て頂きたいと思います。個人的には、Trickstarのチームワークで毎日違うことをしていくので、そういう所に注目して見てもらいたいと思います。よろしくお願いします!
谷水さん:Trickstarのチームワーク、UNDEADのチームワーク、それぞれのユニットで強い絆がありますが、最後は1つとなってこの舞台を作っていくというところを、皆でやりとげて成功させたいと思っています。
――お客様へのメッセージをお願いします。
谷水さん:大きな舞台で衣更真緒という役を頂けて、期待感や高揚感がありますが、同時に不安や緊張感もあって、ドキドキしながらこの舞台に挑みます。それでもアイドルとして輝く姿を皆さんに見てもらい、応援して頂けたらと思います。よろしくお願いします!
松村さん:原作の持つ、しっかりしたストーリーを確実に自分のものにして、“2.5”という舞台の“.5”の部分をしっかり生きていけるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします!
山本さん:原作がすごく大きいので、今すごく皆さんの期待が溢れていると思うのですが、それに負けないくらいの、逆に皆さんがキラキラに押し負けてしまうのではないか、というエネルギーで僕たちは挑んでいくので、そのエネルギーを受け止められる器で来てください。
小澤さん:17名のキラキラした一番星がいますので、観客の皆様は眩しすぎて見えないという状況になるかもしれませんが、目をかっぴらいて、最初から最後まで楽しんで観て下さい。劇場でお待ちしています!
公演情報
タイトル
「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」
原作
「あんさんぶるスターズ!」(Happy Elements K.K)
脚本
赤澤ムック
演出
宇治川まさなり
日程
2016年6月18日~6月26日
場所
AiiA2.5 Theater Tokyo
出演
明星スバル役:小澤廉
氷鷹北斗役:山本一慶
遊木真役:松村泰一郎
衣更真緒役:谷水力
大神晃牙役:赤澤遼太郎
朔間零役:小南光司
羽風薫役:奥谷知弘
乙狩アドニス役:瑛
鬼龍紅郎役:上田堪大
蓮巳敬人役:小松準弥
神崎颯馬役:樋口裕太
南雲鉄虎役:小西成弥
紫之創役:櫻井圭登
葵ひなた役:山中健太
葵ゆうた役:山中翔太
瀬名泉役:高崎翔太
鳴上嵐役:北村諒