6月14日(現地時間)よりロサンゼルス・コンベンションセンターにて開催された「E3 2016」。「鉄拳7」と「PAC-MAN256」のプレイレポートをお届けする。
「E3 2016」に設置されたバンダイナムコエンターテインメント特設会場では、同社のさまざまなタイトルを私有することができた。ここでは、「鉄拳7」と「PAC-MAN256」を紹介する。
「鉄拳7」
同会場で一際盛り上がっていたのが、PS4版「鉄拳7」だ。相手の攻撃ごと打ちぬく「パワークラッシュ」、体力ゲージが点滅した状態のみで打てる怒りの一発逆転技「レイジアーツ」など、熱い新システムを搭載していることに加え、カタリーナ・アウヴェス、クラウディオ・セラフィーノ、ラッキークロエ、シャヒーンといった新キャラクター、さらに「ストリートファイター」シリーズから豪鬼が電撃参戦するなど、話題に事欠かない同作。
会場でもその盛り上がりは凄まじく、試遊機は常に埋まっている状態だった。筆者も豪鬼を使って少しだけプレイしてみたのだが、鉄拳においては15年以上のブランクがある筆者が、すんなりプレイに入り込めたのは意外だった。
豪鬼については、鉄拳とストリートファイターの間を取ったような絶妙な操作性になっており、豪波動拳や豪昇龍拳などお馴染みの技を、ストリートファイターシリーズの感覚でポンポンと繰り出せた。そのおかげか、鉄拳に疎い筆者でもそれなりにコンボを決められたし、技表とにらめっこしなくても、気軽に楽しめたのである。
また、新システムの「レイジアーツ」も試してみたが、決まった時の爽快感がハンパじゃなく、「一発逆転」と銘打つに足る凄まじい威力を備えていたことを実感。レイジアーツの使いどころが勝負のキモになるのは間違いないだろう。数分間のプレイのなか感じたのはここまでだが、筆者が勝手に抱いていた「鉄拳」に対する高すぎるハードルが、少し下がったように思えたのは気のせいじゃないだろう。
ストリートファイターシリーズのファンとしては、豪鬼が登場したのは嬉しいことだし、これからもこういったコレボレーションはどんどん行ってほしい。PS4版の発売は2017年春とまだまだ先になるが、掛け値無しに楽しめる3D対戦格闘ゲームの代表格として、「鉄拳7」の動向にこれからも期待したいところだ。
「パックマン」
レジェンドゲームとして多くのクリエイターに影響を与えてきた名作「パックマン」が、スマホ向けタイトル「PAC-MAN256」として新たな要素を引っさげて登場したのは、2015年のこと。
バグで画面下が崩壊していくというユニークな要素を取り込み、往年のユーザーをニヤリとさせてきた本作だが、このたびPS4版とPC版が2016年6月22日にリリースされたのだ。価格は800円(税別)。配信中のiOS/Android版がシングルプレイ専用だったのに対し、PS4/PC版は最大4人でのマルチプレイに対応している。
「E3 2016」のバンダイナムコエンターテインメント特設会場では、PS4版をいち早くプレイすることができた。操作感覚は、誰もが一度はプレイしたであろう、あの「パックマン」だ。ルールブック不要なほどシンプルかつ奥深いゲーム性は、いまプレイしても十分に面白い。 PS4版のウリでもあるマルチプレイも遊んでみたのだが、これが思った以上に白熱してしまう。より多くのスコアを獲得したほうが勝ちというシンプルさも相まって、気が付くと時間を忘れてプレイしている自分がいた。
キモになるのは、やはり画面下が徐々に崩壊していくいう、当時のバグを再現したシチュエーションだろう。必然的に上方向にしか進めないため、より頭を使ったプレイが要求されるわけだ。じわりじわりと迫ってくるバグの侵食。焦らないといえばウソになるのだが、この要素がいい感じに緊張感を誘い、より味わい深いゲーム体験として染みこんでくる。スマホ版をやり込んだという人は、更なる高みを目指して、次なる戦場であるマルチプレイにその身を置いてみてはどうだろう。
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