ジーンが配信中のiOS/Android向け燃え×萌えバトルゲーム「マジガーーーーール!!!」を実際にプレイ! 片手で遊べるSTG要素や、女の子たちとの気ままな学園生活に注目!
燃えるような熱いバトルと、萌えるような可愛い女の子。相反する2つの要素を融合した3D燃え×萌えバトルゲームが、今回紹介する「マジガーーーーール!!!」だ。
本作では、「魔獣」と呼ばれる凶悪なモンスターがウヨウヨしている世界を救うため、異世界からの来訪者たるプレイヤーが、魔獣に対抗する女学園の先生として、あるいは司令官として、戦う少女たちを指揮していく。
片手で遊べる簡単操作ながら、シューティングゲームの楽しさを堪能できるバトルシステム。そして、学園生活を通して描かれる少女たちの花園。言葉や文字では簡単に説明できる要素だが、体験してこその魅力がそこにはあった。
本気の少女たちの生き様、ぜひとも見ていってほしい。
彼女たちの住む世界と、我々の住む異世界と
少女たちが住む世界は、突如襲来した魔獣の存在により、危機的な状況に陥っている。ゲーム冒頭に流されるプロローグでは、キャッチ―なビジュアルの萌え萌えムードとは程遠い、シリアスな現状の一端が語られている。それこそ、冷水を浴びせるかのような温度差である。
とはいっても、ゲームの雰囲気が終始そちら側に引っ張られているということはない。少女たちの持ち前の明るさ、可愛らしい3Dグラフィックの仕草、ほっこりニヤニヤと眺められるストーリー進行によって、悲観する思いはすぐさま払拭されることだろう。
まあ、あえて突っ込んで言うのであれば、「助けたい気持ち」が芽生えてしまった人は、ゲームにがっぷり四つに掴まれたのだと考えておくべし。
本作の大きな特徴は、ゲーム画面を見てもらえれば分かる通り、少女たちの可愛らしい3Dグラフィックにある。彼女たちはそこかしこで細かい仕草のアニメーションを見せてくれるので、それらの動きを見ているだけでも目の癒し。
ホーム画面では、「校庭」「教室」といったさまざまなロケーションに、少女たちが散らばっている様子が確認できる。各場所では、少女たちがたわいのない会話をしていたり、ご飯を食べていたりと、さまざまな姿が見られる。キャラクター自体をタップすれば世間話をすることができるし、カメラモードで思う存分眺めるのもアリだ。
しかし、あらかじめ言っておくと、本作は見た目通りのリッチテイストなゲームのため、推奨端末はかなり限定される。一世代前のスマートフォンでは早々に挙動が怪しくなってくるので、不安がある人は小まめにメモリを開放するなど、スマートフォン活用術が試されるだろう。
ホーム画面でできることは、少女たちを強化する「トレーニング」、バトル時の「編成/(装備)強化」、普段着を着せ替えたりプロフィールが見られる「生徒」、新しいキャラクター&アイテムが入手できる「ガチャ」、その他の設定などだ。
特にガチャを説明しておくと、本作におけるガチャは“キャラガチャ+武器ガチャ”といった性質を持っており、一回のガチャでキャラクターと武器+衣装を一挙に引くことができる。なお、キャラクターはストーリーの進捗に合わせて自動的に加入してくれるので、最終的には新キャラクターや新装備・新衣装が目当てになるかと思われる。
今ならゲーム開始時にいわゆる10連ガチャが無料で引けるので、ガチャの仕様と合わせて、結構なお得感を味わえることだろう。
片手で遊ぶための最適解
続いてはバトル説明。本作は簡単操作で楽しめる“画面上から画面下に撃ち下ろすシューティングゲーム”となり、自機が画面上にいて、敵機が画面下にいて、画面下側の好きな場所をタップすることで、自機からの射撃が行われる(センター以外のキャラクターは自動攻撃)。
要はスマートフォン向けに操作しやすくした結果の上下逆転といえるが、単純ながらも目からウロコな発想に感じられる。ただ、バトルではダメージ性が採用されており、敵機の体当たりや敵弾を受けるとダメージとなるが、この辺りはキャラクター毎の防御力・回避力によって判定されるため、ところどころは運に頼らなければならない。
とはいっても、応答性の高いゲームデザインを掘り下げつつ、細かな点をカジュアルチックに委ねているので、スマートフォンゲームならではの遊び応えとしては見事なものだ。
バトル中は射撃操作以外にも、フォーメーションを変えることで操作する自機(センター)を入れ替えたり、各キャラクターの必殺技を使用することが可能。
武器にはハンドガン、マシンガン、自立兵器などがあり、キャラクター毎に攻撃スタイルが異なっている。敵機との相性によってダメージも変動するので、BADなダメージが出てしまうようであれば、センターの入れ替えを検討するといいだろう。
また、“必殺は一定時間操作したキャラクターのみが使用可能になる”ため、STGらしいボスに出会う前に、センターを小まめに変えて、必殺の使用制限を解除しておくなどの戦術も考えられる。加えて、バトルでは必殺使用時、もしくはWAVEの合間などに特殊なカットインが挿入されるため、プレイのアクセントも十分だ。
ステージ終了後、「再出撃」「次のクエスト」「学園に戻る」の3つが選択できるが、これによってバトル部分のリプレイ性が非常に高く、サクサクと連続プレイができるようになっている。
そのほか、本作ではクエスト出撃時に「サポーター」として、ほかのプレイヤーのキャラクターを編成することが可能だが、一般的なスマートフォンゲームとは違い、“自身のチームメンバー1人と入れ替え”という仕組みが取られている。
サポーターを入れると1人分の経験値が入らないし、センターに配置できないから必殺が撃てないし、でもみんなの特に鍛えたキャラクターだから心強いし、ついでにフレンド申請もしたいし……と、メリットとデメリットが混在しているのが興味深い。
そのほかのマジガーーーーール!!!な部分
最初はこの世界の捕捉だが、どうやら彼女たちの世界でプレイヤーは実体化しているらしい。
やっぱりすげえぜ、ぐーるぐる。
ログインボーナスでは、ランダムな女の子との「じゃんけん」がはじまる。ここで勝てばさらなるボーナスが獲得できるのは嬉しいし、本作ではこういった作業的・機械的に流しがちな部分に、ちょっとした手が加えられていることが多いため、個人的には好感だ。
ステージ1などの大きな区分けをクリアすると、少女たちの活躍ポイント(おそらくプレイヤーの使用率などを可視化した数値)によって、彼女らに報奨金が贈られる。これはプレイヤーがどうこうするリソースではないので、演出的なものか、あるいは“活躍ポイント・所持金によって、なにかが変化する”といったシステムなのかもしれない。
しかし、出費詳細をチェックすると、みんなほどんど貯蓄している模様。見習おう。
続いてはゲームの目玉である「仲良し」について。これはスマートフォンゲームによくあるキャラクターエピソードに相当するものだが、本作では“女の子同士の仲良し度”として、一定条件を満たすことで仲良しエピソードが披露されるほか、これを通して女の子が強くなったり、女の子同士の関係性も変化していく。
文字資料によると、「仲のいい女の子が撃墜されるとヒステリーに陥る」などのデメリットもあるらしい。が、キャラクターが生きている感じがして、悪く思う人もそれほどいないのでは?
さて、最後に唯一謝らなければいけないこととしては、筆者の持ち前の端末はあまりに古かった。つまり、負荷が重くスムーズにプレイすることができなかった。結果、“メインビジュアルやタイトル画面に映っている、主人公っぽい少女”が出てくるまで遊べなかったのだ。
ヒーローっぽい黄色マフラーが特徴の彼女だが、一体どのようにストーリーに関わってくるのか……? まあ、それは今からプレイする人たちのお楽しみということにしておけば、体裁も整うだろう。というわけで、最後は彼女たちの決め台詞で締めるしよう。それではみなさんご一緒に。
マジガーーーーール!!!
いや、マジで言ってるからね?