ポケモンは、2016年11月18日に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフト「ポケットモンスター サン・ムーン」について、新要素と、冒険の舞台であるアローラ地方に関する情報を公開した。
トレーナーとポケモンが一体となって放つゼンリョクの攻撃“Zワザ”
「ポケットモンスター サン・ムーン」には、ポケモンバトルにおいて、新たな要素「Zワザ」が加わる。Zワザとは、トレーナーの思いをポケモンに重ねて互いの全力を解き放つことで炸裂する、バトルで一度限り使える絶大な威力の技だ。Zワザは、すべてのポケモンが使うことができる。どんなポケモンでも、バトルで活躍する可能性を秘めているのだ。
Zワザのキーアイテム“Zリング”と“Zクリスタル”
Zワザを使うには、2つのキーアイテム“Zリング”と“Zクリスタル”が必要となる。
トレーナー自らが腕につけ、Zクリスタルをはめ込む「Zリング」。はめ込んだZクリスタルと同じ種類のクリスタルをポケモンに持たせることで、共鳴できるようになる。
またZワザに必要な「Zクリスタル」には、ポケモンのタイプに対応したクリスタルが、それぞれあるようだ。
Zワザで迫力のポケモンバトル!
Zワザを使う条件は、タイプごとのZクリスタルと一致したタイプの技をポケモンが覚えていて、Zクリスタルをポケモンに持たせていること。実際のゲーム画面では、発動時にタイプごとの大迫力の技が画面いっぱいに展開する。
ポケモンと共鳴するゼンリョクポーズ | トレーナーと共鳴し、Zパワーをまとう |
でんきタイプのZワザ「スパーキングギガボルト」 | 強烈な電撃を放ち攻撃! |
くさタイプのZワザ「ブルームシャインエクストラ」 | 巨大な花のようなエネルギーで攻撃! |
ほのおタイプのZワザ「ダイナミックフルフレイム」 | 大火力の炎を相手に放つ! |
みずタイプのZワザ「スーパーアクアトルネード」 | 水の渦で相手のポケモンを飲み込む! |
「ポケットモンスター サン・ムーン」をより楽しめるアイテム「ポケモン Zリング」
タカラトミーより、「ポケットモンスター サン・ムーン」の発売に合わせて、本作をより楽しむことができるアイテム「ポケモン Zリング」が世界で同時に発売される。「ポケットモンスター サン・ムーン」でZワザを使用すると、ゲーム内の映像・音と合わせてZリングが音・光・振動でシンクロ。強烈なZワザの臨場感が増幅する4D体感を味わうことができる。そして、まだまだ隠された機能も搭載しているという。詳細はタカラトミーからの発表をチェックしよう。
冒険の舞台であるアローラ地方!
「ポケットモンスター サン・ムーン」で新たな冒険の舞台となるのは、温暖な島々からなる、「アローラ地方」。アローラ地方は、自然豊かな4つの島と1つの人工島を中心とした地域だ。
大人気のリゾート地
アローラ地方はリゾート地としても知られており、世界中から多くの観光客が訪れるようだ。
独自の生態系
アローラ地方は、周りを海に囲まれ、アローラ地方に元から生息していたポケモンと、ほかの地方から渡ってきたポケモンによって、独自の生態系を築いている。
人間とポケモンが共存する、独自の文化
アローラでは、人間とポケモンがとても近い距離で共存しており、ほかの地方とは異なる独自の文化が発展している。
アローラ地方に伝わる儀式“島めぐり”
アローラ地方で独自に発展してきた文化の1つに、4つの島をめぐる「島めぐり」がある。子どもたちが一人前のポケモントレーナーへ成長するための行事だ。「ポケットモンスター サン・ムーン」の主人公もまた、この島めぐりに挑戦することになる。
挑戦者たちに立ちはだかる“試練”
島めぐりを達成するためには、4つの島それぞれにある、「試練」を突破する必要がある。試練の内容は、ポケモンとバトルするだけではなく、道具探しや知恵比べなどさまざま。一筋縄では突破できない。
試練の最後に待つ“ぬしポケモン”
試練の最後には、強大なポケモンである「ぬしポケモン」が待っている。ぬしポケモンは、同種と比べてもひときわ体が大きく、特別なオーラを身にまとっている。
高度なコンビネーションを繰り出す“乱入バトル”
ぬしポケモンは、バトルのときに、仲間のポケモンを呼び出す。呼んだポケモンのサポートを受けて、ぬしポケモンはより強力な存在となる。ぬしポケモン以外でも、稀に野生のポケモンが仲間を呼ぶこともあるようだ。
試練の案内役“キャプテン”
「試練」にはそれぞれ、挑戦者を導く役割を持った「キャプテン」がいる。キャプテンたちはみな、数年前に島めぐりをし、試練に挑戦したトレーナーたちだ。
家族思いの海の民 スイレン
みずタイプに精通しているキャプテン。家族思いで、妹たちの面倒を見ている頼れるお姉さんだ。
気風の良い料理人 マオ
くさタイプに精通しているキャプテン。料理が好きだが、そのセンスには独特のものがあるようだ……。
人見知りのエンジニア マーマ
でんきタイプに精通しているキャプテン。機械に強く、いろいろなマシンの発明をしている。
寡黙なダンサー カキ
ほのおタイプに精通しているキャプテン。ガラガラとともに、アローラ地方に伝わる踊りを学んでいる。
島を治める長たち“しまキング”、“しまクイーン”
アローラ地方の4つの島には、それぞれ“しまキング”もしくは“しまクイーン”と呼ばれる島を治める首長が存在する。しまキングたちは、それぞれの島にいる、守り神と呼ばれるポケモンたちに選ばれる。
貫禄あるメレメレじまのしまキング ハラ
主人公の引っ越してくるメレメレじまのしまキングで、ハウのおじいさん。その実力は、アローラ地方でもトップクラスと言われている。主人公を見込んで、最初のパートナーポケモンを与えてくれる。
メレメレじまの守り神 カプ・コケコ
メレメレじまの守り神として、島民たちから祀られているポケモン。ほかの島にも、それぞれ守り神がいるようだ。
島の長たちに挑戦する“大試練”
各島の最後の試練は、島を治めるしまキング・しまクイーンとのポケモンバトル「大試練」。この大試練を突破すれば、晴れて島の試練をすべて達成したことになり、挑戦者たちは次の島へと向かえるのだ。
ポケモンたちの力を借りて進め!“ポケモンライド”
アローラ地方には、ポケモンの力を借りて、人間の力だけではたどり着けない場所に行くことのできる「ポケモンライド」が存在する。ライドできるポケモンは手持ちのポケモンにはならないが、いつでも呼び出して助けてもらうことができる。人間とポケモンが深く結びついているアローラ地方らしい文化だ。
アローラ地方の環境に適応した姿を持つポケモンたち
一部のポケモンは、アローラ地方の独自の自然環境に適応し、ほかの地域とは異なる姿をしている。姿が異なるポケモンたちは「リージョンフォーム」と呼ばれ、アローラ地方に根付いたポケモンとして、生活している。「リージョンフォーム」のポケモンたちは、姿が異なるだけでなく、その生態も、これまで発見されている姿とは異なっているようだ。
とにかくデカい!“ナッシー”
名前:ナッシー(アローラのすがた)
分類:やしのみポケモン
タイプ:くさ・ドラゴン
高さ:10.9m
重さ:415.6kg
特性:おみとおし
圧倒的なリーチ
長い首を鞭のようにしならせて堅い頭部で攻撃することが得意! ただし、その首が弱点になってしまうことも……。
4つ目の頭!
アローラ地方のナッシーには通常のナッシーと違い、尻尾に4つ目の頭がある! 4つ目の頭は独立して尻尾を操り、頭の攻撃の届かない後方の敵に立ち向かう!
姿を変えた理由
1年中強い日差しが降り注ぐアローラ地方の環境が、姿の変化をもたらした。アローラ地方のナッシーこそ本来の姿であると、アローラ地方の人々は誇らしげだ。
氷の息を操る“ロコン”
名前:ロコン(アローラのすがた)
分類:きつねポケモン
タイプ:こおり
高さ:0.6m
重さ:9.9kg
特性:ゆきがくれ
マイナス50度の息!
口からマイナス50度の息を吐き、あらゆるものを凍らせることができる。暑さが苦手で、気温が高いときは、尻尾から氷を発生させて周囲の気温を下げる。
雪山で群れで生息!
1年中雪の積もる高山に生息している。2~5匹の群れを作り、助け合いながら暮らしている。
姿を変えた理由
ロコンは、人間と一緒にアローラ地方に移り住んできたが、ほかのポケモンたちの生活圏を避け雪山で暮らすようになり、今の姿に変化したと言われている。
神の使いと呼ばれる“キュウコン”
名前:キュウコン(アローラのすがた)
分類:きつねポケモン
タイプ:こおり・フェアリー
高さ:1.1m
重さ:19.9kg
特性:ゆきがくれ
神の使いと呼ばれる
アローラ地方で神聖な山として奉られている雪山に住むキュウコンは、人々から神の使いと畏怖されてきた。
氷を操る能力
全身の毛から氷の粒を発生させ操る能力がある。氷の粒で攻撃を防いだり、固めて氷の玉を作り弾丸のように飛ばしたりすることもできる。その威力は、岩をも破壊するほど!
穏やかな性格
性格は極めて穏やかで、遭難しそうな人間を助けてくれることもある。ただし、生活圏を荒らすものに対しては容赦しない!
鋼の皮膚と氷の外殻をまとう“サンド”
名前:サンド(アローラのすがた)
分類:ねずみポケモン
タイプ:こおり・はがね
高さ:0.7m
重さ:40.0kg
特性:ゆきがくれ
鋼のような皮膚と氷の外殻
雪山の過酷な環境に適応し、体が変化した。堅い鋼のような皮膚の上に、氷の外殻をまとっている。防御に優れる一方、柔軟性には欠け、通常のサンドのように体を丸めることはできない。
氷上の動きが得意
体重が重くなり、通常のサンドよりも動きが遅くなったが、手足の爪で氷上を滑らず移動できる。すばやく移動するときは、腹を使ってカーリングのストーンのように滑る。
姿を変えた理由
サンドはもともと砂漠地帯に住んでいた。しかし、付近にあった火山の度重なる噴火により、砂漠を離れ、雪山に移り住み、今の姿に変化した。
氷のハリで身を守る“サンドパン”
背中の氷のハリ
雪山に棲むサンドから進化したサンドパンは、背中のハリが氷に覆われ、鋭く巨大に発達した。強敵から身を守るときには、雪の中に隠れ、ハリだけを外に出す。
美しい雪しぶき
サンドパンが移動するときに、雪をかき上げて作るしぶきは非常に美しく、その瞬間を収めるために雪山を目指すカメラマンも多い。ただし、サンドパンのすみかは山奥で、遭難の危険性が高く、許可なく入山することは禁止されている。
雪原や氷上での高い機動力
体にまとう氷の重さで、通常のサンドパンよりも体が重く、動きも鈍い。だが、雪原や氷上では、かぎづめで道を作りながら移動するので、とてもすばやく移動できる。
アローラ地方に生息する新たなポケモンたち
花の蜜を吸いスタイルを変える“オドリドリ”
ある花の蜜を吸うと、その姿を変えるポケモン。島の数と同じ4種類の姿があり、島ごとに異なる姿のオドリドリが生息しているようだ。
情熱的なフラメンコの踊り手
めらめらスタイルのオドリドリはとても情熱的で、ダンスを踊ると体中にパワーがみなぎる。踊りで羽毛を飛ばし、引火させることで、炎の舞の攻撃を繰り出す。
名前:オドリドリ(めらめらスタイル)
分類:ダンスポケモン
タイプ:ほのお・ひこう
高さ:0.6m
重さ:3.4kg
特性:おどりこ
踊りで人を励ますチアリーダー
ぱちぱちスタイルのオドリドリはとても人懐こく、落ち込んでいるトレーナーを踊りで励ます。ダンスを踊ると、羽毛に静電気がたまる。帯電した羽毛で攻撃を行ったり、時には強力な放電を行うこともある。
名前:オドリドリ(ぱちぱちスタイル)
分類:ダンスポケモン
タイプ:でんき・ひこう
高さ:0.6m
重さ:3.4kg
特性:おどりこ
マイペースなフラダンサー
ふらふらスタイルのオドリドリはマイペースで、扱いに困ることも。ダンスを踊ることで精神を研ぎ澄ませ、サイコパワーを高める。その踊りには、守り神のポケモンへの感謝が込められていると言われている。
名前:オドリドリ(ふらふらスタイル)
分類:ダンスポケモン
タイプ:エスパー・ひこう
高さ:0.6m
重さ:3.4kg
特性:おどりこ
物静かな舞踊家
まいまいスタイルのオドリドリは、冷静で物静か。舞を舞うことで周囲に漂う魂を引き寄せ、引き寄せた魂から力を借りて戦う。昔、カントーから移住してきた人たちは、その踊りを見ると故郷を思い出すと好んでいた。
名前:オドリドリ(まいまいスタイル)
分類:ダンスポケモン
タイプ:ゴースト・ひこう
高さ:0.6m
重さ:3.4kg
特性:おどりこ
得意技「めざめるダンス」
「めざめるダンス」は、オドリドリだけが覚えることのできる技で、オドリドリのスタイルに合わせてタイプが変わる技だ。
新特性「おどりこ」
オドリドリは、これまでどのポケモンも持っていなかった新しい特性「おどりこ」を持っている。「おどりこ」の特性によって、おどりの技を場のポケモンが使うと、オドリドリも同じ技を直後に出すことができる。
空から降る流れ星“メテノ”
名前:メテノ
分類:ながれぼしポケモン
タイプ:いわ・ひこう
高さ:0.3m
重さ:40.0kg
特性:リミットシールド
固い外殻とコア
メテノは、堅くて重い外殻と、その中にあるコアでできている。殻を壊されると身軽になり、すばやい攻撃を仕掛けるようだ。
成層圏で生活
メテノは成層圏で生まれ、周囲にある塵を吸収して生活している。多くの塵を吸収して体が重くなると、地表に落ちてくるようだ。
外殻が割れると中のコアが姿を現す。何色が出てくるかは、そのときまでわからない!
多様なカラーバリエーション
メテノは、吸収した成分の違いによってコアの色が変わっていく。パステルカラーでかわいらしい見た目から、衣服やアクセサリーのモチーフになることも多いポケモンだ。
新特性「リミットシールド」
メテノは、これまでどのポケモンも持っていなかった新しい特性「リミットシールド」を持っている。「リミットシールド」の特性によって、殻がついているときは防御に優れ、状態異常にならない。HPが半分以下になると殻が壊れ、攻撃に特化したフォルムになる。
我慢強く張り込んで獲物を待つ“デカグース”
名前:デカグース
分類:はりこみポケモン
タイプ:ノーマル
高さ:0.7m
重さ:14.2kg
特性:はりこみ/がんじょうあご
我慢強く獲物を待つ
デカグースの獲物の狙いかたは、ヤングースとは正反対。歩き回るヤングースに対し、デカグースは、獲物の通り道に張り込み、我慢強く待ち続ける。
飢えにとても強い
デカグースは、飢えにとても強い。獲物を待っている間は、全く動かずにいることで、何も食べなくても張り込みをすることができる。
執念深い性格だが…
デカグースは、ターゲットとした獲物を狙い続ける執念深さを持つ。だが、日が暮れるころには力尽きて、その場で眠ってしまう。
茂みの洞窟のぬし
デカグースはメレメレじまの試練の舞台、茂みの洞窟のぬしポケモン。ヤングースを呼び出し、試練の挑戦者の前に立ちはだかる。
草木に紛れて光合成をする“カリキリ”
名前:カリキリ
分類:かまくさポケモン
タイプ:くさ
高さ:0.3m
重さ:1.5kg
特性:リーフガード
腕の葉っぱで光合成する
カリキリは夜行性で、昼間は眠りながら、葉を四方に広げ光合成している。常に同じ場所にいると危険なので、陽が暮れると、翌日の居場所を探しはじめる。
光合成の邪魔は許さない
カリキリにとって光合成は、単なるエネルギー源ではなく、進化後により色鮮やかで強くなるために、必要なもの。カリキリにとって光合成は重要で、それを邪魔するものには、激しい攻撃をする。
小さな体から強烈なビーム
カリキリは、はっぱカッターや、ソーラービームなどの遠距離攻撃が得意。ソーラービームは強い威力を持つが、光合成でためたエネルギーを消費してしまうので、めったに使わない。
もっとも華やかなくさポケモン“ラランテス”(カリキリから進化)
名前:ラランテス
分類:はなかまポケモン
タイプ:くさ
高さ:0.9m
重さ:18.5kg
特性:リーフガード
花のような姿と香り
ラランテスは、まるで花のような姿と香りで敵をおびき寄せて、仕留める。その鮮やかな体色や優雅な動きから、もっとも華やかなくさポケモンと言われている。
お手入れは大変
ラランテスの姿は、細やかな手入れで維持されている。手入れをしっかりするトレーナーは信頼するが、怠るトレーナーにはなつかないようだ。
ブレード状のビーム
ラランテスは、ビームをブレード状に飛ばして相手を切り刻む技を持っている。その切れ味は、岩石を両断するほど。
シェードジャングルのぬし
ラランテスはアーカラじまの試練の舞台、シェードジャングルのぬしポケモン。呼び出したポケモンとの強力なコンボ攻撃によって、挑戦者を圧倒する。
得意技「ソーラーブレード」
ラランテスは、これまでどのポケモンも覚えなかった技「ソーラーブレード」を覚える。「ソーラーブレード」は、1ターン目に日光のエネルギーをためて、2ターン目に威力の高い攻撃を放つ。
マイペースで力持ち“ドロバンコ”
名前:ドロバンコ
分類:うさぎうまポケモン
タイプ:じめん
高さ:1.0m
重さ:110.0kg
特性:マイペース/じきゅうりょく
体は小さいが力持ち
小さな体に見合わない怪力を誇り、自分の50倍程度の重さを背に乗せたり、引いたりすることができる。
泥遊びが好き
ドロバンコは泥遊びが大好きで、泥遊びができる環境なら一緒に暮らすのは簡単。一方で泥遊びができないとストレスがたまり、命令を聞かなくなることもある。
絶滅危惧種
ドロバンコは、かつて世界中にいたが、乱獲され、絶滅しかけたことがある。ドロバンコが野生で残っているのは、アローラ地方だけと言われている。