7月30日から、佐賀県にて行われているスクウェア・エニックスの「サガ」シリーズとのコラボレーション。ここでは、佐賀市内と嬉野市内で展開しているコラボショップとスタンプラリーの模様についてお届けしていこう。
目次
佐賀県立美術館で開催されている「ロマンシング佐賀展」のレポートに続き、ここでは佐賀市内と嬉野市内で行われているコラボショップとスタンプラリーの話題を中心にお届けしたい。
なお、前もって言っておきたいが、筆者はコラボショップが大好きである。そしてコラボメニューが大好きである。
これまでにも数々のコラボショップに足を運び、ありとあらゆるメニューを試してきた筆者だが、今回のコラボショップ巡りで一番驚いたのはどのお店もここが本当にコラボショップかと疑うほどお洒落なお店ばかりだったことだ。
決して東京のコラボショップがお洒落ではないというわけではないのだが、東京ならばこんなお店でコラボしたらただでさえすさまじい行列がとんでもないことになるから断られるだろうな…というようなお店がコラボに参加してくれている、という風に感じた。
実際どのようなお店が参加しているのかは、後述のレポートを参考にしてほしい。
スタンプラリーに行く前の注意点
スタンプラリーを回る際、実際に筆者が回ってみて感じたいくつかの注意点があったので、まず先にその注意点からまとめた。
まず、佐賀市内のスタンプラリーチェックポイントには、第一報で紹介した佐賀県立美術館が含まれているのと、佐賀市内編の景品の引き換え箇所も佐賀県立美術館となっているため、その点に注意して回るようにしてほしい。
また、スタンプラリーは専用の台紙をゲットしてチェックポイントにあるスタンプを押す紙スタンプラリーと、ツイッターアカウントを使用してオリジナルアバターを作成しアバターと共にチェックポイントを巡りシリーズのボスを討伐するデジタルスタンプラリーの二種類がある。
佐賀市内編、嬉野市内編共に、スタンプラリーのポイントには定休日がある場所が多く、もしスタンプラリー地点を回りたいのならば月曜~水曜の三日間は極力避けたほうが良い。
他にも、スタンプの柄と台紙のドット絵が一致しないため(台紙の絵はストーリーで出てくるドット絵、スタンプはバトル時の形態変化している絵)、特にスタンプが3つある佐賀城本丸歴史館などはどのスタンプがどのボスか判別しにくい。
間違って押してしまっても問題ないといえば問題ないのだが、ファンとしては押し間違いは出来れば避けたいところだろう。不安な場合はスタンプラリーの台紙に押す前に雑紙などに試し押しをしてみると良い。
そしてデジタルスタンプラリーについては、下記サイトで確認をしてほしい。
ロマ佐賀デジタルスタンプラリー
https://romasaga3.jp/rally/entrance.php
佐賀市のデジタルラリーは7月30日~9月4日まで、嬉野市は7月30日~12月末頃までと開催期間が異なっていることにも注意してほしい。
スタンプラリーのポイントは写真を掲載してしまうと答えがわかってしまうため、あえて掲載をしていなかったり問題部分にぼかしをいれているので、ご了承願いたい。
なお、紙スタンプラリーの景品はステッカー(佐賀市編と嬉野編の二種類)、デジタルスタンプラリーの景品はスマートフォン用ロマ佐賀限定壁紙となっている。
佐賀市内のコラボショップとスタンプラリーポイントをチェック!
まずは佐賀市内のコラボショップとスタンプラリーのチェックポイントをまとめて紹介しよう。
「03coffee」はコラボメニューとスタンプポイント
「03coffee」は佐賀で人気のコーヒーショップとのことで、筆者らが取材で訪れた時にもたくさんの地元のお客さんでいっぱいだった。店舗の入り口が表の大道路から少し路地に入った裏手にあるので、見つからないときは裏側を探してみよう。お洒落な店内で、ひとりの時にぴったりなカウンター席の他、ゆったりと4名ほどで座れるソファ席などもある。
その「03coffee」では、コラボメニューの「聖王のサンシャインラテ」が飲める。佐賀県産の甘夏を使ったアイスラテで、甘夏の粒々の食感も楽しい一品。柑橘系の爽やかさが夏にぴったりだ。
「聖王のサンシャインラテ」はテイクアウトも可能だが、テイクアウトの場合は上にふんわりと乗っているフォームドミルクがなしになる。また、店内で飲む場合はひのきのコースターが一緒に出されるが、こちらは持ち帰りできないので注意してほしい。
コラボメニュー以外にも「抹茶と和三盆のカフェラテ」「黒ゴマときな粉のカフェラテ」など、心惹かれるメニューがたくさんあったので、おなかに余裕がある人はぜひ他のメニューも頼んでみてほしい。
ここはスタンプラリーのチェックポイントにもなっていて、紙スタンプラリーとデジタルスタンプラリーがそれぞれ2つずつある。
忘れずに押して行こう。
03coffee
佐賀県佐賀市城内2-12-9
営業時間:9時30分~20時30分
定休日:火曜日
「紅茶専門店紅葉~くれは~」はコラボ紅茶の販売とデジタルスタンプラリー
「紅茶専門店紅葉~くれは~」は、その名の通り紅茶専門店。その中でも「和紅茶」にこだわり、店主が厳選した国産の紅茶に力を注いでいる。店内にずらりと並んだ茶葉は圧巻だ。
その「紅茶専門店紅葉~くれは~」では、「ロマンシング サ・ガ3」のキャラクターをイメージして特別にブレンドした紅茶が3種類販売されている。
モニカは、女性らしさをイメージしたフルーツの香りとピンクの花をブレンドしたフレーバーティー。すっきりした味わいだ。レオニードは、ミステリアスな香りのフレーバーティーで、ローズの花をブレンド。紅茶からもローズの香りの漂う高貴さ溢れる味わい。ミカエルは、「正統派」をテーマにした本格セイロンブレンド。フレーバーティーが苦手な人でも飲める「王道」な紅茶となっていた。これら3種類の紅茶は、いずれも佐賀県立美術館でも購入可能だ。
また、「紅茶専門店紅葉~くれは~」では、紅茶以外の和小物なども扱っており、筆者をはじめとした女性ライターがこぞって「これ欲しい…」とつぶやくほどだったので、ぜひそちらも見てみてほしい。
ここには紙スタンプラリーのスタンプはないが、デジタルスタンプラリーの問題が設置されている。デジタルスタンプラリーもコンプするならば必ず訪れよう。
紅茶専門店紅葉~くれは~
佐賀県佐賀市柳町4-7
営業時間:11時~18時
定休日:毎週月曜日、火曜日
「佐賀城本丸歴史館」はスタンプラリーポイント
「佐賀城本丸歴史館」は、佐賀城跡に建てられた、佐賀城本丸御殿の一部を忠実に復元した施設で、館内では「幕末・維新期の佐賀」をテーマに佐賀城の復元や幕末・維新期を先導した佐賀藩の科学技術、佐賀が輩出した偉人について分かりやすく紹介している。
この佐賀城本丸御殿の特徴は、板敷きではなく畳であること。320畳もある大広間なども、全て畳だ。
また、ちょうど「ロマンシング佐賀 3」の開催時期と同時期に「よろいとかぶと展」もこの「佐賀城本丸歴史館」にて開催されている。「サガ」シリーズとは関係はないが、貴重な本物の鎧などが展示されているので(撮影は不可)ぜひこちらにも訪れてみてほしい。「佐賀城本丸歴史館」も、「よろいとかぶと展」も、どちらも拝観料は無料となっている。
スタンプラリーのポイントは、順路の通りに館内を巡っていけばいずれ辿り着く場所にある。それまで存分に、和の醸し出す心地良い空間を楽しんでほしい。
なお、前述の通りここにはスタンプが三個あり、そのいずれもがキャラクターのドット絵とバトル形態の区別がしにくい。スタンプラリーの台紙に押す前に、別の紙に試し押しをしてみることをお勧めする。
佐賀城本丸歴史館
佐賀県佐賀市城内2-18-1
開館時間:午前9時30分~18時
入館料:無料
休館日:6月27日~7月1日、12月29日~31日
なお、スタンプラリーのポイントとなっている佐賀県立美術館、佐賀城本丸歴史館、03cofeeは全て徒歩で回ることが可能な範囲となっている。しかし「紅茶専門店紅葉~くれは~」だけは少々離れている。とはいえど佐賀県立美術館から徒歩20分程度の場所なので、充分歩くことは可能。
「紅茶専門店紅葉~くれは~」の辺りは昔ながらの城下町のような風情が残っており、歩いているだけで景色に癒される。ぜひ訪れてみてほしい。
嬉野市内のコラボショップとスタンプラリーポイントなどをチェック
さて、次は嬉野市内のコラボショップやスタンプラリーのポイントをお届けしよう。
まず嬉野市へのアクセスだが、佐賀市内から電車一本で行ける場所などではないため、下記アクセスマップURLを参考にしてほしい。
佐賀市から行くのか、九州の他県から車で行くのか、佐賀空港から行くのかなどで全て最良のアクセス方法が違ってくるため、今回初めて佐賀や嬉野に訪れる人は必ずきちんと事前にチェックをしておこう。
嬉野温泉観光協会アクセスマップ
http://spa-u.net/access.html
嬉野は、前述の通り「日本三大美肌の湯」として知られている温泉地となっている。また、温泉の他にお茶の産地としても有名。緑茶はもちろんのこと、緑茶の品種を使った茶葉で作られた紅茶も特産品のひとつ。コラボメニューでもうれしの茶を活かした商品があるので、ぜひ味わってみてほしい。
「湯宿広場」は、足湯「佐賀風呂」が楽しめるスタンプラリーポイント
「佐賀風呂」。言うまでもなく、「サガ フロンティア」の略称である「サガフロ」を文字った企画である。
ここでは足湯と足蒸しが楽しめるので、裾をまくりにくい服装で行かないように気を付けたい。また街中にぽっかりとある屋外の無料施設でタオルなどの設備は一切ないので、必ずタオルを持参しよう。思っている以上に汗が噴き出すため、飲み物もあるといい。
足湯はほんの僅か足を浸しているだけで全身から汗が噴き出てくる。また、浴槽の周りに「サガフロ」シリーズのキャラクターイラストが描かれているので、誰がいるのか見て回ってほしい。
足蒸しは足をお湯につけるのではなく、設置されている穴に両足を入れて箱で蓋をして10~15分ほど蒸す、というもので、お湯の感触を楽しめる足湯とはまた違った身体の温まり方を楽しめる。
そしてこちらは足を穴にいれると目の前に「サガフロ」シリーズのキャラクターイラストが眼に入るようになっているので、お気に入りのキャラクターの前を位置取ろう。
「三大美肌の湯」と言われるだけあって、足湯に浸かっただけでも「足がツルツルになった気がする…」と漏らす記者も多かった。
そういう筆者も、かかとが心なしかすべすべになったような気がする(※効果には個人差があります)。
スタンプラリーを押すためだけにくるのはもったいないので、ぜひとも足湯を楽しんでいこう。
湯宿広場
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2185
営業時間:足蒸し湯 9時~20時 / 足湯 24時間
利用料:無料
「224 shop+saryo」はグッズの販売、スタンプラリー、コラボメニューと全てが揃っている
次のコラボショップは、グッズ販売からスタンプラリー、そしてコラボメニューが食べられるという満載のスポット「224 shop+saryo」だ。
「224 shop+saryo」は、店主が肥前吉田焼に魅せられ、「224 porcelain」ブランドの作品を販売するショップだったそうだ。ビルの2F部分がショップ、1F部分はエントランスのような休憩スペースで、紙スタンプラリー、デジタルスタンプラリー共に、この1Fの休憩スペースに設置されており、そして半地下のようなところがカフェとなっている。
まずは2Fで扱っている商品を紹介しよう。
今回の「ロマンシング佐賀 3」でオリジナルグッズの情報が出たときにファンの間で一気に話題になったポーセリン <アビスゲート醤油皿>も、この「224 porcelain」で作られたもので、そして「224 shop+saryo」でしか購入することができない。
それ以外にもポーセリン hogetoram <陣形マグカップ>(3種)や、ポーセリン sui急須 <キャラドット急須>、ポーセリン sui煎茶 <キャラドット湯呑>も、「224 shop+saryo」限定販売となっているので気を付けよう。
その他、佐賀県立美術館でも販売されていた「ひのきコースター(全5種)」、「肥前名尾和紙 ファイアブリンガー扇子」、「佐賀風呂 浴衣」、「佐賀風呂 手ぬぐい」、「佐賀風呂湯上がりサイダー」や、「ゆきだるまのブラックモンブラン」、「佐賀丸 焼のり」、「術法 ロマ佐賀嬉野茶(全4種)」、そして一部の「サガ」シリーズ関連のCDなどもこのショップで購入が可能。
ただし話題のアビスゲート醤油皿は、我々がコラボ初日の昼過ぎに訪れた時点でかなりの量が売れているとのことだった。
どうしても欲しいというファンは、事前にお店に在庫の確認などをしてから訪れると良いだろう。
なお、「本格芋焼酎アビスへの誘い」は、「224 shop+saryo」の向かいにある「酒市場山口屋」にて購入が可能だ。
さて、地下のカフェのほうでは、コラボメニューの「ゆきだるまのフローズンカクテル」と、「佐賀県産野菜を使ったカムシーンカレー」がいただける。
「ゆきだるまのフローズンカクテル」は嬉野の地酒「虎之児」と抹茶リキュールなどを使ったアルコール飲料となっているため今回は試飲をしなかったが、「佐賀県産野菜を使ったカムシーンカレー」を試食させてもらった。月の形に盛られているライスが、固有技デミルーンを彷彿させる。
こちらはトマトがベースの、爽やかなカレーになっている。たくさんの野菜が細かく刻まれて溶け込んでおり、肉は挽き肉が使われていた。最初はあまり辛さを感じないが、後から多少辛味がくる。しかし余程辛いものがまったく食べられないという人でなければ、ほぼ誰でも食べられる程度の辛さだ。記者一同、このカレーの試食前に既に様々なものを食べていたのだが、「一口だけ」と言いながらついつい完食してしまった。
注意が必要なのは、2Fのショップは水曜の定休日以外は営業しているが、カフェは土日しか営業していない点(バータイムのみ金曜も営業)。コラボメニューの制覇を狙う人は、くれぐれも訪れる曜日を確認してほしい。
224shop+saryo
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙909
・2F 営業時間:月~金 10時~16時 / 土日祝 10時~18時、定休日:水曜日
・1F 営業時間:カフェ 土・日 11時~17時 / バー 金~日 21時~24時
「中島美香園」はコラボメニューとスタンプラリーポイント
「中島美香園」では、コラボメニューの「品評会茶 お茶淹れ体験」が楽しめる。美味しいお茶の淹れ方はきちんと別紙に書いてあるので、そちらをよく読んで淹れてみよう。
なお、実際のメニューは、抹茶羊羹もついてくる。窓際の席に座れば、純和風の庭園を眺めながらのんびりとしたお茶の時間を楽しめる。
また、このお店では他にも日本茶やお茶を使ったスムージーやラテ、そしてジェラートの販売なども行っている。もちろん全てうれしの茶がベースになっており、ほうじ茶のジェラートや抹茶のジェラート、緑茶のジェラートなどが楽しめる。
ほうじ茶ジェラートは香ばしさが感じられ、抹茶のジェラートは最近流行っている抹茶よりも苦味が強い(本来の抹茶の味ともいう)。苦味が苦手な人は、抹茶よりも緑茶のジェラートがお勧めだ。
スタンプラリーのポイントはお店の入り口のところに設置されている。
中島美香園
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2199
営業時間:店舗 9時~19時 カフェ 10時~18時
定休日:第2・第4水曜日
「シーボルトの湯」はスタンプラリーポイント
「シーボルトの湯」は、嬉野温泉の公衆浴場。嬉野温泉観光協会が運営していることもあって、周囲の日帰り温泉入浴よりもとても手頃な価格で日帰り入浴を楽しむことができる施設だ。
使用料は大人(中学生以上70歳未満)ならば400円、こども(小学生)なら200円、小学生未満の子供は保護者同伴の場合には無料。なので家族で訪れる地元の人たちも多く、夕方くらいからは混雑しはじめるようだ。
スタンプラリーのポイントは「シーボルトの湯」の施設に入ってすぐのところにあり、入浴をしなくてもスタンプを押すことは可能(もちろん無料で押せる)。
しかしせっかくなので、是非とも美肌の湯をじっくり全身で感じていってほしい。
シーボルトの湯
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙818-2
開館時間:午前6時から午後10時(入場制限時間午後9時30分)
休館日:毎月第3水曜日
大浴場一般券:大人400円、こども(小学生)200円、小学生以下無料
デジタルスタンプラリーの残り二ヶ所を回ろう
コラボショップなどは以上で終わりだが、デジタルスタンプラリーの設置個所はあと二つある。
一カ所目は、豊玉姫神社。美肌にご利益があるとされている神社だそうだ。神社の入り口のところにデジタルスタンプラリーの問題が置かれているので、お参りついでに討伐をしておこう。
豊玉姫神社
佐賀県嬉野市大字下宿乙2231-2
二カ所目は、新湯広場。様々な温泉宿が並ぶ吉田川沿いにある休憩スポットだ。ただしここは少々道が解りにくく、家と家の間の路地を入って行ったような先にあるので、道にあるこの看板を目印にしてほしい。
新湯広場からは吉田川を眼前に、嬉野温泉公園を一望できる。新湯広場の奥にスタンプラリーの問題が設置されているので、ここも問題を解いて討伐をしておこう。
新湯広場
佐賀県嬉野市大字下宿乙730-17
なお、嬉野市内のコラボショップやスタンプラリー設置個所も、全て徒歩で充分移動可能な距離となっている。嬉野市の温泉街は、モダンな要素と昭和のなつかしさをあわせもつ独特な雰囲気が楽しめる街並みなので、他にも様々なものを散策がてら回ってほしい。
コラボの宿泊施設・旅館「嬉野館」へ潜入!
「ロマンシング佐賀 3」とコラボしている宿泊施設・「嬉野館」と「入船荘」ではオリジナルの浴衣、風呂桶等の貸し出しやコラボ料理が提供され、宿泊する部屋も小林智美氏の描き下ろし色紙や「サガ」シリーズの複製原画が飾られるなど、特別仕様となっている。今回はそのうちの「嬉野館」を取材することができた。
コラボ宿泊プランの場合、部屋に小林智美氏描き下ろしの色紙が飾られる。今回はこの二種を見ることができた。
また、「サガ」シリーズの小林さんの複製原画も飾られている。こちらも今回は二種類を見ることができた。
嬉野館の場合は、コラボ宿泊プランならば、洋室でも和室でもどちらでも、このように色紙と複製原画が飾られるそうだ。
洋室(ツイン)の場合は、写真のような部屋になるとのこと。まるでシティホテルのような空間で、女性に人気がありそうだ。
和室の場合は、嬉野の景色が一望できる広縁があるのが良い。筆者らが取材のために訪れた時は既に布団が敷かれていたが、恐らく通常の宿泊時には夜まで布団は敷かれないだろう。
洋室、和室、どちらを選んでも、部屋には今回のコラボグッズの一部が宿泊人数分用意されている。内容は「佐賀風呂手ぬぐい」、「ひのきコースター」「佐賀風呂湯上がりサイダー」、「術法 ロマ佐賀嬉野茶」で、これらは全て持ち帰り可となっている。
また、コラボ宿泊者には佐賀風呂浴衣と、特製の佐賀風呂桶も貸し出される。とことん「サガ」シリーズ尽くしのプランとなっているので、ぜひともコラボ宿泊施設も利用したい(※注:撮影のためモデルさんに浴衣着用のまま大浴場に入ってもらったが、実際には大浴場の中までは浴衣を着て入れないのでご了承いただきたい)。
なお大浴場は女湯を取材させてもらったが、クレンジングや化粧水などのアメニティも大変充実していた。女性は基礎化粧品を含め荷物が多くなりがちだが、かなり身軽に行っても充分事足りるだろう。
また、「嬉野館」では1Fにレトロゲームコーナーがあり、ファミコンやスーパーファミコンなどのソフトを遊ぶことができるが、現在は「ロマンシング サ・ガ3」が遊べるようになっている。ここまで訪れたのならば、「○周目だし」とか四の五の言わず、ぜひ「ロマサガ3」をみんなで囲んで遊び、懐かしい思い出に浸ってほしい。
この「ロマンシング佐賀 3」コラボ旅館だが、残念ながら夏休み中や土曜日などはどちらの旅館もほぼ予約完売状態となっている。しかし9月以降の平日などならば、どちらの旅館もまだ予約が取れる日がある。せっかくならば嬉野のコラボ旅館に泊まりたい、というファンは、下記サイトから予約状況を確認しよう。
嬉野館 オリジナル宿泊プラン
https://romasaga3.jp/event/01.html
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2091
入船荘 オリジナル宿泊プラン
https://romasaga3.jp/event/02.html
佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙730-5
佐賀市内と嬉野市内の、コラボとは関係ないけれど美味しいお店たち
コラボとは直接関係はないが、取材班がいただいてきた佐賀県の美味しい名物の一部をここで紹介したい。コラボメニュー以外にも何か食べたい! という際の参考にしてほしい。
七輪焼肉 牛笑 佐賀駅南口店
JR佐賀駅近くにある、佐賀牛を七輪で焼いて楽しめる焼肉店。
迫力の肉、肉、肉! そこにさりげなくイカが混ざっているが、佐賀はイカの本場でもある。
キングオブ佐賀牛なる肉を焼いたら…ファイヤー!
燃え盛る火に怖気づく我々首都圏民だったが、周りを見ると地元のお客さんたちはまさに”火柱”と呼ぶに相応しい炎を立ち上らせても平然としていたので、どうやら地元の方々は慣れっこの模様。
これだけ火が燃え盛るほどのサシ…佐賀牛は口の中でとろけるような柔らかさで、とても美味しかった。
しかし我々はこの次々と襲い来る肉にダウンしてしまう、ダメなもやしっ子だった。地元の皆さんはこの量の肉に更に平然と白米をかっこんでいたので、筆者のように引きこもってゲームばかりやっているようなライターはもっと肉で体力をつけろということなのかもしれない…。
七輪焼肉 牛笑 佐賀駅南口店
住所:佐賀県佐賀市駅南本町6-2
電話番号:0952-37-6329
アクセス:JR長崎本線 佐賀駅 南口 徒歩5分
営業時間:月~土 17:00~23:00 / 日・祝日 17:00~22:00
温泉湯どうふ 宗庵 よこ長
こちらは嬉野市にある、温泉湯どうふのお店。嬉野市では、この温泉湯豆腐が名物のひとつらしい。その中でもこの「宗庵 よこ長」は地元の方や観光客を含め、人気のお店なのだとか。
普通の湯豆腐はお湯で煮るが、この嬉野の温泉湯豆腐は嬉野の温泉で煮るのだそうだ。鍋の中が豆乳のような乳白色になっているのは、嬉野の温泉で煮ることで豆腐がとろけた為らしい。
なお、この白濁したスープが、一体何で味付けしているのか想像がつかないほどに旨味がたっぷり。豆腐がとろけて美味しいのはもちろんなのだが、このスープが異常に美味しい。
なお、この湯豆腐はポン酢などにつけて食べるそうだが、筆者はスープと一緒にいただくだけで充分なくらいに感じた。この嬉野名物の温泉湯どうふは、ぜひとも食してみてほしい。
余談だが、この「宗庵 よこ長」は、前述のスタンプラリーポイントである「湯宿広場」の隣にある。
また市内を巡っている最中、各所に温泉湯豆腐ののぼりや、温泉湯豆腐を使用したソフトクリームなどのお店も見受けられた。余力があれば、コラボショップ以外のお店にも訪れたい。
温泉湯どうふ 宗庵 よこ長
住所:佐賀県嬉野市嬉野町温泉一区
TEL:0954-42-0563
アクセス:JR武雄駅下車のち、嬉野温泉方面へバスに乗り換え約30分。
営業時間:10:00~21:00
定休日:水曜日(祝日の場合は前日または翌日休)
以上が「ロマンシング佐賀3」の、全コラボレーションとなる。前回とあわせて少々長くなってしまったが、行く予定のあるファンや興味のあるファンは参考にしてほしい。