2016年8月10日、カプコンは、ニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター ストーリーズ」を一足先に体験できるイベント「ライダーの集い モンハン部プレミアム体験会」をバトゥール東京にて開催した。
「モンスターハンター ストーリーズ」は、2016年10月8日に発売を予定している、「モンスターハンター」シリーズから初のRPGとして開発されたタイトルで、モンスター達と心を通わせる力をもつ「モンスターライダー」を主人公に据え、これまでにない新しい「モンスターハンター」の魅力を描き出したタイトルだ。
今回の体験会では、一足先にその世界を堪能することができたので、プレイできたゲーム序盤の物語の流れと共に紹介していこう。
あらゆる部分で「モンスターハンター」らしさを感じとることができる世界観
まず物語は、モンスターライダーを目指す主人公(プレイヤー)が、幼馴染であるリリアとシュヴァルと共に、モンスターのタマゴを探し、カクセの森にきたところからスタートする。
3DSの下画面に表示されるマップを頼りに、さっそく自由にフィールドを散策してみることになるのだが、ところどころに存在するキノコや草むらを調べると、「アオキノコ」や「薬草」といった馴染み深いアイテムや素材を入手できる。
この時点でもキャラクターの操作感からカメラ操作、SEに至るまで、いたるところで「モンスターハンター」の匂いを感じられるような作りになっており、シリーズ経験者であれば、紛れもなく本作が「モンスターハンター」シリーズの1作品であることを実感することができるようになっていると感じられた。
そうして森の中を進んでいくと、先にモンスターのタマゴを見つけていたリリアと合流し、主人公たちと共にライダーの真似事をしてみると、発見したタマゴをふ化させることに成功。タマゴからふ化したのは、「モンスターハンター」シリーズの看板とも言えるモンスター「リオレウス」だった。
実はここまで、プレイヤーが操作できる主人公の外見はフードに覆われており、その顔つきや性別がわからないようになっていたのだが、ここでそのフードが剥がれ、キャラクターメイキング画面に移行することに。
キャラクターメイキングでは性別のほかにも、目や髪型、それぞれの色などを細かく指定することが可能。「モンスターハンター」シリーズでもキャラメイクは存在しているが、特に本作が特徴的だと感じられたのが、本作のキャラクターの顔つきはデフォルメの効いたコミックテイストな雰囲気で、その主人公の性格の違いがはっきりと見て分かるようになっており、メイクしたキャラクターの顔つきによってその後のカットシーンなどで受ける印象がガラリと変わってくる。
今回はプレイ時間に制限があったこともあり、ゆっくり作ることができなかったのだが、自分の中で主人公のキャラクターイメージを固めた上でメイキングをすれば、より物語に没頭できるようになりそうだ。
その後は、すっかり主人公に懐いたリオレウスの赤ん坊を、モンスターライダーたちの村へと連れて帰ることになるのだが、ここで謎の黒いオーラを纏ったナルガクルガによって村が襲われてしまい、衝撃的な展開がプレイヤーを待ち受ける(このシーンは是非、自分の目で確かめて欲しい)。
それから1年の月日が流れ、立派に成長した主人公は、モンスターライダーに認められるため、村長の家でモンスターのタマゴをふ化させることになる。ふ化のシーンでは、タマゴをタッチすることで殻にだんだんヒビが入っていくのだが、その際に生まれてくるモンスターの能力値にボーナスが加えられていく。
なお、今回の筆者のプレイでタマゴからふ化したのは「ドスランポス」。毎回序盤の装備としてお世話になることが多かったモンスターだけに、早くも一緒に冒険ができるのは嬉しい。
バトルでは、パワー・テクニック・スピードの使い分けが重要に
ここから先は、さきほどタマゴからふ化させたオトモンであるドスランポスと、本作のメインキャラクターで主人公の相棒となる、ちょっと変わったアイルー「ナビルー」も加わり、正式なモンスターライダーとして認められるための試験の一貫として、洞窟へ絆石を受け取りに向かうことに。
洞窟へと向かう道中には「モンスターハンター」本編と同様、さまざまなモンスターたちが生息しており、これらに接触することでバトルへと突入する(俗にいうシンボルエンカウント方式)。
さらに今回のプレイでは、フィールドを進んでいくとアプトノスとランポスという、シリーズでも馴染みの深いモンスターとのバトルが自動で発生し、チュートリアル方式で本作のバトルについて教えてくれていた。
本作のバトルシステムは、アクションゲームである「モンスターハンター」本編と大きく異なり、シンプルなコマンド入力方式で行われる。ただし一般的なターン性のものとは少し異なっており、主人公と共に戦ってくれる仲間のオトモン、相手となる野生モンスターがそれぞれ同じ対象を攻撃した時、「真っ向勝負」が発生し、同じタイミングで攻撃が行われるようになるのが特徴。
攻撃にはパワー・テクニック・スピードの3タイプがあり、パワーはテクニック、テクニックはスピード、スピードはパワーにそれぞれ強いという3すくみの関係で、真っ向勝負などに打ち勝てば、絆ゲージも貯めることができバトルを有利に運ぶことができる。
野生モンスターによって、どのタイプの攻撃を中心に使ってくるか傾向があるため(アプトノスならパワー、ランポスならスピードなど)モンスターのクセを読んで、有利な相性での攻撃を狙っていくのが主な流れとなる。
それぞれのモンスターや主人公の攻撃モーションも、デフォルメこそされているが、かなり演出が凝られており、「モンスターハンター」らしさに溢れ、過去作をプレイしていると、「あ、あの動きかな?」とニヤリとすること間違いなし。
……などと、のんびりモンスター達の動きを眺めながら過去の思い出に浸っていると、今回の残りプレイ時間が5分しかないということに気づき、筆者は大慌て。
そんな時に役立ってくれたのが、バトルの速さを変更できる要素。最大の三倍速にするとかなりテンポよく進むようになるので、ちょっとコマンドバトルが時間がかかりそうで面倒だと思っているプレイヤーも安心してほしい。
ただし、「モンスターハンター」シリーズでお馴染みのモンスターたちのモーションをゆっくりと眺められるのも本作の醍醐味の1つと思っているので、初めて戦うモンスターには、まず等速で戦いを挑むことを個人的にはオススメしたい。
洞窟へと入るとそれまでと雰囲気がガラリと変わり、登場するモンスターも一変。新たに登場したクンチュウなどをどうにか避けつつ(残念ながら戦っている時間がなくなってしまった)、洞窟の奥へと進んでいくとイベントが発生し、無事にライダーの証となる絆石を入手できた。しかしここで、1年前に村を襲ったと思わしきナルガクルガが現れ、バトルへと突入することに。
ナルガクルガの攻撃は、これまで戦ったどんなモンスターとも比べものにならないほど強力で、攻撃を2発受けただけで一気に瀕死にまで追い込まれてしまったほど。しかしここで、本作のバトルシステムのもう一つの特徴である、オトモンの背中に乗るライド状態になれるようになる。
バトルで真っ向勝負などに打ち勝っていくと、絆ゲージが上昇していき、満タンでライドオンすることができるようになる。ライド状態ではオトモンとの「絆技」と呼ばれる強力な攻撃が使えるようになる。もうダメかと思った矢先、ギリギリで絆ゲージが溜まり、ライドオン後に繰り出したドスランポスとの絆技によって、無事ナルガクルガを討伐することに成功。ここで今回の試遊は終了となった。
今回のプレイを通じて感じたのは、SEや操作面、グラフィックに至るまで、とにかく随所に「モンスターハンター」のエッセンスが含まれているということ。
それでありながら本作は、従来作品以上に演出面にかなり力が入れられており、中でも主人公のパートナーとなる「ナビルー」のコミカルな動きは必見。ちょっと個性的な見た目をしているナビルーだが、可愛らしく動いている姿を見れば、その魅力の虜となってしまうこと間違いなしだ。
また今回は実際に遊んで体験してもらいたいと感じたため内容を伏せたが、ストーリー面でも王道な展開を守りつつ、ゲーム序盤からプレイヤーの度肝を抜くシリアスな展開が待ち受けており、非常に続きが気になる! 子供から大人まで、幅広い層がしっかりと楽しめる骨太の物語が用意されているようだ。
バトルシステムはオトモンの存在が非常に重要で、これまでは敵として対峙するしかなかったあの厄介なモンスターたちと一緒に戦う「共闘感」を存分に味わえるようになっているのも嬉しい。シリーズファンはもちろん、デフォルメされたかわいらしいモンスター達の魅力は、本作からシリーズを体験する人にも伝わるはずだ。
さまざまな面で「モンスターハンター」シリーズの新たな挑戦が盛り込まれた意欲作。ゲームの発売と同月の10月からはTVアニメの放送もスタートするなど、発売に向け「モンスターハンター ストーリーズ」の今後がますます盛り上がっていくことは間違いなさそうだ。
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