コーエーテクモゲームスは、PS4/PS Vita用ソフト「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」を発売すると発表した。発売日・価格は未定。
SNSやスマートフォンの登場により、人々のコミュニケーションには新たな方法が加わった。しかし、人と人との交流における本質は、いつの時代も変わらない。
「ひとりでは小さくても、手を取り合えば、より大きな力と幸福を得ることができる。」
「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣」は、現代の日本の学園を舞台に、この人間の本質・絆をテーマとした、少女たちの等身大の青春を描く“ヒロイックRPG”だ。
本作は、キャラクターデザインと監修に岸田メル氏、シリーズ構成に時雨沢恵一氏、五十嵐雄策氏、夏海公司氏を起用。4名それぞれの独自の世界が融合し、「BLUE REFLECTION」のひとつの世界を生み出す。
キャラクターデザイン・監修
岸田メル(きしだめる)
「ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~」、「トトリのアトリエ ~アーランドの錬金術士~2」、「メルルのアトリエ ~アーランドの錬金術士~3」、TVアニメ「花咲くいろは」ほか、多数のライトノベルや書籍のイラスト、TVアニメのキャラクターデザインなどを手掛ける。
シリーズ構成
時雨沢恵一(しぐさわけいいち)
2000年「キノの旅 the Beautiful World」(電撃文庫)でデビュー。同シリーズのほか「アリソン」シリーズ、「ソードアートオンラインガンゲイル・オンライン」シリーズ、「学園キノ」も含めた、著者関連書籍累計は1,090万部。「キノの旅」は、劇場アニメ化、TVアニメ化、ゲーム化された。「アリソンとリリア」はNHKにてTVアニメ化。
五十嵐雄策(いがらしゆうさく)
第4回電撃hp短編小説賞の最優秀賞を受賞し、「乃木坂春香の秘密」(電撃文庫)でデビュー。同作は2度のTVアニメ化を果たす大ヒット作となり、シリーズ累計200万部を突破。ほか、「小春原日和の育成日記」「SE-Xふぁいる」シリーズをはじめ、中学入試問題にも採用された「ぼくたちのなつやすみ」(メディアワークス文庫)など著作多数。
夏海公司(なつみこうじ)
「なれる!SE」シリーズ(電撃文庫)の60万部ほか、作家累計85万部。兵庫県出身。2007年、「葉桜が来た夏」で第14回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》を受賞し、翌年同作品で作家デビュー。代表作は元システムエンジニアの経験を生かした「なれる!SE」シリーズで、現在ヤマハのネットワーク機器とのコラボ企画も進行中。また、戦闘機&美少女をテーマに描く「ガーリー・エアフォース」シリーズも展開中。
本作では、少女たちの交流をコンセプトになっている。高校時代、誰もが経験するであろう、楽しさ、甘酸っぱさ、漠然とした不安、恐怖。主人公はゲームを進めるうえでそうした経験をし、多くの少女たちと深く関わっていく。
親密になったり、誰かのために泣いたり、時には仲たがいしたり。こうした心の交流を重ねることで、主人公たちは成⾧し、仲間の力の心強さ、ひとりの人間としての強さを得ていくのだ。
初報となる今回はメインキャラクターとなる3人と、彼女たちを中心に描く作品の世界観を紹介していこう。
キャラクター
白井日菜子(しらいひなこ) CV:高田憂希
かつて将来を嘱望されたバレエダンサー
身⾧:158センチ
体重:44キロ
好きなもの:クラシック
本作の主人公。一年前、若手ダンサーの登竜門である海外のバレエコンクールの本戦出場を決めるが、足に怪我を負ったことにより棄権を余儀なくされる。
その怪我の後遺症によってバレエを踊れなくなって以来、心を閉ざしてしまっている。しかし、体も心も十数年毎日続けたレッスンのことを忘れられず、いつか足が治るかもしれないと信じている。
司城夕月(しじょうゆづき) CV:高野麻里佳
天真爛漫な元気娘
身⾧:147センチ
体重:37キロ
好きなもの:チョコレート
日菜子にリフレクターの力を与えた謎の少女のひとり。出会った数日後に同じ学校に突然転校してくる。
非常に明るくユーモアがあり、誰からも好かれる性格で、一発ギャグが得意。出会ったばかりではあるものの、日菜子のことを第一に考えている。
司城来夢(しじょうらいむ) CV:秦佐和子
成果主義のリアリストな少女
身⾧:146センチ
体重:36キロ
好きなもの:マシュマロ
日菜子にリフレクターの力を与えた謎の少女のひとり。夕月とは同学年の姉妹。
夕月とは違って効率主義な考えをもっており、他人の心情よりも自分の心情を優先することがある。日菜子をとても大事にしている点は、姉妹共通。
少女たちの織り成す世界:ひとつの願いが少女を変える
舞台は、星ノ宮女子高等学校。授業を受けたり、休み時間におしゃべりしたり、放課後に遊びに出かけたり。そんな学園生活を日常として普通に楽しんでいるクラスメイトは、幸せで恵まれている。日菜子はそうした想いを密かに抱きながら、ほかの生徒たちとは少し違う毎日を過ごしている。
そんな彼女の願いは、ただひとつ。「足が治って、またバレエを踊ること」。日菜子にとって、バレエを踊ることが普通の日常であり、それが叶わない非日常の今は、まるで心が抜け殻のようだった。
日菜子が通う星ノ宮女子高等学校には、多くの女子生徒が通っている。彼女たちは、勉強する、部活に打ち込む、自分磨きや遊びにいそしむなど、思い思いの学園生活を満喫している。
さまざまな性格の少女たちと出会い、悩みを聞いたり、休み時間をともに過ごしたり、放課後いっしょに出かけたりしてコミュニケーションをとっていくことで、日菜子の心は少しずつ変化していく。
どこか退屈な日々を過ごしていたある日、日菜子の前に現れた夕月と来夢というふたりの少女。彼女たちと出会うことで、日菜子は不思議な力を得る。そこから、日菜子の学園での生活に大きな変化が起こり始めるのだ。
魔法の力と変身:少女が戦う理由
夕月、来夢と出会うことで、日菜子は魔法の力を手に入れる。それは、魔法少女“リフレクター”として戦う力。
“リフレクター”とは何なのか。何と戦うのか。なぜ戦うのか。
今いちその理由も、どうして自分がその力を得られたのかもわからないまま、日菜子は夕月と来夢に導かれて、戦いに身を投じていく。
リフレクターとして戦う理由も、戦う相手もわからない。しかしそれは、日菜子にとってはさほど気にすることではなかった。なぜなら、リフレクターでいるあいだは、魔法の力によって体を自由に動かすことができるから。
圧倒的な脅威や不安に襲われても、負けない限り、リフレクターであり続ける限り、足が治るかもしれない。またバレエが踊れるかもしれない。彼女がリフレクターとなって戦う理由は、ただひとつ。自分の願いを叶えるためなのだ。
しかし戦いを続けるうちに、日菜子はしだいに気づいていく。自分がいったい何を相手にしているのか、その戦いは何を意味するのか。自分がリフレクターとして戦い続けていくことで、世界に何が起こるのか――。