アエリアとのスマートフォンタイトル「STARLY GIRLS」や「GOD WARS」などのステージも行われる角川ゲームスのTGS 2016出展情報が明らかに

角川ゲームスは、東京ゲームショウ2016での同社の出展内容を紹介する「KADOKAWA GAMES MEDIA BRIEFING PRE-TGS 2016」を本日8月30日に開催した。

「GOD WARS」の主題歌は坂本冬美さんが歌唱！採点機能搭載のPS4向け体験版も9月5日より配信
アエリアと角川ゲームスのタッグによる「STARLY GIRLS（スターリーガールズ）」が発表！
TGS 2016の角川ゲームスブースは声優ブース！

「GOD WARS」の主題歌は坂本冬美さんが歌唱！採点機能搭載のPS4向け体験版も9月5日より配信

安田善巳氏

角川ゲームス代表取締役社長であり、ゲームディレクターの安田善巳氏の挨拶から始まった今回のメディアブリーフィング。初めに、先日からゲーム内容が徐々に明らかになっている「GOD WARS ～時をこえて～（以下、GOD WARS）」に関する情報が公開された。

まずはデビュー30周年を迎えた歌手・坂本冬美さんが本作の主題歌を担当することが明らかに。本作は古代日本の神話・伝承に登場する三国を舞台に、姫たちの成長や葛藤を描いていくタクティクスRPGになっているが、歌に関しては日本ならではの杜の文化を表現してもらいたいと考え、坂本さんにお願いしたところ、坂本さん自身も新しい可能性を模索していたことから快諾してもらったという。

また、先日の情報公開にて明らかになった出演声優も紹介。後述の通り、佳村はるかさん、原由実さん、麦穂あんなさんの3人は東京ゲームショウ2016（以下、TGS 2016）への出演も決定している。

ここで、坂本冬美さんが歌う主題歌「時をこえて」にのせて、より詳細にゲーム内容を紹介した2ndトレイラーが公開に。本作の発売日はTGS 2016の最終日、9月18日14時より行われるステージで発表予定。ステージには坂本冬美さんも登壇し、トークショーを行うとのこと。

（左より）金振由佳氏、中田寿枝氏

安田氏が一度降壇すると、ここからは「GOD WARS」のマーケティング担当の金振由佳氏、セールス担当の中田寿枝氏により、同作にまつわる最新情報が順に紹介された。

まずは9月5日よりPlayStation Storeにて配信される、PS4向け体験版の情報が公開。体験版では、製品版には収録されない特別なバトルステージ「厳島異聞録（いつくしまいぶんろく）」が用意されている。クオータービューのターン制で進行し、個性的なキャラクターから自由に部隊を編成し、さまざまな職業、スキル、武具を使いこなす戦略的なバトルが楽しめる。

また、戦闘中の行動を元に評価点が表示される採点機能が搭載されている。この機能を用いて行われるのが、プレイヤー同士でスコアを競い合う「体験版プレイヤー頂上決戦」だ。こちらは配信日から9月17日までの期間行われ、ゲームプレイ後に表示される戦闘評価画面全体がわかるように撮影し、自身のTwitterアカウントからのツイートで応募できる。

ランキングは毎日公式サイト上で更新、最終結果で優勝した人には、トラベルギフトカード3万円分や坂本さん、安田さんのサイン色紙がプレゼントされる。また、本企画に参加した人の中から抽選で、出演者よりカグヤ役の早見沙織さん、サクヤ役の佳村はるかさんのサイン色紙がそれぞれ5名、合計10名に当たるTwitterキャンペーンも行われる。

また本企画に付随して「メディア・販売店プレイヤー頂上決戦」も行われる。こちらには僭越ながらGamer編集部としても参加を表明しているので、ぜひGamer公式Twitterもチェックしてほしい。

本企画の優秀者の発表は、9月18日に行われるTGS 2016のステージイベントにて坂本さんから行われるとのこと。そのほか、TGS 2016では毎日14時より以下のステージが行われる。モンスターデザインを担当する竹安佐和記氏によるヤマト絵ライブペイントは4日間を通して行われ、この模様はニコニコ生放送にて配信予定だという。

そのほか、来場者特典としてパッケージデザインをモチーフとしたポストカードが配布されるほか、体験版を遊んでいる人には竹安さんが描く火の鳥があしらわれたポストカードが配布される。

アエリアと角川ゲームスのタッグによる「STARLY GIRLS（スターリーガールズ）」が発表！

続いて、世界観を伝える1stトレーラームービーとともに発表されたのが、角川ゲームスとしては初めて開発を手掛けるスマートフォン向けアプリ「STARLY GIRLS -Episode Starsia-（以下、「STARLY GIRLS」）だ。ディレクターを安田氏が務める本作では、企画・開発を角川ゲームス、配信・運営を、過去に多数のオンラインゲームやモバイルゲームを運営してきたアエリアが担当する。

乙田宗良氏

ここで、アエリアの取締役である乙田宗良氏も登壇し、2人によるトークショーの形式で、今回のプロジェクトが立ち上がった経緯について語られた。

そもそも今回のプロジェクトは、アエリア側からのラブコールを受けて実現したものだと話す安田氏。最初に代表取締役社長の小林祐介氏と乙田氏が訪ねてきてスマートフォンゲームを作って欲しいという話があった際には、ちょうどディレクターとして「GOD WARS」のプロジェクトを立ち上げたばかりの頃で、その場での返事はしなかったそう。

その後しばらくして再び小林氏が安田氏の元を訪ね、情熱を持って取り組んでくれれば自由に作ってもらっていい、アエリア側で絶対に成功させるというメッセージを受けたことをきっかけに開発がスタートし、今回の発表を迎えるに至ったそう。

それぞれのパートナーとしての魅力については、「ゲーム開発に対する情熱を持っていること」（角川ゲームス）、「真面目できちんとやってもらえること」（アエリア）と評価しており、角川ゲームスとしてはスマートフォン市場のビジネスモデルについての不安を払拭して取り組んでもらえることに期待を寄せ、一方のアエリア側はデザインとゲームシステムが噛み合ったゲームとして手応えを感じており、いち早くサービスをしたいという思いを語っていた。

本作では宇宙をテーマにする中で、壮大な宇宙空間で3Dを使ったハイエンドなバトルを表現することを目指しているという。現状ではまだいくつか修正・調整が必要となるそうだが、すでに山は超えており、年内のサービス開始を目指したいと話す。そしてアエリアとしては、ゲームの運営ノウハウを抽出した戦略子会社で、乙田氏が代表取締役社長を務めるアエリアゲームズを設立し、配信・運営にあたる。

その後は安田氏がゲーム内容を紹介。星娘×Gギア×宇宙をコンセプトにした次世代育成シミュレーションゲームと銘打った本作では、女の子だけでなく、Gギアと呼ばれるメカと武器にも成長要素が用意されており、バトルではハイエンドな映像表現も楽しめるという。

宇宙を舞台とする壮大なストーリーを描く本作では、プレイヤーが宇宙創生の意思に抗う星娘と、過酷な運命を背負う副キャプテン（CV：水樹奈々）を率いて、宇宙を取り戻してくドラマ性のあるストーリーが描かれる。

ゲームシステムは、編成・戦闘・育成＆収集のサイクルで進行。会場では実際のプレイ映像が公開されたのだが、そこではプレイの流れや3DCGで描かれる迫力の演出などを確認することができた。また作中に登場する神的存在であるスターシアは井上喜久子さん（タワー役）、緒方恵美さん（デス役）がボイスを担当しており、どのような場面で登場するのかにも注目だ。

（左から）長谷川仁氏、山崎康弘氏

今回の発表に伴い、アエリア事業戦略グループマネージャーの山崎康弘氏、角川ゲームス執行役員の長谷川仁氏より、事前登録がスタートしたことが明かされる。登録人数に応じて、サービス開始時に有料通貨であるスターバッジが配布されるほか、Twitterキャンペーンでは公式Twitter（@starly_girls）のフォロワー数が5,000人を達成すると副キャプテンのTwitterアイコンがプレゼントされる。その後も達成人数に応じて星娘のTwitterアイコンも順に配信されていく。

また、9月2日からは12名の星娘たちの紹介PVが公式Tiwtter上で順次配信されるのだが、そのPV情報をリツイートした人の中から抽選で各1名、総勢12名に演じるキャストのサイン色紙がプレゼントされる。会場では9月2日に公開となるシリウス（CV：上坂すみれ）の紹介PVが先行で上映された。

その後はTGS 2016の出展情報へと移り、トークステージイベントが各日の13時、および15時より実施されることが発表。また来場者特典として“星娘トレカ”が配布されることも紹介された。

先ほど安田氏からも触れられた通り、本作のサービス開始時期は2016年内が予定されている。より詳細なゲーム情報などは続報に期待しよう。

TGS 2016の角川ゲームスブースは声優ブース！

最後に再び安田氏が登壇し、TGS 2016のブース概要と、出演者を含めたステージ情報が公開となった。安田氏は今回のブース出展について「角川ゲームスブースは声優ブース」というコンセプトを掲げ、人気声優、アーティスト、コスプレイヤーによるスペシャルイベントを実施していくと説明。今回紹介された「GOD WARS」と「STARLY GIRLS」、そして9月29日に発売を控える「デモンゲイズ2」のステージが下記のスケジュールで実施される。

TGS 2016当日までの出展情報は、本日公開となった角川ゲームスTGS特別サイト（http://www.kadokawagames.co.jp/tgs2016/）のほか、各種公式Twitterで公開していくとのこと。全日のステージ内容でも十分に驚きだが、今後どのような情報が発信されていくのかにも引き続き注目だ。