MAGES.は本日9月10日、東京の新宿ステーションスクエアにて、二次元アイドルプロジェクト「アイドル事変」の発表会を実施した。

目次
  1. アイドル事変とは?
  2. アイドル事変製作スタッフ
  3. アイドル事変 「主題歌をサウンドプロデュースするにあたり」

2014年夏の発表、2015年夏の再始動(リブート)を経て、いよいよそのベールを脱ぐ二次元アイドルプロジェクト「アイドル事変」。すでに3ユニット同時によるシングルCD展開(2016年10月19日発売)、電撃G'sコミックでのコミック連載など、プロジェクトとしてのメディアミックスはスタートしているが、さらなる展開を紹介するべく、出演キャストより八島さららさん(星菜夏月役)、渕上舞さん(鬼丸靜役)、上田麗奈さん(近堂幸恵役)の3人が登壇してのプロジェクト発表会が行われた。

(左から)八島さららさん、渕上舞さん、上田麗奈さん、司会の二宮係長

来場したファンには冒頭からノベルティとして旗やチラシが配られ、ステージ後ろにはSPに扮したスタッフが控えるなど、人通りのある屋外の会場ということもあってか、作品のテーマに沿ったような街頭演説の雰囲気をまとうスタートとなったが、まずは上田さん、渕上さん、八島さんの順番に「アイドル事変」を知る上で欠かせない3つのキーワード「アイドル事変とは?」「アイドル事変ってどんな物語?」「アイドル議員とは?」について紹介していった。

かいつまんで言うと、「アイドル事変」はMAGES.が展開する、“アイドル×国会議員”をテーマとした二次元アイドルプロジェクトで、アイドルたちが47都道府県それぞれで選出された国会議員“アイドル議員”として7つの政党に所属し、活動していくというものだ。

アイドル事変とは?

広がる所得格差、しのび寄る環境汚染、打つ手なしのゴミ問題、当事者不在の議論が続く待機児童、繰り返される汚職の数々…あふれる問題や不満に対し何一つ対策を打つことのできない既得権益にまみれた政府。そんな八方ふさがりな状況のニッポンでついに“アイドル”たちが立ち上がった!

ヒロイン党、賛来党、スターライ党、美少女党、わかば党、サブカル新党、SOS党、7つのアイドル政党から、各都道府県の代表として国会議員となったアイドルは、ニッポンを覆う閉塞感を歌とダンスで正面突破!! 国民の笑顔を取り戻し、輝きのオーラでニッポンを包み込んでいく!!!

先述の通り、さまざまなメディアを横断していくプロジェクトとなるが、ここでは八島さんと渕上さんによるユニット・with(ウィズ)の歌う「START UP, DREAM!!」に関するトークが行われ、レコーディングを振り返っていた。

トークが一段落したところで、司会を務めた二宮係長より、「アイドル事変」に関する重大発表があるとの情報が。三者三様に発表内容を予想するなか、ステージ後方の大型ビジョンに映しだされたのは、「アイドル事変」TVアニメ化の報を伝えるPV。TOKYO MX、BSフジほかにて2017年1月より放送される。そしてその映像の最後で、アニメのOP&EDテーマ曲のサウンドプロデュースをつんく♂さんが担当することが発表されると、会場からは大きなざわめきが。

アニメ中に登場するであろうキャラクターたちも紹介されているこのPVは、すでにWEB上でも公開されているのでチェックしてみてほしい。

アニメキービジュアル

アイドル事変製作スタッフ

アニメーション制作・MAPPA/VOLN
監督・吉田大輔
キャラクターデザイン/総作画監督・石井舞
シリーズ構成・高山直也
脚本・川嶋澄乃/林壮太郎
キャラクター原案・CUTEG/Tiv/もっつん*/みことあけみ/空中幼彩/蜜桃まむ
アニメーションメインキャラクター原案・Tiv

キャスト:
星菜夏月(CV:八島さらら)
鬼丸靜(CV:渕上舞)
近堂幸恵(CV:上田麗奈)
不動瑞希(CV:Lynn)
猫平小夜(CV:照井春佳)
新城小夏(CV:藏合紗恵子)
飯塚桜子(CV:久保ユリカ)
桃井梅(CV:仲谷明香)
天羽くるは(CV:吉田有里)
小水流ミカ(CV:赤﨑千夏)
闇†林檎様(CV:山本希望)

アニメ化の発表後、ステージには演説台を思わせるようなセットが用意され、その壇上で八島さんが3人を代表して所信表明演説を行うことに。自己紹介から始まり力強く演説を続ける八島さんに対して、渕上さんと上田さんが「拍手」「旗ふり」などの指示を観客に向けて出すなど、ひとつの話題ごとにリアクションが飛び交う盛り上がりを見せた。

その後はつんく♂さんからのメッセージを一部抜粋して紹介。全文は以下の通りとなっており、今作に携わるにあたっての意気込みや楽曲のポイントなどが語られているので、気になる人はこちらにも目を通してもらいたい。

アイドル事変 「主題歌をサウンドプロデュースするにあたり」

シャ乱Qを結成し、音楽の世界に飛び込んで早28年。時代はどんどん変わっていきました。

思えば、アマチュアバンドの時代はテレビから音楽がどんどんヒットした時代で、バンドブームもありました。それに相反してテレビには絶対出ない!なんてニューミュージックやロックと言われるジャンルの人もいましたね。

同時にアイドルと言われるようなジャンルの人たちもカリスマからお茶の間へどんどん変化していきました。「私もアイドルになれそう!」そんな合言葉があるような感覚にもなっていきましたね。

そして、僕がプロとなって上京した1990年代前半はレコードからCDへと時代も移り変わりCDがすごく売れる時代でした。レコード時代のヒットよりもCD時代のヒットの方が市場は大きかったように思います。シャ乱Qもロックバンドとしてテレビにもたくさん出演し、ミリオンセラーもたくさん出すことが出来ました。

やがて、僕もいつの間にかモーニング娘。松浦亜弥など女性グループなどの音楽をたくさんプロデュースさせていただくこととなり、そのジャンルでもたくさんのミリオンセラーを出すことが出来ました。

そして2016年。音楽を聴くスタイルはCDだけに限らず人それぞれライフスタイルに合わせていろんなメディアで音楽を聴くようになりましたね。去年のあたり前が今年では過去のもの、なんてこともたくさんあります。

そんな時代の中でも音楽そのものがなくなるわけではありません。この度僕は2次元アイドルのサウンドプロデュースをすることとなりました。

これまた今までと違うジャンルに突入です。しかし、これまでを遡ってもこういう時代の移り変わりの時に僕にとってのニュ−ジャンルにチャレンジ。なにやら楽しい時代の幕開けの予感です。

今回サウンドプロデュースするキャラクターたちは政治の世界で活躍するアイドルたちというなんともふざけた設定であるわけですが、だからこそ面白い。

テレビに出演するとかしないとか、そういうことをすっ飛ばして、アニメの中にしか存在しないアイドルグループが歌って踊る。そして世の中を元気にしていく。で、実際にはそれを歌っている声優さんや歌手のみなさんがいるわけで、その方々はその方々で真剣にレコーディングしてくれるわけで。

過去にない面白さを感じながら楽曲制作してまいりました。ただ一つ言えるのはバンドであってもアイドルであっても二次元であっても僕の場合はいつも同じ。テーマは「ロックイズム」今回の楽曲制作も「ロックイズム」の中で仕上げていきました。

なので、音楽を聴いていただけたらわかると思いますが、かなり尖っています。ぱっと聞いた感じは「アニメ音楽じゃん!」って思うかもしれませんが、節々に「ロック」が散りばめられているので是非体感くださいませ。

歌詞にも注目くださいね!

こうして盛りだくさんの内容で送られてきた発表会もいよいよ最後の告知コーナーへ。ここでは12月4日に東京・秋葉原にて開催予定の「アイドル事変1st.ステージ」をはじめ、公式Twitter(https://twitter.com/idol_jihen)にて行われる「第1回Twitter総選挙」、現在毎月1回放送されているニコニコ生放送番組「アイドル事変応援番組 てるぞースタジオ」などが紹介される。

さらに、千葉・幕張メッセにて行われる「東京ゲームショウ2016」では、一般公開初日となる9月17日のお昼頃に何かがあるという意味深な情報も飛び出した。場所が場所だけに、さらなる発表があるのかにも注目したい。

その後は鳩を飛ばす演出や観客を含めた全員での記念撮影を行いつつ、3人からのコメントをもって発表会は終了となった。

発表会終了後には、号外が会場周辺で配布された。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

コメントを投稿する

この記事に関する意見や疑問などコメントを投稿してください。コメントポリシー

アイドル事変サービス終了