9月15日より千葉・幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2016」。ここでは16日に行われたワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントのプレス向け発表会をレポートする。
目次
映画の世界を追体験できる「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
まず、開発元であるTT Gamesのアソシエイト・プロデューサー、ティム・ワイルマン(Tim Wileman)氏による「LEGO スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の紹介が行われた。本作は大ヒットを記録した映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」をレゴで再現したもので、原作映画の名場面の数々をレゴの世界で追体験することができる。
ワイルマン氏はスタッフ陣が12年にわたって「LEGO」シリーズで培ってきたすべてを本作に結集していると強調。もちろん、ルーカスフィルムの全面協力を得ていて、非常にクールな作品になっているとアピールした。ゲームは12のステージで構成されていて、今回は主人公のレイとフィンが初めてプレミアム・ファルコンに乗り込むセクションが実機プレイを交えて紹介された。
ちなみに、この12ステージ以外にも7つの追加レベルが用意されていて、そこではエピソード7である「フォースの覚醒」にいたるまでのハン・ソロやチューバッカたちの物語など、映画で描かれなかった部分を見ることができるという。ストーリーはオリジナルだが、ルーカスフィルムの監修を受けていてオフィシャルのものとのことなので、「スター・ウォーズ」のファンなら見逃せないだろう。
各ステージは映画のオープニングと同じく、宇宙空間をバックにしたテキストロールから開始となる。この部分も非常にこだわって作っていて、ワイルマイン氏によるとフォントや画面のアスペクト比、テキストが消失するタイミングなどもまったく映画と同じだという。もちろん、ゲーム中のセリフもすべて映画と同じで日本語もDVDバージョンと同じものを使用。また、英語音声で日本語字幕スーパーを表示してのプレイも可能になっている。
注目すべきはレゴの山からさまざまなものを組み立てる「マルチビルド」だ。これまでは特定の決まったものしか組み立てられなかったが、今回は複数のオブジェクトの中から選択可能になっていて、何を組み立てたかによって結果や進め方が変わってくるという。
おなじみのキャラクター同士の協力プレイも健在。今回の実機デモでもあるポイントにたどり着けるのはフィンだけだが、彼ひとりでは仕掛けを作動させることはできないという箇所があり、BB-8が彼にしか作れないオブジェクトを建造。レイがそのオブジェクトを足場にフィンのいるところに向かい、ふたりで仕掛けを作動させて突破するという過程を見ることができた。1人プレイではキャラクターを切り替えてこれらの操作を行うが、複数のプレイヤー同士で協力しながらワイワイ楽しむこともできる。
ブラスターを使った撃ちあいも見逃せない。障害物に隠れながら進んだり、カバーアクションを行うためのオブジェクトを組み立てたり、「タレット」と呼ばれる砲台を組み立ててTIEファイターを撃ち落としたりすることも可能。敵もカバーアクションを使いながら攻撃してくるので、本格的なシューティングゲームさながらの手に汗握る熱いバトルを体験できる。
飛行ユニットを操作するフライトセクションも大幅に進化。従来は障害物を避けたり、敵を撃墜したりしながら決まったルートを進んでいくというものだったが、今回は上下左右を自由に飛び回れるセクションも存在。よりリアルでスリリングなフライトバトルを楽しめるのだ。
実機デモは一行がミレニアムファルコンでスターデストロイヤーに潜入したところで終了。映画本編はいたってシリアスだが、本作は原作の設定を活かしたギャグやユーモアも多数盛り込まれていて肩の力を抜いて遊ぶことができる。また、ストーリーモードは映画本編を忠実になぞっているが、一度クリアしたステージに再挑戦できるフリープレイでは映画には出ないキャラクターが登場するアドベンチャーも楽しめるとのことだ。
自分だけのオリジナル世界を自由に構築できる「LEGO ワールド」
続いて、ワイルマン氏はオープンワールドの世界を舞台にしたTT Games制作の「LEGO ワールド」を紹介。現在開発中のタイトルでSteamにてアーリーアクセス版が配信中。来年2017年中のリリースを目指してユーザーの反響や声などをもとにブラッシュアップが進められているという。
ゲームの内容はすべてがレゴブロックでできた世界で、自由に探索やビルドを楽しむというもので、さまざまなクエストを達成するごとに使用できるアイテムやツール、キャラクターなどがアンロックされていく仕組みになっている。スタート時に配置される生き物やオブジェクトはすべてランダムで決定。もちろん、何をするのもプレイヤーの自由なのでユーザーそれぞれが独自のプレイ体験を満喫できる。
使用できるレゴブロックは200種類以上。窓、扉、塀なども使用可能で色を塗るためのカラーパレットも充実しているので、いろいろなものを自由に組み立てることができる。また、コテージや家などの完成したオブジェクトも多数用意。数に限度はなく、何をどれだけおいてもOKとなっている。また、生き物を配置することも可能で、たくさんのクマを配置して互いに戦わせてもいいし、火を吐く巨大なドラゴンに乗って大空を飛ぶこともできる。
そのほか、地下に穴を掘って地下都市を作ったり、空に雲を作ったり、海底に町や村を作ったりとできることは無限。今回のデモプレイでも特定のエリアを更地にして、いろいろな建物を建てていくのを見ることができたのだが、とにかく手軽で自由度が高い。ワイルマン氏も「ゲームの中でやれることは無限で終わりない」と語っており、自分だけのオリジナル世界を自由に作ることができる。
ちなみに、店舗で購入したおもちゃのレゴをゲーム内にインポートするといったシステムの導入も考えているとのことで、将来的にはまだまだできることは増えていきそう。現在購入できるのはSteamのみとなっているが、インターフェースは日本語にも対応しているので興味のある人はプレイしてみるといいだろう。
裏社会の頂点を目指す「バットマン:アーカム・アンダーワールド」
最後に紹介されたのは現在好評配信中のiOSアプリ「バットマン:アーカム・アンダーワールド」だ。その名のとおりバッドマンの世界を舞台にした戦略シミュレーションだが、主人公は悪役側でプレイヤーは裏社会のボスとなり、ヴィラン(悪党)たちを使ってさまざまな悪事を働いたり、相手のアジトを攻めたりすることができる。
ゲームはミッション制でマップの構成などを見て、ヴィランたちの能力を使い分けながら銀行強盗や暗殺といった目的の達成を目指す。自分の陣地であるアジトに敵が攻めてくることもあるため、ガードや仕掛けを設置するなどアジトの防御・強化も重要。また、アジトを強化することでより強力な手下を雇ったり、スーパーヴィランのアップグレードを行ったりすることもできるようになる。現在公開中の映画「スーサイド・スクワッド」に登場するハーレイ・クインなど、おなじみのキャラクターたちも多数登場するので「バッドマン」シリーズのファンは要チェックだ。
(C) 2016 The LEGO Group. STAR WARS (C) & TM Lucasfilm Ltd. TM & (C) Warner Bros. Entertainment Inc. (s16)
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※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。
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