【TGS 2016】近藤孝行さんとKENNさんの生アフレコに、「大逆転裁判2」の発表も！「逆転裁判シリーズ15周年記念 トーク＆最新情報スペシャルステージ」をレポート

ステージにはカプコンの江城元秀プロデューサーが登壇し、まずは早速本日江城氏が着用していたTシャツについて語った。このTシャツはアパレルブランド「A BATHING APER」とのコラボ商品で、9月17日より全国のA BATHING APE正規取扱店舗にて発売となっている。

近藤孝行さんとKENNさんと共に振り返る「逆転」シリーズの15年

ステージには本日のスペシャルゲスト、成歩堂龍一を演じる近藤孝行さんと、王泥喜法介役のKENNさんが登場。実はこうして二人でステージに立つのは初めてのことだという。

近藤さんは、いきなり「異議あり！」を披露し、KENNさんは「王泥喜法介は大丈夫でーす！」とマイク泣かせの大声で叫ぶワンシーンも。近藤さんは「逆転裁判3」のPVで初めて成歩堂龍一を演じ、それがかれこれ12～13年前のことだそう。そしてKENNさんは「逆転裁判4」からの参戦で、KENNさんももう10年ほど王泥喜法介をやってきたことになる。

逆転裁判シリーズが15周年を記念して作られた、逆転裁判シリーズを振り返る映像が流れると、近藤さんもKENNさんも食い入るように映像を見つめていた。

この15年間の感想を尋ねられると、近藤さんは「初めて逆転裁判3のPVで呼んでいただいたとき、収録はてっきり都内でやるのかと思っていたら大阪のカプコン本社まで呼ばれ、当時は何回も大阪まで往復して収録しました」と秘話を明かした。

KENNさんは、「逆転裁判4」の時は「あえて下手くそにやってほしい」と頼まれたそうだ。今でこそ王泥喜も成長したものの、「逆転裁判4」の頃は大声だけが取り柄だった王泥喜を演じるのは大変難しかったようで、王泥喜のフレッシュさを出すために何度も何度も収録にチャレンジしたと、当時を振り返った。またKENNさんは元々「逆転裁判」シリーズのファンだったそうで、自分で「異議あり！」のセリフを言えることがとても嬉しかったという。

「逆転シリーズで好きな作品は？」という問いには、近藤さんは「逆転裁判3の最終話が一番好きだったんですが、逆転裁判6が出たときに3に匹敵するくらいにおもしろいと感じました」と語った。中でも「逆転裁判6」の第一話で、成歩堂がクライン王国に訪れた直後に巻き込まれた事件の印象が強かったそうだ。

KENNさんは「1のインパクト強かったです」と、シリーズで最も古いエピソードであり、かつシリーズの最初の一話となる「はじめての逆転」が印象深かったことを述べた。王泥喜としては、大声キャラだけのようでありながら実は色々背負っていて徐々に成長していく姿に感銘を受けつつ、「逆転裁判6」ではすごいことになったなと思ったそうだ。まだ未プレイのひとは、ぜひ実際に遊んで確かめてみてほしい。

次の問いは、「逆転裁判シリーズの中で好きなキャラクターは？ また演じてみたいキャラクターは？」。
近藤さんは、好きなキャラクターはゴドー検事で、演じてみたいキャラクターは「逆転裁判3」に登場する星威岳哀牙と本土坊薫と回答。ひとクセもふたクセもあるようなキャラクターを演じてみたいそうだ。
KENNさんは好きなキャラクターにシリーズの人気キャラであるオバチャンこと大場カオルを挙げた。演じてみたいキャラクターは、これまたシリーズを通して大人気の御剣怜侍。御剣検事のような大人に憧れる、とKENNさんは目を輝かせて語った。

近藤さんとKENNさんの夢の競演！「逆裁6」生アフレコ！

「逆転」シリーズ15年への思い出を語ったあとは、近藤さんとKENNさんによる生アフレコが行われた。まずは近藤さんが一人で、「逆転裁判6」の第三話「逆転の儀式」のワンシーンを演じた。

次はKENNさんが、「逆転裁判6」の第二話「逆転マジックショー」のワンシーンを披露。

そして最後は、近藤さんとKENNさん二人そろって「逆転裁判6」の第五話「逆転の大革命」から、ファンの間でも人気のシーンが演じられた。二人で演じたシーンは、すでにプレイ済みのファンならばどのシーンかすぐに察しがつくだろう。

「逆転裁判6」のPVではそのシーンに近藤さんとKENNさんが声をあてているのだが、ゲーム中ではいつものポポポ音で表現されていたシーンなだけに、筆者も「逆転裁判6」をプレイしているときに「せっかくPVではこのシーンに音声が入っていたのにちょっと残念だな」と感じていたワンシーンの再現とあって、テンションは否応にも高まった。

「逆転」シリーズは終わらない！新情報が続々と！そして最後のサプライズは…！

逆転裁判 15周年特別法廷 2017年1月22日（日）開催決定！

「逆転裁判」シリーズから、近藤さん、KENNさんをはじめ、御剣怜侍役の竹本英史さんや希月心音役の潘めぐみさん、「大逆転裁判」から成歩堂龍ノ介役の下野紘さん、御琴羽寿沙都役の花澤香菜さん、シャーロック・ホームズ役の川田紳司さん、アイリス・ワトソン役の久野美咲さん他、舞台「逆転検事」より人気俳優の和田琢磨さんや林明寛さん、磯貝龍虎さんなども参加する豪華イベントとなっている。

チケットは、「逆転裁判」公式ファンサイト「逆転通信」にてチケット抽選先行受付が開始されている。来場者には特典として「逆転裁判 15周年 特別法廷メモリアル Disc」がついてくるので、ファンならばぜひ訪れたい。

「逆転裁判」シリーズ15周年記念、ハヤカワミステリマガジンにてノベライズ連載決定！

ミステリー作家円居挽氏による完全オリジナルストーリー、「逆転裁判 ～時間旅行者の逆転～」が、2017年3月号（2017年1月25日発売）より連載開始予定。ノベライズはシリーズ初となるうえに、本格的なミステリーとなっているようで、こちらも楽しみだ。

「逆転裁判」×マリオンクレープ、コラボ決定！

こちらは2016年10月7日～10月30日まで、マリオンクレープヨドバシAKIBA店にて開催されるとのこと。まだ詳細は出ていないが、コラボグッズなども予定されているそうだ。

「逆転裁判 イラストアーカイブス」発売決定！

「逆転裁判画集 THE ART OF GYAKUTENSAIBAN」（2007年カプコン刊行）に、「逆転裁判5」、「逆転裁判123 成歩堂セレクション」やWiiウェア版発売にあわせて描かれたイラストを加えた新装改訂版。「逆転裁判」シリーズ15周年にちなみ、第一作「逆転裁判」が発売された10月12日に発売！

304ページもの大ボリュームの一冊だけに、「逆転裁判画集 THE ART OF GYAKUTENSAIBAN」を持っているファンも改めて買いなおしたくなる一冊だ。

「今度は1月の特別法廷でお待ちしています」と述べてステージを後にした近藤さんとKENNさん。

ここでステージは終わりかと思ったが、最後の最後にとんでもないサプライズが待っていた。

なんと、「大逆転裁判2」制作決定！　前作が多くの謎を残して終わっていただけに、ファンからも続編を望む声が多かった「大逆転裁判」の続編に、会場のファンからは大きな歓声が上がった。詳細はまだまだ不明だが、続報を楽しみに待とう。

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