9月15日より幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ2016」。9月15日にソニー・インタラクティブエンタテインメントブースにて行われた「Horizon Zero Dawn」のステージの模様をお届けする。

今回のステージには、ゲリラゲームスのリードライター・JOHN GONZALEZ氏が登壇。ゲームプレイを担当する同じゲリラゲームスのFrancisco Peters氏と共に、E3で紹介されていたプレイアブルデモを、より詳細な解説を交えながら紹介していた。

JOHN GONZALEZ氏(写真左) Francisco Peters氏

今回プレイが披露されたのは、ゲームを開始してから3、4時間で体験することになるという序盤のクエスト。主人公の「アーロイ」は、訪れた村のリーダーであるマレアから、ロボット達が暴走しているという話を聞き、その調査を行うことになる。この会話の際にはアーロイの言動を選ぶ選択肢が出現しており、選んだ内容によって会話が変化するようだ。

まずクエストに出発する前の準備として、村のショップで炎・氷・電撃の三種の弾を撃ち分けることができるパチンコ「シャドウスリング」と爆発する矢を撃てる弓「カージャの長距離用弓」を購入。それぞれの武器には、爆発する矢など異なる弾薬が存在し、しっかりと個性分けがされている。

また同じように購入できる服装にも、見た目の変化だけではなく、ステータスも設定されている。それぞれの装備にはソケットと呼ばれる、敵のロボットを破壊することで回収できるパーツをセットできる部分があり、ゲームを進めていくことで細かくカスタマイズできるようになるそうだ。

広大なフィールドでは、暴走する様々なロボットと遭遇することになる。そんな時に役立つのが、ロボットの情報を分析する「フォーカス」と呼ばれるシステムだ。ロボットの名称や体力、黄色ハイライトされる弱点などの情報を瞬時に得ることができる。プレイ中では、「シェルワーカー」という身体にコンテナを搭載したロボットの弱点部位を、フォーカスを駆使することで瞬時に把握。その弱点を攻撃することで、コンテナのみを分離させ、中にある素材を回収する、といった無駄のない流れのプレイイングが披露されていた。

またアーロイは「オーバーライド」と呼ばれるハッキングスキルを使うことでロボットを味方にすることも可能。本作のマップは非常に広大だが、ロボットに搭乗することで徒歩よりも速く移動することができるようになる。今回遭遇したのは牛のようなロボット「ブロードヘッド」で、「ロープキャスター」と呼ばれるワイヤーで動きを止めたところにオーバーライドを行って味方にすると、その後はブロードヘッドに乗って自由自在に移動できるようになっていた。

なおオーバーライドしたロボットは、一度降りてもボタン一つで簡単に再度呼び出すこともできる。ブロードヘッド以外にも上に乗ることができるロボットが存在するのかも気になるところだが、今回のプレイでは明かされなかった。

そうして進んでいくと、他のロボット達を暴走化させた原因という、今回のクエストのボス的な存在である「コラプター」を発見。コラプターの攻撃は、これまでのロボット達とは比較にならないほど強力で、搭乗しながら攻撃しようと呼び出したブロードヘッドが一撃で撃破されてしまったほど。

それでもフォーカスで把握した炎が弱点という部分を突く形で、「カージャの長距離弓」の爆発矢を中心にダメージを与えていくと、体内温度の上昇に耐えられなくなったコラプターの動きが止まり、内部に隠されていた冷却装置を露出させる。これがコラプターにとっての致命的な弱点だったらしく、すかさず冷却装置を破壊するとその機能を完全に停止させることに成功。無事今回のクエストをクリアしていた。

最後にはGONZALEZ氏から「本作は壮大なスケールのRPGで、我々は無限の可能性を秘めていると思っています。日本の皆さんにも興味を持っていただけて大変嬉しい。ありがとう!」と日本のファンに向けたメッセージが送られ、ステージは締めくくられた。

「Horizon Zero Dawn」は、2017年3月2日にPS4専用ソフトとして発売予定。今回のステージで明らかになった、RPGらしい要素や戦闘の自由度の高さに、ますますファンからの期待が高まったであろうことは間違いない。

※メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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