コーエーテクモゲームスは本日9月18日、千葉・幕張メッセにて開催の「東京ゲームショウ2016」において、「ガスト美少女祭り」ステージを実施した。
コーエーテクモゲームス ガストブランドが新作タイトルとしてリリース予定の「フィリスのアトリエ ~不思議な旅の錬金術士~(以下、フィリスのアトリエ)」、「よるのないくに2 ~新月の花嫁~(以下、よるのないくに2)」、「BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣(以下、BLUE REFLECTION)」の3タイトル。これらのタイトルを盛り上げるべく実施されている企画が「ガスト美少女祭り」だ。
ステージでは、これらのうち「フィリスのアトリエ」「よるのないくに2」に関する情報を各プロデューサーが紹介。さらに、各タイトルで主人公を演じるキャストも出演し、トークを繰り広げていった。
「フィリスのアトリエ」オープニングムービーが初公開!
「ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~」に続く、不思議シリーズの第2弾となる2016年11月2日発売予定のPS4/PS Vita用ソフト「フィリスのアトリエ」のパートでは、プロデューサーの岡村佳人氏、そしてフィリス役の本渡楓さんが登壇した。
本作の主人公フィリスは、これまで町を出たこともない、外の世界に憧れを持つ女の子。ある時、前作の主人公である錬金術士・ソフィーと出会って錬金術を学び、姉のリアーネと共に外の世界に飛び出すことになる。
本作における最大の特徴といえるのが、過去のシリーズと比較しても最大級ともいえるフィールド。従来のシリーズでは故郷が拠点となってその周囲を冒険する箱庭のようなイメージだったが、今作では合計8つの街と、多彩なフィールドを旅していくこととなる。
また、同じく本作を構成する要素である戦闘と調合については、前作で好評だった要素を踏襲しつつ、シリーズのファンが遊びやすいような仕上がりになっているとのこと。
フィリスを演じることになった本渡さんは、デザインを見たときには可愛らしい少女のイメージが強いというアトリエシリーズの主人公像に対して、もう少し大人びた印象を持ったそう。しかし実際に演じてみると実年齢よりも幼く感じるくらいに無邪気な女の子だったと、収録してみての印象の変化に触れる。その上で、長い旅の中でいろいろな人に出会い成長していくのだが、岡村氏によると、今作では全部で12のエンディングを用意しているという情報もあった。
本作では旅をテーマとしているが、本渡さん自身、最近になっておばあさんと弟さんと3人で北海道に旅行に行ったのだとか。そこでのんびりと風景などを眺めつつ過ごす中で、改めてそういったものが好きだと感じたそう。また旅に関連する要素として、ゆーげんさんが全て描きおろしたという衣装バリエーションの数にも注目。今作ではロケーションに合わせた衣装が用意されていて、衣装固有の効果もあるため、衣装を着替える楽しさが味わえるのだ。
本渡さんは、写真右端にいる、雪のフィールドなどで映えそうなもこもこした衣装が好きだとコメント。ちなみに、後ろを向くと見えるリュックについても、衣装ごとのバリエーションがあるようなのでそちらも期待しておこう。
そして今回、発売延期となったことをお詫びしつつも、会場にて初お披露目となるオープニングムービーが公開された。こちらは前作と同様にアニメーションを用いたものとなっており、前作の好評を受けてより力を入れて作ってもらったという。そしてオープニングテーマ「flora」を歌う南壽あさ子さんの曲も旅をイメージしたもので映像にマッチしていた。
本渡さんは、このままアニメとして放送されてもいいほどと驚きの様子。曲と合わせて思わず涙ぐみそうになると感情移入できるものになっているようで、お芝居も絵に負けないように頑張ったと収録を振り返っていた。
コーナー最後の挨拶で岡村氏は、初めてプロデューサーという立場で取り組む本作について、全身全霊で臨んでいるとアピール。また、前作「ソフィーのアトリエ」にて、16日から「フィリスのアトリエ」へと続く後日談が無料DLCとして配信していることを紹介していた。
「よるのないくに2」のキャストが発表!アルーシェ役の千本木彩花さんがゲストに登場
ガストブランドが2015年に発表した「よるのないくに」の正統続編である、2016年12月22日発売予定のPS4/PS Vita用ソフト「よるのないくに2」。こちらのパートではプロデューサーの菊地啓介氏より、ゲーム内容が紹介された。
本作ではコンセプトに「美少女と、美少女と、美少女が惹かれあうRPG」を掲げている通り、3人の美少女が惹かれ合う中で、重厚な世界観が描かれていく。今作より新たにリリィという美少女たちが登場、彼女たちと出会い、仲間として育てていくこととなる。リリィはヒロインや敵として登場するキャラクターなどさまざまで、それらは前作に引き続き、四々九氏が描いている。
また本作ではより重厚でダークなストーリーを表現するために、シナリオに柴田誠氏(零・影牢シリーズ)、シナリオ監修にProduction I.G 藤咲淳一氏(攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX、BLOOD+)を起用していることも紹介した。
そしてここで本作のティザー映像が上映されると、その最後にボイスキャストとして、主人公のアルーシェを千本木彩花さん、リリアーナを茅野愛衣さん、ルーエンハイドを小松未可子さんが担当することが明らかになった。その中から今回は、千本木さんがシークレットゲストとして登壇した。
アルーシェは巫女であるリリアーナを護衛中に妖魔に襲われて死亡、その後に半妖として生き返った教皇庁の騎士。真っ直ぐな女の子であり、その役柄に声のイメージがマッチしていたことから、千本木さんにお願いしたという。
一方の千本木さんは、アルーシェを最初に見た時はその衣装の露出具合にびっくりしたそう。そして今回、初めてゲームの主人公を務めることについては緊張感を持ちつつ、頑張らないとという気持ちになったと話していた。
菊池氏からは重ねて、二面性のあるお芝居ができるという点でも千本木さんを評価。美少女同士が惹かれ合い、一緒に物事を乗り越えてお互いを好きになっていくという関係性においても、助けたい相手のことを思って演じたと振り返っていた。
前作の大きな特徴だった従魔(セルヴァン)については、今作でも引き続き登場。それぞれ形態が変わったり、ギミックとして機能したり、アルーシェのアクションに影響したりと特徴を持っているという。
今回紹介した情報以外にも、多くの美少女キャラクターとその役を演じるキャスト、セルヴァンが登場するという本作。今後も動画などを公開していく予定だということなので、引き続き注目してほしいとコメントしていた。