東京ゲームショウ2016のディースリー・パブリッシャーブースでPS Vita用タイトル「アイドルデスゲームTV」をプレイしてきたため、プレイインプレッションをお送りします。
人気アイドルグループProject47のセンターを決める年に一度のビッグイベントが開催されるという、どこかで聞いたことがあるシチュエーションのため、ふと気になっていたこのゲーム。イベントの名称は「DREAM OF DREAM」と、これまた「ドリームクラブ」が頭にちらつき、ディースリー・パブリッシャーさん、何を企んでいるのでしょうか?と思ってしまいます。
ゲームのジャンルは「センター争奪デスゲームアクションADV」という、長くてわかりやすそうで、実際のところどんな感じになるのかよくわからないけど、心のどこかにジンワリと闇が蓄積されそうなゲームなのは伝わってきました。
ゲームを始めてみると、オープニングで次々と登場人物が紹介されていきます。
普通のアイドルゲームであれば、キラキラとしたビジュアルと可愛い表情で表現されそうな画面なのですが、どこかおかしい。
アイドルと言えばピンク。しかし、ピンクはピンクでもどこかにドス黒さを感じ、不気味な雰囲気を作り出しています。
この人影みたいのは何なんだろう? 何かが忍び寄っているのだろうか?
これから彼女たちはどうなっていってしまうのだろうか?
見ている内にドロドロとした気持ちになっていくのはなんでだろう?
彼女たちが不気味な表情に変わるのは、これから起こる何かを表現しているのだろうか?
写真を撮るタイミングによって、可愛く写っていたり、不気味に写ったりしていますけど、基本的にすべてのキャラクターが同様の表現で紹介されています。
どうやらProject47は全国に200人以上所属する巨大なアイドルグループのようですが、今回トップ争いをするのはどうやらこの7人のようですね。まだ何をやるかはわかりませんが。
毎年このようなイベントが行われている、という設定なのかどうかはわかりませんが、トップ争いをする7人は予想していたイベントとは違うイベントになっていて困惑しているようですね。そしてこのイベントを仕切るドリパクの登場。
ディースリー・パブリッシャーのブースに、ときには置物のように飾られ、ときには動き出してアイドルと一緒に動き回っていたアイツですね。
これから行われるイベントについて、ドリパクが淡々と説明を続けます。
争うのはわかりますけど、醜い争いとは何でしょう? 表面的にはかわいそうという気持ちが浮かぶものの、心のどこかには面白そうという気持ちが見え隠れしてきました。もしかして、ボクはこのゲームに適しているのでしょうか?
どうやら1つ目のチャレンジが始まるようですね。いくつかの部屋を探索して隠されているコインやシークレットメモを探していき、ライバルのアイドルに遭遇したら会話やコインのやり取りをしていき、バクロワイヤルでライバルにスキャンダルを叩きつけて、ライバルのテンションをどん底に叩き落すと勝ちになるようですね。
マップは3Dですけど、カメラ操作ができないため、部屋の奥側だけが見えて手前が見えにくい構造。前後左右にある扉から隣の部屋に移動ができ、画面奥側にある本棚を調べると何かが隠されているような作り。
ライバルに会ったら話し掛けるとバクロワイヤルを開始。十字上に配置された選択肢や、左右に配置された選択肢を選んで、会話を続けていくようですね。
……と、ここまでプレイしたところで、制限時間になってしまいました。今回のプレイアブル出展は1回15分のプレイ時間に制限されていたため、極力急いでプレイを進めてみたのですが、どうしてもここから先に進めませんでした。
でも、これだけのプレイでも、なんとなくドロドロとしたやり取りが発生しそうな予感がします。プロモーションムービーを見ていると、色々な殺され方をしている姿があったので……殺され方?? まぁ、デスゲームですから、そうなりますよね。脱落したアイドルは死の罰ゲーム「デスライブ」で処刑されるので、そりゃドロドロになりますよね、きっと。
そもそもキャラクターを選択した記憶がないので、プレイヤー自身がどの視点でストーリーに関与していくかによって、死に対する考え方も見え方も変わってくるような……。
絶対悪い事が起こるはずなのに、それでも次の展開が気になってしまいますが、ひとまず、発売日までは彼女たちは無事なのでご安心ください。