2016年10月8日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「モンスターハンター ストーリーズ」のメディア対抗戦が、本日9月27日にカプコン東京支社にて開催された。戦いの模様とともに、通信対戦の簡単なインプレッションもお届けする。
シリーズ初のRPG作品「モンスターハンター ストーリーズ」(以下、MHST)では、3すくみの関係性をもつバトルが特徴の一つ。通信対戦でプレイヤー同士のバトルも楽しむことができ、公式大会の開催も決定している。
この通信対戦には、LVをそろえて公平にバトルできる「フラット」、ほとんど制限のない「ガチンコ」、一本先取で勝敗が決る「一本勝負」などのルールが存在する。今回開催されたメディア対抗戦では、2本先取制を採用。あらかじめ用意されたパーティから好きなものを選び、8つのメディアでトーナメント戦を行った。
ルールとトーナメント表は下の画像のとおり。参加者は、あらかじめ用意された対戦用パーティーとバトルポーチ(バトルに持ち込めるアイテムセット)から好きなものを選択する。
ライダーが装備する武器・防具は自由に選ぶことができるが、これらの中には「毒無効」などのスキルを持つものがあり、バトルポーチの選択と同じくバトルに大きな影響を与える。勝負はここから始まっているのだ。
また、モンスターにもそれぞれ特徴がある。例えばグラビモスは防御に優れ、ドスファンゴはティガレックスと同等の攻撃力を持つほど攻撃に特化している、といった具合だ。筆者はこの中からベリオロス、イャンクック、ディアブロスの組み合わせを選択した。
本作のバトルはターン制バトルシステムを採用しており、基本攻撃はパワー、スピード、テクニックの3つから選ぶ。それぞれ3すくみの関係性になっており、相手の得意な攻撃などをうまく読みながら繰り出すしていく。
実はこの3すくみ、相手に仕掛ける罠(シビレ罠、落とし穴、マスイ罠)にも設定されており、何をどのタイミングで設置するかも重要だ。うまく罠にはめれば、相手のモンスターは2ターンの間、攻撃することも入れ替えることもできない。今回の大会でも、この罠の成否が戦況を大きく左右していた。
※ちなみに過去シリーズ同様、古龍に罠は効かない。
バトルを制するためには、罠に限らずその他のアイテムもうまく扱う必要がある。オトモンが罠にはまっても、硬化薬で防御力を上げれば粘ることもできるし、強力な全体攻撃スキルを使う前に鬼人薬で攻撃力を上げてもいいだろう。
また、オトモンにアイテムを使ってあげると、スキルを使ったり「ライドオン」したりするために必要な絆ゲージが溜まる。一発逆転の可能性を秘めた「絆技」を使うために、アイテムを駆使してゲージを溜めながらライドオンを狙いたいところだ。
筆者は1回戦のファミ通戦で、イャンクックにライドオンして絆技を繰り出すことに成功。これが功を奏して勝利を飾る。しかし迎えた準決勝では、ノートを持ち込むほどの気迫を見せるVジャンプに押し切られてしまい、あえなく敗退。そのVジャンプが決勝戦も制し、見事優勝を手にした。あのノートには相性などが書いてあったのだろうか、気になる……。
オトモンにどんな命令を下すのか。絆ゲージで技やスキルを使うのか、ライドオンするために溜めるのか。ライドオンしたらすぐに絆技を出すのか、温存するのか。プレイしてみると、思っていた以上に戦略性の深いバトルが楽しめた。
それでいて、自分のオトモンがどちらを攻撃するのか(指示を出してスキルを使わせない限り、指定することはできない)、行動順を決める素早さが高いのは誰かなど、不確定要素が絶妙に混ざり合い、運がモノを言うシーンも。これらがまた、対戦にスパイスを加えている。
今回はプリセットされたパーティーから選んだが、タマゴの採取や「伝承の儀」などで、かなりやり込んでオトモンを育てることもできそうだ。現在は体験版も配信中なので、ぜひこの奥深い戦略バトルを発売前に楽しんでみてほしい。
「モンスターハンター ストーリーズ」最新情報を紹介!
Web特番の公開生放送が実施!
発売日の10月8日にWeb特番の公開生放送が配信決定。こちらは9月30日まで観覧者を募集しており、来場者にはゲーム内コンテンツの先行配信も行われる。
「TSUTAYAでDS」とのコラボが実施決定
10月8日から「TSUTAYAでDS」とのコラボが実施されることに。「TSUTAYAでDS」受信エリアでニンテンドー3DSからキャンペーンサイトにアクセスすれば、「Tアイテムパック」「ライダーカード背景」がもらえる。獲得経験値がアップする「特訓のオフダ」はゲーム序盤から役立ちそうだ。
また、「TSUTAYAでDS」でのみ楽しめるミニゲームも配信スタート。TSUTAYAに足を運んだら、こちらもプレイしてみよう。