「こういう時だからこそ、初心者やるべし!」な想いで執筆したのがこの、アークシステムワークスが10月6日に発売するPS4/PS3版「ブレイブルー セントラルフィクション」の発売記念特集記事。家庭用版の気になるところから新要素までをも一挙に紹介していきます!
アークシステムワークスが送り続けてきた2D対戦格闘ゲームシリーズの集大成「ブレイブルー セントラルフィクション」が、いよいよ来週10月6日に発売されることとなった。
長きに渡った主人公ラグナ=ザ=ブラッドエッジの物語も今回で終わり……。それに伴い、毎度おなじみのストーリーモードも盛り盛り、かつ新キャラクター&新システムも賑々しいことになっている。
そうなると当然「ブレイブルーを今からはじめるのって、敷居高いよね……?」とか、「前作からコンボとか変わってそうだし、ちょっと……」とか、弱気になってしまう人が中にはいるかもしれない。
というわけで今回は、そんな人たちに「初心者でもぜんぜん大丈夫!」のエールを送るべく、発売記念特集と題して本作の魅力を伝えていこうと思い立った。あと一歩の後押し、どうぞ見てらっしゃい。
まずは「ブレイブルー」シリーズのおさらい
「ブレイブルー」シリーズは、シリーズ第1作目となる「ブレイブルー カラミティトリガー(BBCT)」を皮切りに、2作目「ブレイブルー コンティニュアムシフト(BBCS)」から、3作目「ブレイブルー クロノファンタズマ(BBCP)」へと繋がり、今回の4作目「ブレイブルー セントラルフィクション(BBCF)」で物語の完結を見せる。
合間には、バージョンアップの節目となった「コンティニュアムシフトII」「コンティニュアムシフト エクステンド」「クロノファンタズマ エクステンド」を挟んでいたり、小説に漫画にアニメに舞台にスピンオフアプリにと、さまざまな媒体をまたいで展開されてきたのも特徴の一つで、まさに総合エンターテインメントコンテンツとして成長してきた。
また、家庭用版では例により、“単なる対戦格闘だけで終わらないゲームボリューム”が付加されている。格闘ゲームをやり込みたい人はもとより、濃密なストーリーモードも楽しめる本シリーズは、極論でいえば「格闘ゲームは苦手だけど、アドベンチャーゲームには興味がある」という人でも、フルプライス分の満足が味わえる仕上がりなのだ。
【本当の格ゲー初心者必見!】これから始める格闘ゲーム
ゲーム紹介に移る前に、まずは前提として「本当の本当に格闘ゲームをやったことがない」という人に向けた、初心者の心構えを記しておく。格ゲーというのは外部から見ているとやたらと敷居が高く見えるジャンルかもしれないが、誰でも事のはじまりは「なんとなくやってみた」「友達に誘われた」「暇だった」などなど、軽々とした一歩からはじまっているのだ。
ゲーム購入前に不安を覚えている人はそれこそ「ゲーセンで1プレイ」、これで済む。気軽な1プレイの体験は大切だ。環境や時間帯によっては落ち着いて遊べないかもしれないが、それでも今日の格ゲー勢には“初心者に問答無用で乱入する人”など、いそうでいない。ゲームセンターに足を運ぶこと自体が難しいのなら、そこの克服からはじめなきゃだけど……ガンバって!
また、格ゲーをやりたくない理由に「操作が難しそう」「勝ち負けがハッキリつく」を挙げる人もいるだろう。実にナンセンスっ。確かに、格闘ゲームは人との対戦を通さねば楽しみ方を追求しづらいものの、それは大抵最初から“対戦を遊び尽くしてやる!”という無意味な強欲を抱えていることが原因である。まあ、操作面の難しさについてはフォローできないのだけれど……。
格ゲーは昨今流行している多人数戦とは違い、敗因を自分一人で背負わなくてはならない。なので、対戦にプレッシャーを感じるのは当然のことだ。しかし、その勝った負けたは常に重圧になるわけではない。そこから生まれるリベンジ魂やコミュニケーションの輪など、先に待っている体験こそが格ゲーのリアリティである。「Wikiを読み込んで、いざ挑戦!」なんて肩肘を張らずに、頭からっぽで遊んでみるのがよいよい。
なお、格ゲー面にちょっと踏み込んだ“「ブレイブルー」はどのような格闘ゲームなのか?”という説明は、前作「ブレイブルー クロノファンタズマ エクステンド」の発売前特集その2で詳しく紹介しているので今回は割愛していく。脱初心者のための実践的な考え方を身に付けたいという人は、あわせて参考にしてほしい。
ラグナ=ザ=ブラッドエッジ、最後の物語
家庭用版BBCFには、AC版と同様のアーケードモードに加え、アドベンチャー形式で物語を読み進める「ストーリーモード」が収録されている。後者は重厚なシナリオはもちろん、分岐や進行によってサブシナリオやギャグシナリオも楽しめるため、多面的に物語を読み解いたり、息抜きできるのも特徴の一つだ。そしてなんといっても、非常に多い&長い!
今回の物語のあらすじは“「黒き獣の力」を暴走させ、ジン・ノエルに手傷を負わせた後、こつ然と姿を消した「ラグナ」。登場人物たちは世界を滅日へと導く「冥王・イザナミ」を倒すキーマン「ラグナ」の行方を捜していたはずが、「イザナミ」の策略により魅入られるように「蒼」を求め、衝突しあう事になる。”というもの。
ちなみに、あらすじですらチンプンカンプンという人もご安心を。ストーリーモードの序盤では、前作までの出来事を簡単に振り返られる分岐が用意されているので、しっかりとチェックしてから本筋に臨むといいだろう。まあ、個人的にはBBCTからズラズラーっと遊び尽くしたり、小説で文字資料ならではの深みに迫っていくのをオススメしたいのだけれど。
新キャラクター「Es」「マイ」とは
昨年よりアーケードにて稼働しているAC版BBCFには、前作BBCPEXのプレイアブルキャラクターに加えて、「ヒビキ=コハク」「ナオト=クロガネ」「ナイン=ザ=ファントム」「冥王・イザナミ」の計4名が追加されている。
そして今回発売される家庭用版BBCFには、さらなる新規参戦キャラクターとして、見目麗しい女性キャラクター「Es(エス)」と「マイ=ナツメ」が追加される(※両キャラクターともにDLC配信。Esは早期購入特典としても入手可)。というわけで、ここでは両名の特徴を簡単に紹介しておこう。
「Es」とは?
「Es」は、BBシリーズと世界観を同じくするもうひとつの蒼の物語、「XBLAZE」シリーズに登場するヒロインの1人で、とある事情からブレイブルーの世界に干渉することとなる。ナオトと同様、異世界(他作品)からの登場キャラクターである。つまり、ここにきて“さまざまに派生していた蒼の世界が、ブレイブルーの元に集結”したのだ。
Esはスタンダードなバトル性能を有しており、挙動もスピーディで扱いやすく、かつスタイリッシュに戦うことができる。必殺技にも飛び道具、突進技、無敵技が揃っており、初心者が格闘ゲームのいろはを覚えるのにうってつけ。「できれば可愛い女性キャラクターがいい」「小っちゃくて、大きい剣(武器名「契晶封刃ムラクモ」)を持っているキャラ、好き」という人はぜひとも。
特筆できるポイントは、空中ダッシュの挙動が“山なり軌道”になっていること。格ゲー初心者にはこれがどのような意味を持っているのかが分かりづらいかもしれないが、BBシリーズのプレイアブルキャラクターたちの空中ダッシュは、基本的に“直線軌道”である。なので、珍しい特性を持ってるがゆえの攻め方ができると思っておこう。
さらに、一癖ある要素がドライブ能力「クレストアーツ」だ。これはドライブボタンで固有モーションの剣攻撃を行い、剣の軌跡が時間差で紋章となって、攻撃判定を持つというもの。いずれも単発攻撃でこれ単体でのコンボは行えないが、通常攻撃からのコンボをはじめ、相手のガードを固める力、起き攻めの安定感が非常に強烈なので、ぜひとも立ち回りで詰めていきたい。
一方で、コンボ自体は簡単な動きでもまとまったダメージが取りやすいが、ダメージと立ち回りを強化するには、「Type:Enchanter「ボールス」(各種必殺技を強化する必殺技)」の使い方がカギとなる。これにより、攻防のあらゆる場面で結果が変化していくので、慣れたころに覚えていくといいだろう。なお、基礎コンボについてはチャレンジモードをプレイすれば当面は安心だ。
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| 件のType:Assaulter「エレック」の失敗モーションの一部。個人的にしりもち前のここが好き。 | |
「マイ=ナツメ」とは?
「マイ」は、スピンオフコミック「ブレイブルー リミックスハート」に登場する主人公兼ヒロイン。とある魔道書の暴走事故により、身体が女性へと変質してしまった(元)彼は、ノエル、ツバキ、マコトらとともに士官学校でドタバタな毎日を繰り広げ、なんやかんやありつつ前向きに生きている。続編「ブレイブルー ヴァリアブルハート」も連載中です。
そんなマイの武器は、発掘兵装「朱弾(ガリアスフィラ)=アウトシール」。槍の長いリーチを生かした攻撃判定はもとより、専用コンビネーション技「ヴァリアブルアーツ」も特徴的である。これは既存のリボルバーアクション(A→B→Cなど)とは異なり、空振り時も派生可能+2発目以降が専用モーションに変化、という珍しい特性を備えている。
概念的にはノエルのドライブ技「チェーンリボルバー」にも近しく、牽制で攻撃を振りまいたり、ガードさせてから中下段の選択肢に持っていったり、わざと空振りを見せて相手の行動を釣ったり、もちろんコンボ用途としても有用である。また、ドライブ技の「朱弾=アウトシール」を投げつける技にも注目だ。
この飛び道具はユニークな代物で、一度槍を投げた後、再度ドライブボタンを追加入力すると、槍が相手キャラクターの方向へと自動追尾して飛んでいく。直線的な飛び道具の使いやすさを持ちつつ、攻撃を当てやすいサーチ能力も付加されているわけだ。ヒット時もハザマの「残影牙」のような特殊な回転やられが発生するので、技を振る際は追撃込みで考えたい。
BBCFからの新バトルシステム
AC版BBCFからは新たな共通バトルシステムとして、「エクシードアクセル」と「アクティブフロウ」が追加されている。エクシードアクセルはオーバードライブ中にのみ発動可能な必殺技で、使用時は各キャラ固有の攻撃モーションが繰り出され、ヒットするとカッコいい演出+大ダメージというもの。さまざまな場面で(キャンセル)オーバードライブ→エクシードアクセルが確定するので、序盤から終盤までコンボダメージの底上げにも使える。
もう一つのアクティブフロウは「攻撃をヒットさせる」「相手に向かって前進する」など、バトル中に攻撃的/積極的な行動をとり続けると発動するもので、既存のネガティブペナルティとは対になるシステムだ。アクティブフロウの発動時には、十数秒間にわたって攻撃力上昇+オーバードライブゲージの回復力上昇という恩恵を受けることができる。
どちらにも言えることは“攻めの爽快感”を意識したシステムであり、特にアクティブフロウに関しては、システム上で明確な優勢を取れることが大きい。逃げや守りのプレイングを許さないとまではいかないが、元から攻めて崩してが強いゲームなので、「何するか思いつかない=後ろ歩き/ガード」をしがちな人は、今後は「前だ、前だ、突っ込め!」を意識しておくといいだろう。
家庭用版における仕様変更点(一部)
クラッシュトリガー
- タメ版の性能に変化した際、青い残像が出現するように変更。
- 通常技の出始めをキャンセルして使用した際、再度出始めをキャンセルできるように変更。
※ボタンずらし押しでクラッシュトリガーを使用した場合でも出始めをキャンセルできるようになりました。エクシードアクセル
- 通常技をキャンセルして使用したエクシードアクセルの攻撃発生を早くしました。
※攻撃発生以外の性能に変更はありません。【旧】
OD直後→発生10F
上記以外→発生20F【新】
OD直後→発生10F
キャンセル時→発生10F
上記以外→発生20F
1人プレイのための極み「グリムオブアビスモード」
家庭用版BBCFには、AC版で遊べる1人用モード「スコアアタックモード」「スピードスターモード」に加え、毎度おなじみのやり込みモード「アビスモード」がさらにパワーアップし、「グリムオブアビスモード」として搭載されている。
本モードはCOM戦を勝ち抜いていくサバイバルモードでいて、その概要は“キャラクターを強化し、ダンジョンに挑み、対戦格闘で敵と戦い、クリアを目指す”というもの。途中で負けると報酬が水の泡(全部ではないが)になってしまうハラハラ感もさることながら、RPG的な強化システムのおかげで、ハック&スラッシュ的な数字のアレやコレを楽しめる。
さらに今回はシステムが一新され、新要素「魔道工房」が導入された。従来の成長システムは引き継がず、「キャラクターにはレベルが存在(戦うとLV UP)」「魔道書というアイテムを核に、ステータスを割り振り、スキルを付け替える」と、プレイ感覚も異なっている。が、よりダンジョンRPGなフレーバーが引き立っていて、正直なところシリーズ最高峰の出来だ。
ちなみにこれまでは「キャラクターのスピードを成長させると、通常プレイとはまったく異なる動き方になってしまう」という、通常の対戦環境にはまったく生かせない部分も存在していたが、今回はステータス面も一新されており、スピード要素は削除。これによってプレイのアクセントが異なるトレーニングモードとしての価値も光る。
遊んだ感覚としては、若干「DEPTH(※ダンジョンの深度)」の進行が遅くなったようにも感じるが、全体的に遊びやすさが向上している。これまでのユーザーフィードバックが加味された結果か、クリエイター陣の突如の閃きのおかげか、個人的にはやはりシリーズ最高峰の出来と言いたい。
ネットワーク環境がさらにパワーアップ!
毎度、新機軸のマルチプレイ体験を提供することでお馴染みの「ネットワークモード」。今回はアークシステムワークスが近年推している“ゲームセンターで友達と集まってワイワイ対戦するような雰囲気”のコンセプトを継続した作りとなっている。
プレイヤーマッチでは「対戦」「観戦」「全員乱戦」「リプレイ鑑賞」などが利用できるほか、オンラインロビーに設置された販売機から入手した「家具」を集め、「マイルーム」をリフォームすることが可能。“ブレイブルーの森”的なこともできてしまうわけだ。
なお、初心者についてはプレイヤーマッチでの部屋設定のほか、ちびキャラを操作して遊ぶネットワークロビー内に「初心者専用ロビー」が用意されているので、最初のうちは初心者同士で遊んでみるといいだろう。また、現実のゲーセンよろしく、強い人と当たってみて、自分との違いを探ってみるのも悪くない。ただし、お金がかからないからと軽い気持ちになるだろうが、真剣みも半減させてしまうと得られるものが少ないので、心持ちだけは注意を。
ちなみに「今回はエクステンドが発売されない(※今後掲載予定のインタビューにて詳しく紹介)」ことから、プレイヤーも分散せず、末永く遊ぶことができる模様。おそらくこれが最も大きな利点である。思いのままにオンライン対戦&コミュニケーションを楽しもう。
僕はいつでも蛇翼崩天刃
BBCTの稼働開始から約8年、人によっては中学生が大学生に、新入社員がベテラン上司にと、長い時間の流れがあったかもしれない。それは当然、年数を重ねてプレイしてきた上級者の存在にも繋がっている。長く続いてきたシリーズだからこそ、今から始めるのを恐れる人はいるだろう。筆者だって知らない長大なシリーズ作品に手を出すのは、結構勇気がいる。
ここで「そんなもの関係なく遊べるよ!」と簡単に言えればよいのだが、そんな軽い言葉では各々が納得できないのは明らかだ。というわけでここにきて“初心者でもぜんぜん大丈夫!”にまつわるクリティカルなお話を一つしておこう。それはズバリ、「ブレイブルーはタイトル毎にコンボ・性能が一新されていてプレイ感覚が全然違う!」ということだ。
なにが言いたいのかというと、これにより「BBCPでは上級者でも、BBCFでは初級者」ということが起こる。もちろん、シリーズ作品をプレイしていたり、そもそもAC版をプレイしている人とは基礎力が違うのは明白だが、それでも入る時期としてはピカイチ。これほどまでに参入しやすい時期というのはほかにはない。そもそも上から下までズラッとユーザー層が存在しているゲームなので、“強い人と戦うこと前提”でいることが間違いなのだが。
それに、昨今の格ゲー業界ではe-Sportsシーンの活性化もあって、格ゲーに対する新たな関わり方も生まれてきた。上を目指すための対戦、友達同士でのコミュニケーションツール、試合観戦で盛り上がれる環境と、これまでは個別の格ゲーコミュニティでのみ存在していた風潮が、動画コンテンツの発展やそれこそe-Sportsの概念をもって、外部のユーザーをも取り入れ、新たな文化として築かれている。ここで勝手に気負って楽しみ方を狭めていたら、もったいなくて仕方なし!
といった思いを吐いたところで、これにて発売記念特集もお開き。最後にオススメのコンテンツとして、家庭用版BBCFの公式サイトに掲載されている「格闘ゲームに慣れていなくても楽しめる! ブレイブルー 5つのポイント!」を紹介しておく。サイトでは初心者向けの要点の説明が簡単に行われているので、これまでのおさらいとして目を通しておくとよい。
そして、これこそが最後のダメ押しとなることだろう。つまり、「ブレイブルーやってみようかな」ってなるやつだ。
「格闘ゲームに慣れていなくても楽しめる! ブレイブルー 5つのポイント!」
http://www.blazblue.jp/cf/cs/points/
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